2021年12月22日水曜日

子ども向け屋内遊戯施設「ふるさと遊びの広部」わんぱーく オープンセレモニー

2021年12月22日

根室市ではじめてとなる子ども向け屋内遊戯施設「ふるさと遊びの広場」(通称わんぱーく)が本日オープンしました
開会式で石垣根室市長は、
「強風や霧、降雪などで屋外で遊べる時間が少なく、子ども達が自由に遊び、家族や親同士が交流できる場所が求める声が多かった。
多くの方々の協力でクリスマス前にオープンできた。
この施設が笑顔で満ち溢れ、子ども達がたくさんの楽しい思い出を作り出すことができる施設として、皆さんに愛されることを祈念する。
我々の責務として子育て環境の整備に今後もいっそう努めることを誓う」
と述べました
「わんぱーく」の愛称を名付けた地元小学生など来賓によるテープカットのあと、市内の幼稚園園児らがにぎやかに遊んでいました

経過
 平成30年 「(仮称)ふるさと遊びの広場」整備検討委員会で基本構想を策定
 平成31年 基本計画・基本設計
 令和02年 実施設計
 令和03年2月 工事開始

大型遊具
 天井面のネット遊具の面積は道内で最大級
 タワー付きチューブスライダー、ネット遊具と連結したクライミングウォール
 3基の「デン」は子どもの隠れ家的な小屋として「大地」「大海」「大空」をイメージしている
 デンの裏側に小さな子ども達が遊べるスペースを設けている










2021年12月17日金曜日

根室市も「子育て世帯への臨時特別給付金」 10万円を年内に一括給付へ

 2021年12月17日

根室市議会12月定例月議会で、急きょ補正予算が追加提案されました
「子育て世帯への臨時特別給付金」は、12/15の本会議で石垣市長は5万円分の先行給付を年内に行い、残りの5万円分はさらに補正予算で2月に支給する考えを示していました(以前の記事)
しかしその後、国の方針(地方自治体及び地方議会向けQ&A暫定版 12/15付)が自治体に通知されました

12/17の本会議における石垣市長の行政報告によると
①現金を一括給付することで追加分の意思確認を行うことを国が求めない、こと
②補正予算成立前等に自治体による給付が行われた場合も、事後に地方自治体に補助金を交付することを明確にした、こと
また、事務費の軽減等も図られることから、
12/17の本会議で市は追加の補正予算を計上し、10万円を年内に一括支給する形になりました

児童手当を受給している世帯は、予定通り12/21に支給される予定です
21日の支給は日程としては道内の市では一番早くなります

2021年 根室市議会12月定例月議会 補正予算・意見書など

2021年12月17日

根室市議会は12月定例月議会で補正予算を全会一致で可決しました
一般会計は88億5,415.8万円の増額補正で、予算審査特別委員会に橋本が委員として審議にあたりました
全国から寄せていただいたふるさと応援寄付金の基金積み立て(50億円)と寄付していただいた方への返礼品贈呈経費(30億5,847.9万円)等が主な内容です

橋本が質疑した内容について、一部ご紹介します

〇介護職員初任者研修等資格取得費助成金 151.1万円 増額

介護職員初任者研修と実務者研修にかかる受講費用の助成を行うもので、当初予算で10人を見込んでいたところ、決算見込みで22人の見込みになりました。
ところで、今回の助成金は介護保険の事業所に従事する職員を対象としており、障がい者関連施設の職員は対象となっていませんでした
実務者研修は介護福祉士を受験するために必要な研修です。
また障がい者施設の利用者も年々高齢化しており、そうした対応の必要性からも2021年度は障害者関連施設の職員も実務者研修を受講しています
障がい者関連の施設の職員も女性の対象とするよう求めたところ、市は来年度にむけて助成の対象を拡充することを検討すると答えました

