2025年10月4日土曜日

「根室港(花咲港区)屋根付き岸壁」供用式典が行われました

 2025年10月4日

根室港花咲港区の屋根付き岸壁の供用開始式典が港湾管理者である根室市と国交省北海道開発局釧路開発建設部の主催で市総合文化会館で開催され、国会議員ほか市や国、道の関係機関、漁業組合、建設事業者の方々等が参列されました

式辞で石垣市長は「漁業者が長年切望した施設。雨や雪にさらされることなく、安全で効率的に作業でき、魚の鮮度保持や品質の確保に大きく貢献する。漁業者自身の体を守り、安心して働ける環境を提供。根室港の競争力を高め、日本の食を支える基盤を一層強固に。国内外における水産物流通の高度化、輸出拡大にもつながる」とし、
この屋根付き岸壁の供用開始が「地域にとっての新たな出発点。漁業の振興、加工、流通、輸出拡大、さらには観光や地域ブランドづくりへと広がっていくことを願う」と述べました


事業開始:平成25年度(2013年度) 
 -5.5 m 岸壁と-6.0 m 岸壁に3棟の屋根施設と岸壁拡幅(約8m)を実施
設計:平成25年度~ 
岸壁改良:平成26年度~ 
屋根工事(3期に分割、各期2年) 
 第1棟:平成28~29年度 
 第2棟:令和3~4年度 
 第3棟:令和5~6年度 
総事業費:約41億円 

2025年10月3日金曜日

根室市児童デイサービスセンターの見学をしてきました

2025年10月3日

根室市児童デイサービスセンター「ひだまり」が旧小児科医院を改築、移設されから一カ月が経ちましたので、その後の様子を視察させていただきました

児童発達支援を担う施設で、現在は登録22名と今年度に入ってからも少し増え、現在は1日あたり平均2.4名程度の利用となっているそうです(利用定員10名/日)

旧施設と同様に療育を行う指導室が3室ある他、2階には機能訓練を目的として身体を動かせる広場、個室の遊びのスペースも2部屋確保されています
全ての部屋でエアコンが完備され、一階と二階にもトイレ、二階にはシャワー室もあります
明るくきれいな環境となり、利用者さんからの評判も良いそうです
旧施設の時からそうでしたが、児童発達支援事業所としては根室市のように単独施設が、しかもこれほど大きな建物を利用している事業所は他地域に比べても珍しいと聞きます

9月の供用開始から一ヶ月たち、当初は興奮気味だった利用者さん(子どもさん達)も徐々に新しい施設に慣れてきたとのこと
また今年度から「社会福祉法人 希望の家」(自立支援センターほのぼの)による委託清掃が毎日行われているそうです

根室市児童デイサービスセンターは今年度から指定管理していた法人が撤退し、市の直営化にもどりました
根室市は専門職を含め職員体制の確保、人材育成に苦慮している状況が続いていますが、
引き続き、利用者さんへのより良いケアが実践されていくことを願っています












市担当課の資料より引用:

根室市児童デイサービスセンターの供用開始について
 平成16年度オープン以来、長きにわたり花園町で親しまれてきた当施設の老朽化に伴い、川上小児科医院、川上恒紀医師より、根室市民の福祉向上を図るためご寄付をいただいた旧川上小児科医院建物を改修し、令和7年9月1日(月)より供用を開始します。

供用開始 令和7年9月1日(月)午前9時
場  所 根室市あさひ町2丁目6番地(旧川上小児科医院跡地)
施設概要 根室市児童デイサービスセンター(児童福祉施設)
     鉄筋コンクリート造 2階建て
     敷地面積 832.4㎡
     延床面積 705.2㎡
       1F 409㎡
       2F 296.2㎡
     バリアフリー構造
     全室、エアコン完備
建設費用 227,638千円
工  期 令和6年6月26日~令和7年6月25日
竣  工 令和7年6月25日
その他  利用対象者 根室市において通所支援受給者証の交付を受けた未就学児童
     利用定員 10名/日
     職員体制 館長、管理主査、言語聴覚士、療育相談員3名

