2024年2月28日水曜日

2024年 根室市議会 2月定例月議会 代表質問・一般質問の項目

2024年根室市議会2月定例月議会で行われる、日本共産党根室市議会議員団の代表質問・一般質問の項目は以下の通りです

3月7日(木)代表質問 橋本 竜一

1.地域社会におけるジェンダー平等の実現に向けて
(1)男女平等参画計画の成果と今後の課題について
(2)学校教育・社会教育における取り組み状況について
(3)パートナーシップ制度の検討状況について

2.市内の人材確保対策について
(1)市職員の体制確保について
 ① 新年度からの体制について
 ② 会計年度任用職員の処遇改善について
(2)雇用対策の推進について

3.市民との協働について
(1) 根室市立学校適正配置計画(案)について
 ① これまでの義務教育学校の評価と検証について
 ② 北斗小学校の移転、併置化にあたって
(2) 地域医療・市立根室病院の経営強化プランの実践に向けて
(3) 新たな社会教育計画の策定に関して

4.領土問題について
(1)隣接地域振興対策について
 ① 地域財源の確保対策の状況について
 ② 領土問題に関する啓発施設の整備・充実について

5.福祉、子育て支援について
(1)子ども・子育て支援事業計画と市町村こども計画の策定について
 ① 策定に向けた考え方について
 ② 貧困等の様々な困難を抱える子ども達の現状把握と対策について
 ③ 子ども達など当事者の参画や意見の反映について
(2)放課後等デイサービスの施設整備について

3月8日(金)一般質問 鈴木 一彦

1.「防災・減災対策の更なる強化」について

2.「非核平和都市宣言のまち」としての取り組みについて

2024年2月20日 根室市漁船員永年勤続者表彰式


2024年2月25日日曜日

2024年 根室市議会 2月定例月議会 日程

2024年根室市議会2月定例月議会の日程は次の通りです
今年も2月27日に開会なので、去年に引き続き「2月定例会議会」という名称です

02月27日(火)10時~ 本会議
 「市政方針」・「教育行政方針」の報告
 補正予算の審議

03月07日(木)10時~ 本会議
 代表質問 4会派( 日本共産党からは、橋本が行う予定です )
  ( 創新 → 日本共産党 → 大地 → 会派 紬 )

03月08日(金)10時~ 本会議
 代表質問 2会派
  ( 市民クラブ → 市政クラブ )
 一般質問 ?人(日本共産党からは、鈴木一彦議員が行う予定です)

03月11日(月)
 10時~ 総務経済常任委員会(橋本が所属)
 14時~ 文教厚生常任委員会(鈴木議員が所属)
 
03月12日(火)10時~ 予算審査特別委員会
 一般会計(議会、総務、消防)
 各事業・特別会計(港湾、流通加工、水道、下水道、農業用水)

03月13日(水)10時~ 予算審査特別委員会
 一般会計(民生、衛生、土木)
 各事業・特別会計(病院)

03月14日(木)10時~ 予算審査特別委員会
 一般会計(労働、農林水産業、商工)
 各事業・特別会計(交通共済、国保、介護保険、後期高齢者医療)

03月15日(金)10時~ 予算審査特別委員会
 一般会計(教育、公債費~予備費、歳入)

03月18日(月)17時~ 本会議
 各議案などの採決
 意見書案の採決



2024年2月14日水曜日

根室市水産研究所・栽培漁業研究センターを視察

2024年2月14日

根室市議会総務経済常任委員会は根室市水産研究所と栽培漁業研究センターで養殖事業の状況を視察しました
昨年夏から市水産研究所で陸上養殖しているサクラマスの水槽。
エサをあげると元気よく飛び跳ねながら食べていました。


根室市では4年前からベニザケの海面養殖の試験を進めており、また2023年度からは新たにトラウトサーモンの海面養殖の試験を実施しました。
根室市議会総務経済常任委員会(足立委員長)は根室市のこれまでの取り組み状況や今後の課題等について、市水産研究所の工藤所長からお話を伺いました。

