2021年6月19日土曜日

根室市 新型コロナ対策など補正予算

根室市議会6月定例月議会では約70億6,300万円の補正予算が全会一致で可決しました。
大部分は「ふるさと応援寄付金」増額とその返礼品等の必要経費の増額ですが、その他の内容について一部をご報告いたします。

◎介護福祉施設建設等補助事業 50,900千円

市内デイサービス事業所の撤退により、介護サービス体制が厳しくなり今後、新規認定者のサービス利用が難しくなることが予想されます。
市として、緊急的に「認知症対応型デイサービス」の開設を公募して、建設に対して従来制度より上乗せの補助を行います。

◎低所得の子育て世帯への生活支援特別給付金  19,525千円

コロナ対策として経済的に影響をうけたひとり親家庭「以外」の低所得世帯に対して給付金が支給されます。
国の制度として、非課税世帯に対して子ども一人あたり5万円が支給されます。
また市独自に、課税世帯でも市の「準要保護世帯」に該当する場合は、同じく5万円を支給します。
ただし高校生がいる世帯や、今年にはいってから家計が急変した世帯、そして市独自の給付については、申請が必要です。
対象かどうか不明な場合は、市まで問合せ下さい。

◎地域水産加工業生産基盤強化支援事業 40,000千円

3月補正予算で、水産加工の生産性向上や販路拡大などにつながる設備の導入に対して市独自の補助をおこないました。
その時点では12社が冷風乾燥機や急速凍結機などの設備投資の補助として活用しました。
似たような国の補助制度もありますが、ハードルが高くて使い勝手が悪いそうです。
さらなる市内業者の要望に応え、新たに14社に対して4,000万円の補助が行われます。

◎中小企業等応援臨時助成金 120,000千円

6月21日まで続いた緊急事態宣言の中、経営に影響を受け、収入が大きく減少している市内事業者に対して、1事業者10万円が支給されます。
飲食店に対する休業要請への北海道の協力金が支給されるまでの「つなぎ」や、補償の対象となっていない業種への支援を目的にしています。
申請の締め切りが7月31日までとなっています。

※その他、軽可搬消防ポンプの購入や、コロナの影響で延期されていた歯舞学園開校式典を10月1日に開催する経費、旗や反射材など交通安全の資機材を、根室交通安全協会など関係団体に支給する予算などが可決されました。

新型コロナ感染症への対応について 日本共産党根室市議団が市へ要望

 2021年6月14日

日本共産党根室市議団は、根室市に対して「新型コロナウイルス感染症に関する要望書」を提出しました。
要望内容は、自宅療養者への日常的な状況や「困りごと」の実態把握や、
感染を疑われる方への介護サービスの利用継続に向けた対応、
感染者への差別や偏見の解消、についてです。

今後の感染拡大に備えて

根室市でも5月からの急速な感染拡大、市立根室病院におけるクラスターの発生への対策に加え、全市民を対象にしたワクチン接種というかつて経験したことの無い事業を同時に経験してきました。
 今回は、その様々な経験の中から上がった市民の声として、特に今後の感染拡大に備え、市として対応を検討するよう要請しました。
 

自宅療養者の様子の把握を

市立根室病院の病床が逼迫する中、根室でも無症状や軽症の方は自宅療養となった方が複数名いました。病状については毎日、保健所が確認を行います。
また市独自の取り組みとして食料品やマスク・消毒液などを希望者に配布もしています。
ただ自宅療養は自らの責任で徹底した感染対策を行わなければなりません。
子どもや高齢者などの家族がいれば、なお大変で、それぞれの生活環境に応じた「困りごと」があるのかどうか状況把握や、それに対して市として対応できることがあるのかどうかといった検討を関係機関などと連携して対応するよう求めました。

介護サービスの利用継続へ

介護サービス利用者が発熱などの症状があったり、今回のようにクラスターがあった病院からの退院時に一定期間、訪問介護など介護サービスの利用が休止するケースがあります。
介護職員や他のサービス利用者の安全を守るため止むを得ない対応ですが、一方で当該の要介護者や家族の生活に大きな影響が生じかねません。
医療機関や介護サービス事業所との協議しながら、市として必要に応じた支援のあり方について、検討するように求めました。

新型コロナへの対応は全ての人にとって手探り状態ですが、今後も市民の皆さんの声をもとに必要な対策を求めていきたいと思います。

2021年6月10日木曜日

根室市 視覚障害、聴覚障害などを持った方への新型コロナワクチン接種の対応は?

 全国の自治体で、視覚障害など持った方のコロナワクチンの予約に関して、様々な問題が生じていることが報道されていました。
厚労省は今年3月に予防接種に関して情報周知などを点字や拡大文字などで表記するといった障害特性に応じた「合理的配慮」を自治体に求める通知を出しています。
 
そのため根室市ではまず、65歳以上の視覚障害のある方へ、全て電話などで連絡をし、予約の意向を確認したそうです。
また聴覚障害のある方についても状況を確認しながら、手話通訳者の協力を得たり、ファクス等でも予約を受け付たそうです。
当日の接種会場では、家族や手話通訳の方が同行する等のほか、必要な場合は会場スタッフが付き添って対応したこともあったそうです。
そのほか車イスや寝たきりの方などの対応についても、接種会場スタッフの方々が「とてもスムーズに、親切な対応をしてくれた」との声が市民から聞かれます。
根室市新型コロナウイルスワクチン接種対策室によると、今後若い世代への接種が始まるが、障害をもった方への対応について、引き続き課題など検討している、と。
また「予約や接種会場内での対応など、何か不安なことがあれば、市まで問い合わせ下さい」と話していました。