2025年10月2日木曜日

2025年 根室市議会10月定例月議会 日程・一般質問の項目

2025年10月2日
 
改選後はじめて定例月議会が10月9日(木)~29日(水)に開催されます。
今回は9人が一般質問を行います。
また、2024年度の決算審査特別委員会もあわせて開催されます。

【 日 程 】
10月09日(木) 10時~ 本会議 
 一般質問(5名)
  日本共産党から5番目に橋本竜一が質問を予定
 阿部議員 →吉田議員 →須﨑議員 →佐野議員 →橋本竜一

10月10日(金) 10時~ 本会議 
  日本共産党から1番目(全体の6番目)に鈴木議員が質問を予定
 一般質問(4名)・議案説明など
 鈴木議員 →本田議員 →久保田議員 →永洞議員

10月14日(火)
 10時~ 総務経済常任委員会(橋本竜一)
 ※文教厚生常任委員会は今回は審議議案なし

10月15日(水) 
 10時~ 予算審査特別委員会
 17時~ 本会議(採決・人事案件など)

10月23日(木) 10時~
 一般会計(議会費・総務費・消防費)
 各事業特別会計(港湾整備・流通加工・水道・農業用水・下水道)
10月24日(金) 10時~
 一般会計(民生費・衛生費・土木費)
 各事業・特別会計(市立根室病院)
10月27日(月) 10時~
 一般会計(労働費・農林水産業費・商工費)
 各事業・特別会計(交通共済・国民健康保険・介護保険・後期高齢者)、採決
10月28日(火) 10時~
 一般会計(教育費・公債費~予備費・歳入)、採決
10月29日(水) 17時~ 本会議
 採決、意見書案の審議など

【 通告した一般質問の項目 】
10月9日(木) 5番目 橋本 竜一
1.開かれた市政運営と市民協働について
(1) 市民との直接対話の機会を増やしていくことについて
(2) 市民意識調査について
2.根室市内における再生可能エネルギー発電施設について
(1) 風力発電施設および太陽光発電施設建設に関する指導要領について
(2) 条例制定について
3.医療・介護・福祉に関する諸課題について
(1) 訪問入浴サービスの再開に向けた現状と課題について
(2) 児童デイサービスセンターの体制等について
(3) 市立根室病院の地域包括ケア病床の廃止について

10月10日(金) 6番目 鈴木 一彦(この日の1番目に登壇)
1.「北方領土」問題について
(1) 「北方墓参」について
2.物価高騰対策について
3.教育問題について
(1) 学校給食調理施設整備について


2025年9月27日-28日 大勢の市民や道内外の観光客で賑わったサンマ祭り

2025年10月1日水曜日

根室商工会議所青年部「創陽クラブ」と根室市議会議員との意見交換会が行われました

2025年10月1日

根室商工会議所青年部「創陽クラブ」さんと根室市議会議員との意見交換会が商工会館で行われました
創陽クラブから山下会長はじめ役員さん10名、根室市議会からは改選後の遠藤議長はじめ11名の議員が参加し、それぞれの団体の活動概要について報告しあったのち、根室十景のあり方などの今後の観光振興やふるさと納税の動向など、根室市の課題について意見交換が行われました

2025年9月26日金曜日

2025年の市議選後 根室市議会の議長・副議長など新しい人事体制が決定しました

2025年9月26日

根室市議会ホームページの画像

「2025年 根室市議会定例会 9月開会議会」が開催されました
根室市議会は「ほぼ通年」議会のため、定例会は年1回で、会期は来年2026年8月31日までの340日間になります