市内4漁協等で構成する根室市ベニザケ養殖協議会は、これまで海面での養殖が難航していたベニザケを陸上養殖に切り替え、今年度から他の地域でも実績のあるトラウトサーモンの海面養殖を行いました。
昨年5月に花咲港内のいけすに稚魚3000匹を放流しましたが、夏に高水温が続いたため大部分が死に、11月下旬に残った魚はわずか64尾。生存率2%という結果でした。
それでも刺身や寿司で試食したところ、大型のトラウトサーモンに比べて「脂が少ないのも食べやすい」と高評価だったそうです。
 次年度も同じ場所で、同規模の試験が予定されています。ただ昨年の同時期に釧路や落石漁業が行った試験結果を参考に、今度は放流する種苗のサイズを大型化することや、高水温が予想される場合は早めに出荷する等の対策をとっていきたいと説明していました。

トラウトサーモン養殖は道南など他地域では秋から冬に育てて春に出荷するのが一般的ですが、根室半島沿岸では夏場の水温が低い特色を活かして他と時期をずらして出荷できる優位性があるそうです。
近年は養殖でもエサ代など経費が高騰しており、採算をとるために大規模化が必要と言われています。工藤所長は、高知県が行っているサツキマス養殖では大量生産が出来ない代わりに、特別なブランドとして地元のホテル等に高価格で卸している事例を紹介して、地域としての戦略を考えていくことが必要と話します。
またこのトラウトサーモン養殖で得られた知見をベニザケの養殖にも活かしていきたいと、今後の展望を語っていました。
この時期の市栽培漁業研究センターでは、稚ガニや稚ウニの育成をはじめているそうです。
残念ながら、とても小さいので全く見えなかった。

2024年1月31日水曜日

根室市障がい者計画・障がい福祉計画等の素案を公表

根室市は新年度からの障害者施策を総合的・計画に推進することを目的とする「障がい者計画」とサービス量など数値目標等を示した「第7期障がい福祉計画・第3期障がい児福祉計画」の素案を公表しました。
根室市のパブリックコメント 募集期間 2024年1月24日~2月22日

計画期間を6年間に延長
本計画はこれまで3年ごとに見直しされてきましたが、今回から道の計画に合わせて2024年度~2029年度まで6年間の計画期間に延長されました。
なお障がい福祉計画等については2026年度中に中間評価と見直しが行われる予定です。

日常生活の「困りごと」について
計画策定にあたって実施されたアンケート調査結果では、全ての障害区分で「経済的負担の軽減」が望まれる支援策として挙げられています。
前回も同じ結果ですが限られた年金収入のなか物価高騰による影響が強くなっているのではないかと懸念されます。
また外出時では「公共交通の少なさ」や「交通費の支出に困る」という意見も挙げられていました。
その他、市内の相談体制については「気軽に相談できる場や人がいない」や「情報が手に入らない」という意見が引き続き上位を占めています。

近年、根室市でも言語聴覚士の配置や日常生活用具の助成拡充、医療的ケア児者の対応など一定の前進が図られてきました。また老朽化する児童デイサービスや根室すずらん学園の施設整備も動き出しています。

サービス提供体制を維持・確保するための人材育成や施設整備を
一方で市内の相談支援やサービス提供体制はまだ手薄な状況です。
求められるケアが高度化する一方で看護師やリハビリ技師、心理士をはじめとした専門職は不足しています。
障害者の相談を受けサービス等利用計画書を作成する相談支援事業所も市内に1事業所のみです。
本計画には課題解決に向け様々な事業が掲載されていますが、その事業を担う人材がいなければ実現できません。
地域で必要な人材を長期的な観点から育成し、働いている方々を大切にしていくこと。
介護の分野では市と事業所が協議会を設立し対策を始めていますが、障害福祉の分野でも同様の取り組みを具体化させる必要があります。

また施設整備としてグループホームの新たな開設への支援や、老朽化する放課後等デイサービスの施設更新への支援も切実に求められています。



2024年1月29日月曜日

2024年 根室市議会 1月緊急議会

2024年1月29日

根室市議会は1月緊急議会を開会し、ふるさと応援寄付金の寄付者への返礼品贈呈経費の増額や国の総合経済対策による給付金の追加のための補正予算38億3,937万5,000円が可決されました