〇市営住宅等整備工事 7,123.4万円 追加

国の社会資本整備総合交付金が追加配分されたため、来年度に予定していた光洋団地13号棟(新築・木造平屋1棟3戸)を今年度の追加補正予算として計上したもので、全額を繰越明許費として着工は来年度になります
ところで、2020年度一般会計決算審査特別委員会でも質疑しましたが、光洋団地の計画は実際のところ、国の交付金配分が厳しく予定通りの事業進捗となっていません
当初の予定では2021年度まで、新築が10棟30戸、改築が6棟24戸を実施している計画に対して、実際には新築5棟15戸、改築4棟16戸に留まっています(進捗率57%)
来年度から新たに改定する「根室市公営住宅等長寿命化計画」では10年間の整備計画を策定しますが、今後の光洋団地の整備についても検討していきます
現在、住み替え前の古い住宅に43世帯ほど居住されており、その方々の住み替えに適した戸数整備数に減少することが想定されます
市営住宅のニーズは近年減少している傾向にあるそうです。過去は例年100世帯ほどの申し込みがあったそうですが、現在ではその半分程度にまで減っています。

〇市立根室病院 オンライン資格確認システム整備委託 4,092千円 追加

 マイナンバーカードによる保険証確認システムの導入にかかる経費です。市立根室病院では2022年3月上旬頃の稼働を目標にベンダー側と調整を進めているそうです。
 新しいシステムの導入になりますので、早めの患者さんへの周知や、窓口が混乱しないようカードリーダーの機器に動作を補助するための人の配置なども病院側では考えているようです

12月定例月議会で採択された意見書は以下の通りです


2021年12月16日木曜日

2021年 根室市議会12月定例月議会 文教厚生常任委員会 

2021年12月16日

根室市議会12月定例月議会において、文教厚生常任委員会が開催されました
付託された議件は3件です

元の啓雲中学校校舎の改修工事の契約変更

2022年度に「花咲小学校」として新たに開校予定の元啓雲中学校の校舎の工事が進められていますが、アルミサッシの水切りの劣化や腐食、また工事のため外壁をはがしたところ、コンクリート内部の亀裂や雨水の侵入が確認されたため、工事請負代金額を増額する契約を、議会で議決しました
713.9万円増額し、請負代金は3億2,393.9万円となりました
工事中の元啓雲中学校の校舎


国民健康保険の出産一時金の金額の変更

2022年1月から産科医療保障制度が改正され、掛け金が4000円引き下げになります
(1.6万円→1.2万円に)
国保被保険者に支給される総額は従来通り42万円のままにするために、掛け金が減額となる4000円分を出産一時金で増額する国民健康保険条例の改正を行いました
資料作成:根室市保健課


子どもの国保税均等を5割軽減

国の法改正によって、2022年4月から6歳(になる年の3/31まで)以下の被保険者(いわゆる未就学児)の国保税の均等割額を5割軽減します

市の試算によると、
これによって影響をうける(保険税が軽減になる)被保険者は168世帯で226人
影響額は2,624,570円とのことです
根室市の国保税の場合

ところで国は「子育て世代の負担軽減」と言いますが、対象が未就学児までのしかも半額では全然足りません
私たちは引き続き18歳以下の国保被保険者の均等割りを免除するよう、強く国に訴え続けていきたいと思います

2021年12月15日水曜日

根室市議会 12月定例月議会 一般質問 ②

2021年12月14日

根室市議会12月定例月議会が開催され、一般質問を行いました
その質問内容と答弁を要約してお知らせします(つづき)

2.福祉施策について
(1)地域福祉計画の策定に向けた進捗状況について
【質問】 地域福祉計画の策定作業は、新型コロナウイルス感染症への対応に忙殺される中で、予定通りの作業進捗となっていない。しかしコロナ禍のもと、お互いを支えあい、地域のつながりをさらに強くする地域福祉計画の役割はますます重要に。
 次年度にむけてしっかりと立て直しを図っていく必要がある。

【市長 答弁】 地域や福祉団体などで構成される地域福祉計画策定委員会、庁内の関係部署による策定部会を設置。市民アンケート調査結果に基づき、各分野の生活課題の把握や問題点の洗い出し等を行ってきた。
 地域福祉計画は、福祉の総合計画として、各分野の施策を補完する役割を担う。実践にあたって市民の参画を重要としており、民生委員児童委員協議会等の関係機関の協力を得ながら年度末までの完成を目指し、策定作業を着実に進める。

(2)介護予防の取り組みについて
【質問】 介護予防は第8期介護保険事業計画において重点的な取り組みの一つとして位置付けているが、どのような視点を持って、介護予防の取り組みを発展させようとしているのか?