今年は9月15日から、改選後の新たな任期がスタートする定例会となります
したがって議長・副議長、各常任委員会等が選任されました

今回の議長選挙は、
遠藤輝宣議員(創志クラブ:以前は任期途中の平成20年3月3日から平成21年9月まで議長に就任)と、
鈴木一彦議員(日本共産党根室市議会議員団)が立候補
それぞれ議長として取り組みたい内容について訴えを行い、
投票の結果、得票13票で遠藤輝宣議員が第21代議長に当選しました
また副議長選挙では、工藤勝代議員(前回は令和3年9月~令和7年9月まで副議長に就任)が議長推薦により全会一致で引き続き、第22代副議長に当選しました

なお監査委員は今後開催される10月定例月議会で選任される予定です

各常任委員会、議会運営委員会、特別委員会の体制は以下の通りです

2025年9月23日火曜日

「春国岱環境保全活動」に参加しました

 2025年9月23日

秋晴れで暖かな日差しとなった秋分の日
根室ワイズユースの会と環境省釧路自然環境事務所が主催する「春国岱環境保全活動」に参加しました
当日の活動には、一般参加の市民のほか、ワイズユースの会員、環境省の職員、環境保全活動をおこなうNPO法人EnVision(エンビジョン)のスタッフなど約40人が参加しました

たくさんのアッケシソウがきれいに咲いていました

根室ワイズユースの会等が環境省の職員の指導のもと、春国岱に生息する希少植物のウラギクをエゾシカの食害から保護するため、簡易な保護柵を設置する取り組みをはじめて3年ほどになるそうです
今年の7月にも、いま道が工事中の木道付近にウラギクの保護柵をいくつか設置しました
その後の状況や効果について環境省やエンビジョンさんの解説のもと、参加者みなさんで確認しました
柵の中のウラギクは約50㎝ほどに成長して小さな紫の花を咲かせていましたが、柵の外のウラギクは地面スレスレまでエゾシカに食べられている状況が確認されました




その後、参加者は外来種オニハマダイコンの駆除と先日の暴風雨で春国岱の海岸に打ち上げられたゴミ拾いをしました。


今年は春国岱風蓮湖がラムサール条約の湿地登録されてから20年目の節目となり、11月8日にはその記念事業も計画されているそうです
地域の豊かな自然環境を後世に伝えていきたい、という思いを新たにしました

2025年9月9日火曜日

運動公園付近に大規模な太陽光発電の建設計画

2025年9月9日

新聞など報道されているとおり、市総合運動公園の近くに大規模なメガソーラー発電所の計画が進んでいます
9月9日に2回目の住民説明会が市総合文化会館で開催され、参加した市民から次々と異論や疑問の声が出されました


事前にいただいていた根室市からの報告によると、この発電施設の概要は
 事業区域面積 178,639㎡
 発電出力 約24,000kW(パネル枚数 約37,800枚)

根室市内に急増しているメガソーラー発電所の中でも、おそらく最大規模の施設です
事業者の説明によると市総合運動公園のスケートリンク南側の高台(民有地・下図)に今年11月から約2年かけて建設工事を行う予定とされています

9日の説明会には約45名ほどの市民らが参加されていました
事業者側はこれまで関係法令や根室市の指導要綱にもとづいて専門家等と調査をすすめてきたと説明しました
しかし参加者からは鳥など動植物、景観への影響を心配する声、火災発生時の対応への不安、また運営する事業者の実態を訝しむ意見をはじめ次々と懸念を表明する意見が相次ぎました

事業者はこうした疑問の声に対して十分に回答し市民合意を得ていきたいと答えていますが、今後どのように市民合意を進めていくのか不透明と感じました

根室市はこうした大規模発電施設を規制する条例が無く、今年中に条例を作る作業をしているところです。

この会社だけでなく、これまで東京などの企業により次々と市内の各地に再生可能エネルギーの大型発電施設が建設されてきました
これらは一般的な企業誘致と異なり市民の生活向上や地域経済への効果が全く無い施設です
(固定資産税の収入や建設工事はありますが)