市内の介護の確保のため根室市が新規デイサービス開設の支援補助を緊急的に提案

 根室市内では5月末で介護事業所が撤退したことにより、他施設の介護サービス体制が逼迫しています。
そのため根室市は6月定例月議会で、デイサービス事業の新規開設にむけた補助の上乗せを補正予算で緊急的に提案する予定です。

新規の利用が困難な状況に

今年5月末で撤退したデイサービスに通っていた利用者約60名、居宅介護支援の利用者約80名の方々は概ね市内の他事業所に移転しています。
しかし、そのために他のデイサービス事業所では、定員一杯の状況となり、「利用待機」も生じる状況となっていました。その解消のため、市は緊急的に補助制度を上乗せする形で、新規デイサービス事業所を募集する予定です。
事業内容は「認知症対応型通所介護」で、認知症の診断を受けた方が利用の対象となります。市内では既に2事業所で実施されています。

市内の介護体制はまだ脆弱

ただ認知症対応通所介護は一日の定員が12名以下と比較的小規模な施設です。
今後の高齢化によって介護ニーズがますます高まることが予想されます。
これからも介護事業所をさらに広げることが必要です。
その他、介護人材の課題では、居宅介護支援事業所が撤退したこともありケアマネの体制も逼迫しています。
さらにホームヘルパーの体制についても従来から厳しい上に、特に今はコロナ禍で、利用者が発熱など症状がある場合は、利用が休止となることもあるそうです。
介護分野に従事する看護師など医療系専門職の不足も引き続きの課題です。
介護事業所は地域で住民の方々が安心して暮らし続けるための地域包括ケアの拠点です。
利用者と家族の生活を支えるサービス提供体制を、拡充していくための取り組みは引き続き必要と考えます。
根室市内では5月末で介護事業所が撤退したことにより、他施設の介護サービス体制が逼迫しています。
そのため根室市は6月定例月議会で、デイサービス事業の新規開設にむけた補助の上乗せを補正予算で緊急的に提案する予定です。

新規の利用が困難な状況に

今年5月末で撤退したデイサービスに通っていた利用者約60名、居宅介護支援の利用者約80名の方々は概ね市内の他事業所に移転しています。
しかし、そのために他のデイサービス事業所では、定員一杯の状況となり、「利用待機」も生じる状況となっていました。その解消のため、市は緊急的に補助制度を上乗せする形で、新規デイサービス事業所を募集する予定です。
事業内容は「認知症対応型通所介護」で、認知症の診断を受けた方が利用の対象となります。
市内では既に2事業所で実施されています。

市内の介護体制はまだ脆弱

ただ認知症対応通所介護は一日の定員が12名以下と比較的小規模な施設です。
今後の高齢化によって介護ニーズがますます高まることが予想されます。これからも介護事業所をさらに広げることが必要です。
その他、介護人材の課題では、居宅介護支援事業所が撤退したこともありケアマネの体制も逼迫しています。
さらにホームヘルパーの体制についても従来から厳しい上に、特に今はコロナ禍で、利用者が発熱など症状がある場合は、利用が休止となることもあるそうです。
介護分野に従事する看護師など医療系専門職の不足も引き続きの課題です。
介護事業所は地域で住民の方々が安心して暮らし続けるための地域包括ケアの拠点です。
利用者と家族の生活を支えるサービス提供体制を、拡充していくための取り組みは引き続き必要と考えます。

2021年6月9日水曜日

2021年 根室市議会 6月定例月議会 日程・一般質問の項目

市議会の任期中最後の定例月議会が6月15日~18日に開催されます。
今回は8人が一般質問を行います。

日程

06月15日(火) 10時~ 行政報告・一般質問(4名)
 日本共産党から2番目に、橋本竜一、3番目に鈴木議員が質問を予定
 久保田議員 →橋本竜一 鈴木議員 →野潟議員
06月16日(水) 10時~ 一般質問(4名)・議案説明など
 足立議員 →久保議員 →小沼議員 →五十嵐議員
06月17日(木)
 10時~ 総務常任委員会(鈴木議員)
 10時~ 文教構成常任委員会(橋本竜一)
 13時~ 産業経済常任委員会
06月18日(金) 
 10時~ 予算審査特別委員会(橋本竜一)
 17時00分~ 本会議(採決・意見書案など)

6月15日(火) 2番目 橋本 竜一

1.市財政運営について
(1)新型コロナウイルス感染症に関する諸施策に係る財源対策について
(2)今後の財政運営の課題について
2.教育に関する諸課題について
(1)生活困窮等の諸課題に対応する学校教育と福祉分野の連携について
(2)学校等の施設整備・補修等について
(3)放課後教室等について
3.介護・福祉サービス体制の確保について

6月15日(火) 3番目 鈴木 一彦

1.ワクチン接種に係る諸課題について
(1)これまで明らかになった問題点と今後の対応について
(2)総合文化会館を接種会場としたことによる市民の文化活動への影響について
2.市立根室病院の外来診療・入院等の一部制限に係る諸課題について
2.市立根室病院の外来診療・入院等の一部制限に係る諸課題について