【市長 答弁】 これまで地域支えあい推進員と地域包括支援センターが中心に高齢者サロンや地域会館においてふまねっと運動の指導と普及推進に努めている。近年は音楽療法プログラムを取り入れたところ高齢者が楽しみながら積極的に参加されるようになった。
 今後は、こうした介護予防プログラムを老人クラブや町内会など様々な場面でより多くの高齢者が楽しみながらフレイル予防に継続して取り組めるよう関係団体と協議を進める。

【再質問】 「介護予防」に対する市の基本的な考え方を伺いたい。

【市民福祉部長 答弁】 高齢者が福祉の「担い手」へと社会的な地域をプロモーションしていくという大きな役割が求められる。元気で意欲のある高齢者の力を発揮できる環境を整備し、活躍の場を広げることが重要。
 保健師やリハビリテーション専門職が定期的に関与することにより、継続的に参加することができる運動法の指導をはじめ、定期的な体力測定など、高齢者がいつまでも参加し続けることができる通いの場を地域に展開できるよう取り組むことが介護予防の基本的な考え方。

【再質問】 現在、根室市で行っている高齢者サロンや音楽体操教室などは「行政が主体」となった取り組み。これらとあわせて、それぞれの地域における介護予防の担い手をどのように作るのか。また通いの場をどのように設定するのか。
 現在は特に「ふまねっと運動」が自主的な活動として広がりを見せているが、それに限らず、多様な取り組みを生活支援コーディネーターと市が協力して地域に働きかけていくことが必要。

【市民福祉部長 答弁】 10月28日には市内の介護事業所の作業療法士の協力を得て「笑いヨガ」の体験会を実施。また12月9日に、医療機関に勤務する理学療法士を招いたサロン活動を行って、来場者から各町内会でも実施したいと好評を得た。
 今後も生活支援コーディネーターと連携を図り、自立支援に資する多様な取り組みを積極的な事業展開を図っていきたい。

【意見として】 厚労省の好事例紹介で、滝川市など各地で「いきいき百歳体操」をベースに活動している地域がある。住民が主体となった取り組みを進めるために、行政が住民のリーダーとなる「サポーター」を要請し、活動をサポートしている。そのような住民主体の取組についてしっかりと研究してほしい。
【再質問】 介護予防の取組にリハビリテーションの理念がしっかりと実現されていく必要がある。専門職としての知識と理論をもって実践しているセラピストさん達にどのように地域で関わりをもってもらえるのか。地域で活動できる専門職の確保や民間事業所との連携について市としての考え方を伺いたい。

【市長 答弁】 市内の介護関連11団体からなる「根室市介護サービス事業者対策協議会」と連携を図り、新たな取り組みを開始したところ。
 まだまだ十分ではないが、今後も介護事業者と一層の連携を図り引き続き協議を重ねる。
住民自体が主体となる人を育てる視点にも立って、介護支援専門員やリハビリテーション専門職など介護人材の安定的確保に全力を尽くしたい。

【意見として】 介護事業所で専門職自体が足りないので今後ともしっかりと取り組みを進めていただきたい。地域の中で、リハビリテーションそのものをどのように活用していくのか、その目的のために、地域全体でどの程度の人材・体制が必要になっていくのか、ということを、地域ケア会議など様々な場面でも、しっかりと関係機関と話し合っていただきたい。


根室市議会 12月定例月議会 一般質問 ①

2021年12月14日

根室市議会12月定例月議会が開催され、一般質問を行いました
その質問内容と答弁を要約してお知らせします

1. 根室市の財政運営について

(1)次年度の予算編成について 
【質問】 2020年度の市一般会計の決算は6億円を超える繰越金が生じたが、次年度(2022年度は再び赤字の見込みとなっており、その要因を伺う。また国の補正予算の影響を含め、次年度の予算編成に向けた財源確保対策について、特に市長が重視する観点を伺う。