開発行為により景観と自然環境を破壊して、地元には火災や災害時の二次被害のリスクばかり残されます
また最悪倒産などした場合には廃棄された発電施設がそのまま現地に取り残されていく危険性もあります

引き続き、市民の皆さんや専門家などの意見も含め、私たちとしても対応を検討していきたいと思います

2025年9月8日月曜日

切実な国民要求の実現に向け 全力でがんばります

2025年9月7日に行われた根室市議会議員選挙は、定数16に対して新人3名の方を含む18名が立候補する激戦となりました
日本共産党根室市議団は鈴木一彦議員が412票で7期目、橋本竜一は804票で5期目の再選をさせていただきました

選挙期間中の皆さんのご支援とご協力に心より感謝申し上げます


この間、燃油や食料品など物価高による生活苦、病院や介護など受けたくても受けられない、後継者不足に苦しむ漁業や酪農の先行きへの心配、北方墓参に行けないなど悲鳴のような声が多く聞かれました
そうした困難に直面する市民生活に寄り添った市行政が今後も求められます

「海の激変と漁獲の低迷に国の責任ある対策強化を」「医療・介護・福祉サービスの担い手確保、体制充実を」など選挙戦で私たちが訴えてきた政策について新しい議会で論議を進めてまいります

同時にこれらの課題の多くは国や道の政治のあり方と密接に結びついています
消費税減税や社会保障充実、漁業・農業振興、領土問題の外交推進など切実な国民要求の実現に向け、一致する課題ではこれまでの立場の違いを超えて、市議会や市行政はじめ地域全体で力を合わせて国等を動かしていくために私達も全力を尽くします

今回の市議選は投票率50・80%と 前回(2021年)から4・65%も減少しました
市議選の投票率が過去最低を更新し続けていることは市民の厳しい評価と受け止めています

いまの根室市内の課題やその課題に向けてどのような論議が市議会でなされているのか等、市民皆さんへの分かりやすい説明をはじめ、市民の負託に応える市議会・議員活動のあり方を追求します

7月に行われた参議院選挙では政権与党が少数に追い込まれました。裏金問題など政治不信が続き、物価高に国民生活が苦境に追い込まれている一方で大企業の利益を優先する政治、アメリカから大量に武器を購入する大軍拡を推し進めてきたことに対する国民の怒りです
しかし排外主義、社会保障削減や憲法改悪を主張する野党勢力が大きく議席を増やしたことは重大な危機感を覚えています

石破首相が退陣を表明し、その後の新首相のもとで早期の解散・総選挙の可能性がありますが、私たちはくらしと平和、民主主義を守り発展させる「新しい国民的・民主的共同」を広げるため力を尽くします

今後とも市民皆さんの大きなご支援を心からお願い申し上げます

2025年8月5日火曜日

漁期の来遊量は昨年並みか~サンマなどの長期魚海況予報が示される

 2025年8月5日

一般社団法人漁業情報サービスセンター主催の水産業講演会「水産関係者との意見交換会」が市総合文化会館で開催されました。サンマやマイワシ、サバの海況・漁況予報や資源の見通し等について、市内水産関係者等に解説されました。

根室の経済を支えるサンマ漁。15年連続で日本一とのことで、昨年は6年ぶりに2万トンを超えました(2018年は4万3950トン)。

2024年の全国の水揚量は、約3・9万トンと2年続けて前年を上回りましたが最盛期2008年(34万3225トン)の11%程度で低い水準が続いています。

8月10日のサンマ棒受網漁の一斉解禁を前に、今年も詳細な海況や今後のサンマ漁況、マイワシ、マサバの状況について市内水産関係業者などに説明、意見交換会が行われたので聴講してきました。

「水産研究・教育機構 水産資源研究所」の冨士氏は「2025年度サンマ長期漁海況予報」について、6-7月に実施した調査結果では一区(上図の西側)の採取量が少なかった一方で、二区(上図の真ん中あたり)でまとまって採取されたことから、今年の漁期の来遊量は昨年並みの低水準となること。
漁期の前半は昨年を下回り、後半は上回ること。1歳魚の体重は昨年を上回っていること等の予測が説明されていました。

