2024年4月20日土曜日

根室市役所の新庁舎 内覧会・エントランスホールの壁面装飾の除幕式

2024年4月20日

5月7日からの供用開始を前に、根室市役所の新庁舎の内覧会が開催されました

敷地面積11950.98㎡
延床面積6975.94㎡
鉄筋コンクリート造およびプレストレストコンクリート造、地上4階、地下1階の建物で、待望のエレベーターが2機設置されました


1階のエントランスホールには、根室出身の銅版画家である池田良二氏が制作した壁面装飾が掲げられています

総合案内、上部には200インチサイズの大型ディスプレイが設置される予定、下のモニターには行事予定等案内が映される
開設当初は総合案内に人員を配置する予定だが、必要が無くなれば撤去して、別なコーナーにする構想もあるそうです

1階の防災ギャラリー(ふるさとギャラリー)は休憩スペースのほか、期日前投票や臨時の窓口として開設、災害時には一時避難場所としても活用される



4階の市民交流サロンでは根室港側の市街地が眺望できる
食堂は61席



議場はコンパクトになり、窓も設置された
フルフラットのバリアフリー仕様
机などは可動式で広いスペースとしても利用できる
傍聴席は車いすフロアや難聴者用のイヤホンジャックが設置された




防災備蓄倉庫や3階は災害対策本部の会議室や災害対策室など防災拠点としての設備が集約されている


多目的トイレにはユニバーサルシートが設置されている
女性用トイレにはパウダーコーナーも設置




各フロアの窓口
案内表示は大きく見やすくなっていると思う
2階の健康相談室には、小上がりのようなふれあいルームも併設され、ここで乳幼児健診を実施することを想定している


地階のボイラーなど機械室。
非常用発電機は、地下に1万リットルの重油タンクを併設し、停電時には市役所の消費電力を30%程度に抑えて稼働させて約3日間維持することが出来る
エントランスホールの壁面装飾の除幕式の様子



吹き抜けの玄関に入ってすぐに目を引く銅版と銅の半球や円柱で形作られた巨大なアートは「母なる大地 聲の輝き」というタイトルです。
制作者の銅版画家、池田良二氏の解説によると「サステナビリティ(持続可能性)、「連帯」「活気」という3つのテーマを表しています。
パブリックアートとして様々な意味が込められた作品とのことで、その説明版も新庁舎内に掲げられています。
この壁面装飾を寄贈した大地みらい信用金庫の遠藤理事長は除幕式で
「建物は時代の生き証人であり、地域の思いを寄せる拠点として、力を出し合って困難も共に乗り切っていきたい」
と挨拶の言葉を述べておられました。