【市長 答弁】 地方創生臨時交付金の増額など、新年度予算と一体的に編成する「16か月予算」として方針が示されているが、地方財政対策を含め、国の予算編成の動向を注視している。
 根室市の令和4年度の収支見通しは、ふるさと応援関連基金の積極的な活用を図っても、財源不足が生じているが、ふるさと納税については、まちの振興と発展、市民生活の向上に幅広く有効活用させていただき、将来を見据えた施策展開を図る。当市の新たな魅力や可能性を拓く各種施策に対して、重点的な予算配分に努める。

(2)今後の建設投資等に備えた財政対策について
【質問】今後の建設投資の拡大にともない市債発行額が増加し、将来的な公債費の増加が懸念される。現時点における公債費の見通しと、市としてどのような準備をしていくのか?

【市長 答弁】 これまで「投資的経費の重点化による市債発行の適正化」に取り組んできたことから、既存の地方債が返還終期を迎えるため、現在20億円程度の元利償還金が15億円程度ににまで減少する。
 令和10年度頃から大型事業の元利償還が始まるため、(その頃から)年間10億円程度の新規市債発行を見込んだ場合、令和13年度に約18億円台後半に増加して、以降は減少する試算。
 将来展望に立った計画的な減債基金への積立等により、持続可能な財政運営に努める。

令和3年度子育て世帯への臨時特別給付の支給 2回目も現金給付へ

2021年12月15日

石垣根室市長は、市議会12月定例月議会の本会議における「行政報告」で、国の補正予算による子どものいる世帯への総額10万円相当の給付について、2回目の支給も現金で支給することを報告しました

現在でも(12/15時点)、国の方では補正予算の審議がすすめられていますが、2回目をクーポンで支給することに、『何故か』固執していた政府の対応によって、全国の自治体で混乱が生じています
根室市では12/3の「根室市議会12月緊急議会」で補正予算を可決しており、児童手当受給世帯には年内(12/21)支給に向けてすでに作業が進められていました
その後、国の予算審議で年内に10万円の一括給付も可能という判断がようやく政府から示されました
しかし、庁内でも検討したそうですが、今さら言われても、もはや作業変更ができません
予定通り先行給付分の5万円を年内に支給し、2回目の給付については補正予算を組み、のこりの5万円については「現金給付」で来年2月上旬をめどに支給する方針、とのことでした

なお、申請が必要な「高校生のみ」がいる世帯等では、今週中(12/17まで)に申請がされれば、年内に支給されるそうです


2021年12月10日金曜日

根室ワイズユースの会「ハマナス群落再生プロジェクト」のエゾシカ防除柵のメンテナンスに参加しました

 2021年12月10日

根室ワイズユースの会が実施している「ハマナス群落再生プロジェクト」に参加しました
エゾシカの食害から風連湖・春国岱のハマナス群落を保護するため、根室ワイズユースの会と根室市春国岱現勢野鳥公園ネイチャーセンター、そして根室市歴史と自然の資料館の方々が活動を続けています
今回は11名が参加しました


ハマナス群落を囲ったフェンスを補修しますが、今年は昨年ほどの損傷は無いように思いました
ところで、私はこれまで5か所のフェンスで囲った場所は小高い砂丘の上にハマナスが残っている地形なのだとばっかり思っていました
しかし、そうではなく、ハマナスがシカ食害で矮小化し根を張っていた部分が無くなったことで砂丘が崩れてしまっているのだそうです
いろいろな影響の大きさに驚きました


補修作業のあと、ゴミ拾いを行いました
例年、根室ワイズユースの会等でも、ゴミ拾いを行っていますが、今回はハマナス群落を囲ったフェンスの奥の方は、ゴミ拾い作業があまりこれまでされてこなかったことから、手分けして作業をしました
奥の方はこれまであまりゴミ拾いをしてこなかったために、古いゴミが数多く打ち上げられています。タイヤやさび付いたドラム缶など短時間で多くのゴミが集まりました