このほかマイワシの動向は増加傾向だった資源量が2022年以降は減少しており、2024年に急減した産卵量は2025年も低い状況であること。
また懸念されているマイワシの小型化について8年前に比べて平均体長が3・1㎝減少、平均体重は約半分に痩せていること等が報告されていました。
(エサ不足が主な原因と考えられています)

さらに近年は中国・ロシアによるマイワシの漁獲が急増しているそうで、今後の資源量の動向が注目されています。




2025年7月31日木曜日

根室市へ猛暑による熱中症対策など要望

2025年 7月31日

日本共産党根室市議団は根室市に「猛暑による熱中症対策等に関する要望書」を提出しました。

今夏は根室市内でも例年になく厳しい暑さが続きました。
7月下旬には30度を超える真夏日が5日間連続し、釧路・根室地方にも熱中症警戒アラートが発表。臨時休校も実施されました。
こうした中、熱中症の受診や救急搬送の件数が増加したそうです。

一昨年の酷い暑さから根室市は公共施設や保育所等でエアコン設置など進めてきました。
しかし冷涼な道東・根室市でも今後「猛暑」となる年が増えていくことが懸念されます。

7月30日のカムチャッカ半島の大地震の津波警報で多くの市民が地域会館、図書館や市役所等に避難しました。学校の屋内体育館での避難所でも冬期間の寒さ対策と夏の暑さ対策は双方で検討が必要です。

こうした内容を含め、市民の命と健康をまもるため、市と市教委にさらなる対策の推進を要請しました。

要請した内容は、
  1. 熱中症アラート等が発表される状況下では災害対応と同様に市職員、関係機関が連携し高齢者等への安否(健康)確認を推進すること。
  2. 国の「空調設備整備臨時特例交付金」等を活用し、学校体育館(避難所)への冷房設置を行うこと。
  3. 市営住宅へ網戸を設置すること。
  4. 市立保育所、市立学校はじめ公共施設で配備されている窓エアコンやスポットクーラーの効果について検証し、各施設ごとに本格的なエアコン導入が必要かどうか再度見直し検討すること。
  5. 市内医療機関、介護・福祉施設等におけるエアコン設置状況の把握と必要に応じて市の支援策を検討すること。
  6. 低所得者に対するエアコン設置、整備に関する助成を行うこと。
  7. 消防はじめ屋外で活動する市職員の熱中症予防に有効な装備・資機材等を充実させること。
 の7項目です。
要請に対して石垣市長は「それぞれ教育委員会や担当課と協議していきたい」と答えていました。 

引き続き必要な対策を市、国、道に求めていきたいと思います。




2025年6月10日火曜日

2025年 根室市議会 6月定例月議会 日程・一般質問の項目

2025年6月10日

根室市議会6月定例月議会の日程は以下の通りです

6月17日(火)10時~ 本会議
 一般質問 6人
 永洞議員 → 西田議員 → 須崎議員 → 中村議員 → 橋本 → 鈴木議員
6月18日(水)10時~ 本会議
 一般質問 4人
 本田議員 → 久保田議員 → 冨川議員 → 五十嵐議員
6月19日(木)
 10時~ 総務経済常任委員会(橋本が所属)
 14時~ 文教厚生常任委員会(鈴木議員が所属)
6月20日(金)
 10時~ 補正予算審査特別委員会(鈴木議員が出席予定)
 17時~ 本会議

2025年根室市議会6月定例月議会で行われる、日本共産党根室市議会議員団の一般質問の項目は以下の通りです

【通告した一般質問の項目】
6月17日(火) 5番目 橋本 竜一
1.根室市の空家等の対策について
 (1) 現状と課題について
 (2) 条例制定等の根室市の空家等対策の進捗状況について
2.市営住宅における施策について
 (1) 根室市の市営住宅の今後の整備について
 (2) 市営住宅の家賃減免について
3.地域医療・介護福祉等をめぐる諸課題について
 (1) 地域の各医療・介護福祉事業所等に対する支援ついて
 (2) 市立根室病院の経営改善に向けた取り組みについて