補正予算の主な内容は以下の通りです
【一般会計 補正予算 第8号】

ふるさと納税推進事業経費 +12億5,000万円
ふるさと応援基金など関連13基金への積立金 +25億円
  • 報償費8億7,500万円は主に返礼品の贈呈経費の増額分です。全国の皆様へ心よりお礼申し上げます。
  • 積立金は2023年度は当初予算額8億円、6月補正17億円、9月補正25億円、12月補正50億円、1月補正25億円を合わせて、計125億円を各基金に積み立てる予算としました
価格高騰重点支援給付金給付事業経費 +8,937万5,000円
  • 2024年度に国は定額減税を実施するにあたって、昨年12月に「新たな経済に向けた給付金・定額減税一体措置」を公表しました
  • 住民税の均等割のみ課税されている世帯に給付金として10万円が支給されます。根室市の独自施策として課税者による扶養がされている世帯にも支給します
  • 住民税非課税世帯と均等割のみ課税世帯に対して、18歳以下の子ども一人あたり5万円が支給されます
  • 12月1日を基準日としますが、年度内に出生した子どもにも同様に支給されます

2024年1月25日木曜日

道東5市の議員研修会で元島民の方が講演

 2024年1月25日

北海道市議会議長会道東支部の議員研修会がニホロで開催され、構成する道東5市の市議会議員のうちオンライン含めて48名が参加しました。
研修会では色丹島出身の得能宏氏が「ふるさとの四島(しま)への想いと北方領土の現状」をテーマに講演しました。

今年で90歳を迎える得能氏は語り部として沖縄から北海道まで300以上の講演を行ってきました。
「これまで活動してきた大先輩の多くが他界してきたが、日本国全体の問題として、生き残った者の義務として話を伝えている」と述べ、13歳まで過ごした色丹島で旧ソ連軍に占領された当時の状況や樺太の真岡に移送された過酷な生活の様子を映画「ジョバンニの島」の話題も交えながらリアルに語りました。

墓参等で島を訪れる機会が得られない状況を憂い、元島民の平均年齢が88歳を超えている一方で3世・4世に語り部を広げている状況を説明しながら
「私以外にも皆さんが大変な思いをされ、当時のことを話したくないという方も多い。それでも誰かに伝えなければならない」と、
これからも頑張る強い決意を述べておられました。




2024年1月23日火曜日

コロナ後の放課後教室の状況は?

 2024年1月23日

成央放課後教室を視察して最近の状況について伺いました。 
放課後教室は高学年に利用拡大して以来、増加する児童数への対応が課題でした。
またコロナ禍の期間は留守家庭児童会(学童保育)以外の一般利用を休止してきましたが昨年から再開されています。

成央放課後教室では留守家庭児童会の定員90名に加え、別枠で51名が登録されています。実質的に児童141名を管理している状況です。
主に小学校内の空き教室3室を転用していますが、多い日では100名近くの利用があり、大変に密集する状況になるそうです。北斗放課後教室でも同様とのことです。
体育館などを利用できる日もありますが、学校側にはこれ以上の空き教室が無く、専用スペースの確保は引き続き大きな課題です。
また室内にランドセルを置く棚や玄関の靴箱等もこれまで随時増設してきましたが、それでもスケート靴や道具などを置く余裕が無いほど一杯になっています。

このほか特別支援学級や通級指導教室(サポート教室)に通う児童の利用も増加傾向とのことです。
また虐待など対応が困難な事例もあるそうですが、学校側と情報共有を図り、指導員間で密に子ども達への対応を協議しながら指導力を高めてきました。
市教育委員会も新年度から指導員を増員して体制強化を図ることや、保護者希望の多い長期休暇中や土曜の開館時間の前倒しを検討しています。
ただしそのための指導員の人員確保の困難さは従前からの課題でした。

放課後教室等の指導員の一部はフルタイムで勤務し、午前中は小学校低学年の教室を担当する学習サポートを行っています。
これは職員の勤務時間の確保というだけでなく、学校における子ども達の状況を把握し、教職員との情報共有、連携を高めるなど学校と放課後教室の双方にメリットがあり、道内でも画期的な取り組みになりました。

放課後教室(と児童館)の指導員は学校教育と保育福祉の分野を横断する専門職なのだと思います。しかし現在は会計年度任用職員という不安的な雇用形態で勤務しています。子ども達が安心して学び育つ環境のためにどうあるべきか、十分に検討していく必要があります。