事務局の話によると来年度以降のゴミ拾い作業では、より多くの市民にも参加を呼び掛けながら、ゴミ拾いを行う区域を広げていきたい、としています

2021年12月9日木曜日

第2回「みんなのサロン」

 2021年12月9日

根室市社会福祉協議会は「第2回 みんなのサロン」を開催し、地域でボランティア活動などに携わる市民など12名が参加しました
根室市の生活支援体制整備業(根室市のHPへ)の委託を受諾しており、今年度から孤立を防ぐ地域の居場所づくりや誰もが安心して自分らしく暮らせる地域づくりをめざして「みんなのサロン」を実施しているそうです
2回目の開催となる今回は、車いすで理学療法士として働いておられる方を講師として「障害をもって働くということ」をテーマに懇談が行われました

講師の村上さんは、24歳の時に事故で脊髄損傷に。
「理学療法士としてはもう働けない」と思ったけれども何か自分にできることをと、アロマハンドセラピストやパステル和(NAGOMI)アートのインストラクターなど、座って出来る仕事の資格を取得。
現在は子育てをしながら、厚岸町のデイケアに勤務。週2回、JRで通勤しています。
それでも理学療法士として「患者さんに触れることはできない」と思っていたけれど、あるとき職場の上司から「肩のリハビリなら出来るのでは?」と言われ、自分の能力を活かして働く道が開けたそうです
村上さんが勤務する厚岸町の医療法人(医療法人社団田中医院)は、そのほかにもコンブ漁の繁忙期に午後だけ勤務するスタッフがいるなど、多様な働き方の職員が多く在籍しているそうです
個人の事情に職場があわせる、いろいろな働き方を認めてもらえることで、より多くの人が自分のスキルを活かすことができる。
根室市でもそうした職場が地域にあると良い、と語っておられました

また、根室市内のとあるスーパーマーケットのスロープの勾配がきついことなど、地域で暮らすことの様々な難しさを指摘。
だれかが何かあったときに悲しくならない地域、また自分らしさを無くさずに暮らせる地域になれたらと良い、と述べていました

講演後の懇談では、地域で暮らす中での様々な課題や困難などが意見交換されました
様々な意見の中でも印象に残ったことは、地域で多様な事情を抱えた方々が安心して暮らし続けるには、当事者の方々の声を聞く、そのための場所や機会をより多くもうける
そうしたまちづくりが必要なんだろうな、と思いました


2021年12月8日水曜日

令和3年度教育総合会議

 2021年12月8日

根室市と市教育委員会は「令和3年度 総合教育会議」を開催しました。
教育総合会議は、2014年の地方教育行政法改正によって設置され、地方公共団体の首長と教育委員会が十分な意思疎通を図り、地域の教育の課題やあるべき姿を共有して教育行政の推進を図ることを目的にしているそう・・・です。
根室市では今回8回目の開催になります。

はじめに学校現場からの取り組み報告として、市立光洋中学校の藤原校長先生から光洋中学校の取り組みについて報告されました
藤原校長先生は、不登校や保健室登校の生徒が増えている現状に悩みつつも、中学校の統合されたことを継起にまちづくりの視点から学校経営や子どもたちの教育をすすめ、生徒同士が支えあうピアサポートや地域と一体になって地域防災教室を取り組んできたことなどをお話されていました
また北方領土学習については、小中高と系統的な学習として取り組んでいくことが重要としつつ、世界各地で領土問題を抱えている地域やそれを解決した地域などがあり、国際交流など含め世界的な視野から考えていくことが必要ではないかと指摘しました

各教育委員からはコミュニティ・スクールについて、地域の方々との関りが大切としつつも、昔と現代では価値観が大きく変化している問題もある
大人の側もそうした新しい考え方や価値観を学ぶ機会が必要ではないか、といいった意見などもありました

そのほか、議事として「新型コロナ禍での教育」について説明があり、感染拡大防止のため自宅待機となった児童生徒などへのiPadの貸し出しや学校へのレバー水栓の導入、また市教育委員会事務局の若手職員によるYouTubeチャンネル「あっとほーむねむろ」の動画制作・配信の取り組みなどが報告されました

