2022年7月25日月曜日

老人福祉センターを視察しました 根室市議会 文教厚生常任委員会

2022年7月25日

根室市議会の文教厚生常任委員会は、光洋町にある老人福祉センター「じゅげむ荘」を視察しました。
昭和47年に建設され、その後平成21年に大規模改修されました。
また今年度はトイレを洋式化する工事が予定されています。
この間、市老人クラブ連合会と老人福祉センターの利用者から、老朽化する施設の建て替え要望書が市に提出され、5月には委員会でも要望書の提出者の方々と懇談を行いました。

あらためて文教厚生常任委員会として施設の実情を視察しながら、カラオケサークルや麻雀サークルの様子を見学し、また入浴利用で施設を訪れていた方々からお話を聞くことができました。
「自宅にも風呂があるがガス代が高いので助かっている。お風呂にはいって、みなさんとお喋りするのが生きがい」という方も。
ただセンターの浴槽は深いので、足の不自由な方は湯船を跨いで入るのが少し大変かもしれません。
また現在はカラオケなど14サークルが活動していますが、広い集会室などはすでに時間枠がいっぱいで新たな団体が利用することは困難ということでした。

市側は他の公共施設との併設もふくめて検討していきたいとしています。
ただ確かに、機能を強化する観点から公共施設の集約化を図るという手段もありますが、一方で身近な環境に小規模でも多様な施設を点在させることも重要ではないかと思います。
これは将来の「まちづくり」をどうしていくのかという課題でもあります。

まずは現状でどういった課題があるのか、どういう枠組みで検討をしていくのかといった観点を、早くに示していくことが必要でないかと思います。




2022年7月24日日曜日

移転した花咲小学校の校舎を見学しました

2022年7月24日
今年度から旧啓雲中学校の校舎に移転した花咲小学校の旧校舎を一般開放で見学しました。
終日の開放で約200人くらいの方々が訪れていたそうです

ところで今、この花咲小学校の「東門」について、コンクリート製の歴史ある門柱をどう保存するのか話題になっています
聞くところによると約3トンくらいあるらしく、仮に移動しようとしても普通のトラックのユニックでは持ち上がらず、本格的なクレーンが必要なのだそうで。。。
コンクリートにヒビも入っているように見えますが、破損しないように移動させるのも大変そうだなあ、と素人目に思いました
それでも根室の歴史を伝える貴重な資料のひとつだと思いますので、どのような方法が良いかは別にして、保存か記録はしっかりと残してほしいと思いました

それとは別に職員玄関(かな?)の脇にかかっている木製の看板も、なんとなく趣きがあって格好良いので、保存というか移転した校舎でも活用してほしいな、と個人的に思いました。












2022年7月20日水曜日

歯舞地区の湿原の現状等について行政視察を行いました

2022年7月20日

根室市歴史と自然の資料館 外山学芸員の案内で、歯舞地区の湿原の現地を視察しました
今回は議会の公式的な視察として全議員によびかけて、13名の市議さんたちが参加されました

根室市内にある湿原の総面積は、歯舞群島をのぞく行政区面積の9%(約3600ha)にもおよびます
そのなかでも歯舞地区の湿原は、根室半島の台地上に位置する約1万年以上の歴史をもつ湿原で、かつ水のたまりにくいはずの斜面に形成されているとても珍しいタイプだそうです
泥炭が基盤のうえを毛布を掛けたように覆う、ブランケット型泥炭地ということが、近年の研究でわかったそうです

パッと見ていわゆる「原野」との区別がつかないのですが、中にはいると多様な植物の姿を見ることができます
また湿原のいわゆるカーボン・シンクの機能としても重要であり、本来的に自然を守るのための再生可能エネルギーで開発することで、逆に無残に壊されてしまうことは、できるだけ回避させていかなければならないと思いを強くしました




2022年7月16日土曜日

春国岱の一斉清掃が行われました

 2022年7月16日(土)

根室ワイズユースの会が主催する春国岱の一斉清掃が行われました
例年は広く市民に参加を呼び掛けていましたが、感染拡大防止の観点から昨年同様に会員のみの実施となり、事務局(市農林課の職員さん)を含めて約20名ほどの参加でした
また昨年までは晩秋ころに一斉清掃を実施していましたが、冬を越してシーズン前に打ち上げられたゴミを拾うため、この時期に開催されました
第一砂丘の奥のハマナス群落をフェンスで保護しているあたりから、木道側に向かって海岸線のゴミを拾い集めましたが、漁具などを中心やはり打ち上げられた多い
ピックアップトラックの荷台にいっぱいの量となり、過去で一番多かったのではないかと言われています
自然と人間の営みがこれからも上手に共存していけるようになっていければ良いと思います




復旧された木橋



でも手前の木道が基礎部分が損傷して今年5月から通行止めに



2022年7月13日水曜日

2022年7月13日

北方領土隣接地域の実情を把握するため、西銘恒三郎大臣が根室管内を訪問し、根室市内では根室高校生徒の意見交換のほか、石垣市長、田塚市議会議長、本田北方領土・水産特別委員会委員長、そして千島連盟の方々と意見交換を行いました




2022年7月10日日曜日

北方領土講演会

 2022年7月10日

千島歯舞諸島居住者連盟根室支部の後継者団体である「かけはしの会」創立20周年記念事業として、北海道新聞社編集委員の本田良一氏が「北方領土問題の行方と返還要求運動について~地元・根室の視点から~」をテーマに講演を行いました
本田氏はこれまでの日ロ(ソ連)交渉の歴史を振り返りながら、国と根室(の住民)とで、四島返還や二島返還など揺れ動いてきた経過を説明しました
今後についてはウクライナ問題から、当分の間交渉の再開は難しい状況であるが、ウクライナ問題と北方領土問題をあまり結びつけるべきではなく、また漁業交渉は分離して考えていくべきと述べました。また、いかにして運動を継承していくかが課題となると指摘。
さらに将来的には境界のまちとして対岸交流の重要性を模索することの重要性について話されていました



2022年7月4日月曜日

「青少年相談室」と「ふれあいくらぶ弥生」が移転

2022年7月4日

青少年相談室とふれあいくらぶ弥生は、2009年に「まちなかサロン恋問」の2階に移転・開設していましたが、入居している施設本体の老朽化が課題でした。新年度に約270万円の予算を計上し、旧札幌銀行の店舗跡に移転しました。駐車場が確保できたことも利便性あがっています。

一階は事務室と不登校等の子ども達が学べる教室が配置されています
大きな窓は外からは見えない様にすりガラス風の加工をしつつも、彩光が十分な明るい学習スペースになっています。現在は約7名の児童・生徒が登録され、利用しているそうです。
2階は少し広めの相談室が配置されています。
市教育委員会によると昨年から北海道医療大学の先生等の協力のもと、児童生徒の心理的なケアをサポートするスクールカウンセラーの体制充実を目指してきており、将来的にはこうした施設の活用も考えているそうです。




※青少年相談室(社会教育課):青少年の健全な育成を助長することを目的に、青少年に関係する各機関や団体が連絡協調を図りながら有効適切な指導助言を行う。
※ふれあいくらぶ弥生(教育総務課):不登校に悩む児童生徒に手を差し伸べ、その解決に立ち向かうとともに、人間不信の緩和、自身の回復を図り、学校復帰に寄与する。