6月17日(火) 6番目 鈴木 一彦
1.物価高騰対策について
2.JR花咲線存続にむけた取り組みについて
3.鳥インフルエンザ対策について
4.不登校対策について




2025年6月3日火曜日

ラムサール条約湿地登録 20周年記念事業を計画 根室ワイズユースの会

2025年6月3日

根室ワイズユースの会(千葉勝博代表)は令和7年度総会を根室市役所内で開催。
今年は2005年度に風連湖・春国岱がラムサール条約湿地に登録されてから20周年の節目として記念事業が計画されました。

20周年記念事業は、春国岱・風連湖の写真展のほか、風連湖・春国岱がラムサール条約湿地登録された11月8日(土)に、根室ネイチャーセンターでハマナス群落再生プロジェクトなどこれまで行ってきた自然保護活動について等の講演会を予定。
また同日午後から春国岱ガイドツアーを開催し、併せて現在は5基を設置しているハマナスをエゾシカの食害から防護する柵をさらに拡大、網目なども改良する工事を市民協働で実施する予定とのことです。

2024年9月23日 春国岱環境保全活動の様子

貝殻島コンブ漁が一斉出漁 豊漁と安全な操業をお祈り申し上げます

2025年6月3日

天候等から二日遅れで貝殻島コンブ漁が出漁しました。
初日からこれだけ採れたのは数年ぶり、と喜びの声が聴かれていました。

大変な不漁となった昨年に比べて、今年は調査でも良いようだと期待が高まっていました。
悪天候などで予定から2日遅れた6月3日、午前6時に合図とともに一斉に出漁する「風物詩」を今年も納沙布灯台から多くの市民らが見送りました。

初日のコンブ漁の様子について花咲港の須崎市議のお宅で教えて頂きました。
お昼頃にはコンブが干場一面に並べられた光景が広がっていました。
この日は薄曇でそれほど気温も上がらず、この時期の薄いコンブを干すのに丁度良い気候とのこと。
「こんなに採れたのは何年ぶりだろうね」と喜びの声が上がっていました。
昨年は本当に少なかったそうです。
ご主人さんのお話によると「若いコンブが少なかった。すでにシッポの方が枯れているのもある」と生育が早い様子です。今後も数多く出漁できることが期待されています。



今年の貝殻島コンブ漁に出漁する船は昨年から12隻減少して183隻。
年々減少しています。
高齢化や後継者の減少、気候や海の変化などによる生産減と漁業を取り巻く環境は一層厳しさを増していると聞きます。

地域の産業、日本の食料を支えていくために国や北海道をはじめ行政側の対策強化が求められているものと思います。

2025年5月28日水曜日

根室市議会 令和7年度「議会報告会」を開催

2025年5月28日

根室市議会は毎年度開催している議会報告会を市総合文化会館で開催
市民など約30名近くの方々がご参加いただきました

前年度の各常任委員会や特別委員会等の報告に続いて行われた質疑や意見交換の中では
  • 北斗小学校と柏陵中学校の統合で、保護者の送迎の車両が近隣に駐車し交通安全上で心配がある。こうした保護者や関係者などからの様々な意見を反映させる機会を設けて欲しい
  • 街中におけるフリーWi-Fiの促進。
  • 毎年12月1日に行われている「北方領土返還要求中央アピール行動」は全国規模のマスコミには大きく取り扱われず、他地域の方々にあまり知られていない。新聞社やテレビ局等への働きかけをすすめる必要があるのではないか。
  • 看護師など医療・介護の専門職の不足によるサービス提供体制の今後が心配。
  • 観光地における老朽化した施設等への対応を図るべきではないか。
など多くのご意見、質問などを頂きました
また会場で記載して頂いたアンケートなども含めて参考に、それぞれの所管する常任委員会・特別委員会として今後の議会活動で取り組む形になります