さらに今後の課題と将来に向けた取り組みとしては
  • 落石中学校耐震化・小中併置校化事業:R4年度予算に設計委託料を予算要求
  • 学校体育館吊物耐震化事業:R4年度予算に市内の小・中6学校のバスケットゴールの落下防止、屋体照明の落下防止を予算要求
  • 歯舞湿原の保存活用事業:歯舞湿原を市の天然記念物に指定し保全を図るため、大学教授や学芸員などによる検討会を立ち上げる
  • 飯田三郎資料室の移転・生誕百十年記念事業:現在図書室にある「飯田三郎資料展示室」を市総合文化会館の旧喫茶スペースに移設。R4年12月までに完成させ、オープニングセレモニーと飯田三郎氏生誕110年記念事業を開催する。
  • 総合運動公園スケートリンク大規模改修
  • ねむろっこ図書館フェスティバル開催事業:本に関するヒーローショーや物語のペープサートづくりなどのイベントを夏休み期間中に開催予定。
などが報告されていました


2021年12月7日火曜日

2021年 根室市議会12月定例月議会 日程・一般質問の項目

根室市議会の12月定例月議会は12月14日(火)~17日(金)の日程で開催されます
今回は9人が一般質問を行います。

日程

11月14日(火) 10時~ 本会議
 一般質問(5名)
 中村議員 →須崎議員 →西田議員 →橋本 →坪田議員

12月15日(水) 10時~ 本会議
 一般質問(4名)
 久保田議員 →鈴木議員 →本田議員 →永洞議員

12月16日(木) 常任委員会
 10時~ 総務経済常任委員会
 14時~ 文教厚生常任委員会

12月17日(金)
 10時~ 予算審査特別委員会
 16時30分~ 本会議 採決・意見書案など

一般質問の項目

12月14日(火)4番目 橋本竜一

1.根室市の財政運営について
(1)次年度の予算編成について
(2)今後の建設投資等に備えた財政対策について
2.福祉施策について
(1)地域福祉計画の策定に向けた進捗状況について
(2)介護予防の取り組みについて

12月15日(水)7番目 鈴木一彦

1.災害時における避難所のあり方について
2.新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について
3.総合運動公園の整備について
4.根室市における学校教育の課題並びに課題解決に向けた取り組みについて



陸揚庫の保存と活用を考える「公開ヒアリング」と「意見交換会」

 2021年12月5日

10月に国の登録有形文化財に登録された「根室国後間海底電信線陸揚庫」について、北方領土対策に関する専門家会議が主催する公開ヒアリングと意見交換会が、ニホロで開催され、聴講してきました

第一部の公開ヒアリングでは陸揚庫保存会の久保浩昭氏をはじめ、根室の自然・文化に造詣のある方や観光協会、千島連盟の脇理事長などが、陸揚庫の今後の保存方法や今後の活用、あるいはこうした施設を含め根室の歴史や自然を活かした観光振興策や、領土返還運動を盛り上げるため結びつきなど、様々な角度からの主張されていました
二部の意見交換会では北海道博物館学芸員の右代氏をコーディネータに、根室市市史編纂委員の方、文化財保護の専門家の方を交え、さらに論議を深めていました

保護については、どのような形で修復するのか、あるいは潮風や越波から守るために「覆屋」をするのか等が論点となっていました
また活用については文化財として、そのほかの根室の歴史遺跡や自然と連動した一帯のストーリー性をもたせ、それぞれのスポットを観光客が周遊できるような壮大な構想など、いろいろなアイデアが挙げられたほか、領土問題の啓発施設としても修学旅行での活用や財源についても北方領土の関係から内閣府に協力を求めることなどの発言もありました

ただ修復をする上でも、市民や観光で活用するストーリーを構築する上でも、この「陸揚庫」が、当時どのような活用がされていたのか、もともとの姿はどのような形だったのか、装置や什器など陸揚庫の内部の状況がどうだったのか、当時かかわった人々の証言や記録が他にあるのか・・・まだまだ分からないことが多くあるそうです

それと合わせて論議になったのは、保存や活用を進めるうえで「多くの市民をどのような形で巻き込んでいくのか」という点です
何らかの市民組織を立ち上げたとしても、取り組みを「長く継続していくことが難題」と参加者の方々は懸念していました。こうした課題にも他地域の事例も参考にしながら研究を深める必要があるようです