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。



2025年5月22日木曜日

根室市議会 根室すずらん学園の新園舎の視察

2025年5月22日

根室市議会は今年度5月17日に竣工式が行われた「社会福祉法人根室明郷会 障害者支援施設 根室すずらん学園」の新園舎の視察を行いました

現在男性25名、女性15名おられる入所者の方々は、5月26日から順次引っ越しが進められるとのことです

4階建てとなり延べ床面積は2490㎡と旧園舎から902㎡拡大
3階が男性棟、2階が女性棟に分かれ、これまで2~3人の多床室から、現代の基準にそった完全に個室化し一人当たりの面積も10.53㎡に拡大されました
全室にエアコン設置されています
4階は日常的には映画やカラオケ、軽運動が行える多目的ホールがありますが、災害時には福祉避難所として防災備蓄倉庫やシャワー室、トイレなどを備えています
給水機能も概ね3日分の水量を常時確保し、自家発電機は連続40時間運転可能な燃油を保管しています










 

2025年5月16日金曜日

根室市議会 総務経済常任委員会 根室市酪農の課題について懇談

2025年5月16日

根室市議会総務経済常任委員会(足立委員長)は道東あさひ農業協同組合根室支所で「根室市酪農の現状と基幹産業の発展の在り方」について懇談を行いました
JA道東あさひ根室支所の田中俊彦統括理事、田中輝義統括代理理事、佐藤支所長が対応してくださいました

飼料代など生産コストの高騰により引き続き厳しい状況にあることや担い手確保の困難さによる生産者の減少の実態についてあらためて考え直す機会となりました

はじめに佐藤支所長が全国・全道的な情勢を含めた根室市の酪農の現状について説明
主な内容としては、

根室市の酪農の生産高は令和6年で約72億円
しかし経費の半分近くを占める飼料代など年々高騰を続け、平成30年から令和5年までの5か年の平均では農業収入を支出が大きく上回る赤字状態、とのこと
乳価が上がり令和6年の収支は改善傾向だそうですが、飼料以外に機械類等も含めたコスト増や融資返済が経営を圧迫し続けているようです

今年度の根室支所における生乳生産農家は68戸(4月に67戸)で、うち60歳代以上が45・6%、また後継者がいる農家は約26%

根室支所の生乳出荷者の耕作面積は約6784㏊で、一戸あたり平均所有面積は103㏊に上ります。現在、遊休農地は無いそうですが限界に来ていると支所長は指摘します
長年JAや国・道・市が新規就農者受け入れの取り組みを進めていますが厳しい状況が続いています。道内で生乳出荷する戸数は約4600戸
令和6年は249戸が生乳出荷を停止の一方で新規戸数は25戸程度です

酪農家の減少は生産量の減少のみならず、将来的に基盤産業の衰退、地域コミュニティの衰退、農業・農村が培ってきた伝統文化や生物多様性など地域の多面的機能の衰退につながると懸念を示していました

続く意見交換では、
新規就農は小規模であっても土地や機械・設備など初期投資に1億数千万円もの費用がかかる問題、
また引退・廃業する牧場を受け継ぐ「第三者経営継承」でもマッチングが難しいことや受け継ぐ家屋や設備の補修に多額の経費を要する場合もあるなど、
様々な実情について説明がされました。

特に田中代理統括理事は市行政や地域として産業の担い手を確保していくためには、
学校教育や産業体験など短期・中期・長期の各視点で取り組みを推進していく必要があるとし、
さらに保育や教育、医療など地域に暮らしやすい生活環境を整備していく必要があると述べられていました

各産業で抱える課題は異なるとは思いますが、共通する視点として住みよい地域をどう作るのかが大切と私も認識をあらたにしました