根室市立歯舞学園 「職場体験報告会」

 2021年12月6日

根室市立歯舞学園で、第8学年の生徒による総合学習の「職場体験学習」として行われた報告会が開催されました
歯舞学園は2013年に4小学校の統合により小中併置校となり、2020年度から小中一貫教育を行う義務教育学校に移行した学校です

参観日にあわせて行われた報告会でしたが、根室市役所でも3名の生徒さんが体験学習を行ったことから市議会にもご案内をいただき聴衆しました。
生徒さんたちは市内の洋菓子店や生花店、漁協、自衛隊、コンビニ、ガソリンスタンドなど様々な事業所で職場体験を行い、その中で経験したこと学んだことをパワーポイントを使って報告していました
パワーポイントの写真や字体のレイアウト等とても分かりやすいスライドづくりと、目標と成果を的確に伝える内容でとても感心しながら聞いていました。
またクイズを織り込んだり自衛隊で学んだ三角巾で腕を支える方法を披露したり、それぞれ創意工夫をこらした発表を行っていました
「花屋さんの仕事は水替えなど力作業もたくさんあり、想像以上に大変だった」
「私たちが学校生活を送っているのは市役所の人たちのおかげでもあると知った。そのことを頭においてこれからの学校生活をまじめに過ごしていきたい」
「これからはお店に行って買い物するときにお礼を言いたいと思う。お客さんにお礼を言われると店員さんもうれしい気持ちになる」
こうした活きた体験が生徒さんたちの人生をさらに豊かにしていくことを願っています。



2021年12月3日金曜日

根室市 子ども向け屋内遊戯施設 12月22日にオープン

 2021年12月3日

根室市民待望の子ども向け屋内遊戯施設(愛称「わんぱーく」)が完成し、市議会にも公開していただきました
12月22日のオープンに向けて、遊具や備品などの整備が進められていく予定です
H30年度から設計・工事をはじめ、12月に竣工。
建設費は総額約5億円となっています

利用は無料で、対象年齢は小学校6年生までとなっています
22日は午前中にオープニングセレモニーを行い、午後から開館の予定だそうです








2021年 根室市議会12月緊急議会

2021年12月3日

根室市議会は12月緊急議会が開会し、補正予算を可決しました
国の「子育て世帯への臨時特別給付(先行給付金)」によって、子ども一人あたり5 万円が給付されます。

11 月19 日に閣議決定された政府の『コロナ克服・新時代改革のための経済対策』で
「子育て世帯に対して子供1人当たり10万円相当の給付」が示され、それにともなう予算措置されました
先の総選挙で公明党が選挙公約で掲げていました。しかし選挙後に自民党側といろいろと揉めていたことは記憶に新しいと思います
結果的に10万円を分割して、来年春には子ども一人あたり「5万円相当のクーポンを基本とした給付」をおこなうとしています
が、これについても分割することで事務経費が1247億円くらい(1回目の振り込み280億円、2回目のクーポン967億円)かかることが判明して、世の中では様々に物議をかもしています

いずれにしても、まず第一弾を年内に支給することを目指しているので、根室市をはじめ各自治体でもその準備に追われています

中学生以下の子どものいる世帯のうち、9月分の児童手当受給者は特に申請が必要なく支給されます(先の『経済対策』の表現では「プッシュ型」というらしいです)
なお「年収960万円以下」という表現がよく使われていますが、これはあくまでも子ども2人と年収103万円以下の配偶者の場合を想定したモデルケースで、実際には児童手当の扶養親族等の数に応じた「所得制限限度額」以下ということになります
この受給者世帯に、高校生が含まれる場合はその分を含めて支給されます

※ 根室市の支給見込み件数(市担当課調査)
   中学生以下 2588人(1514世帯)
   高校生   522人(95世帯)

それ以外では、18歳以下の高校生等や10月から来年3月末までに生まれた新生児は別途申請を受け付け、来年1月ごろから随時、支給できるよう準備を進められます
ホームページやチラシなどの他、個別に郵送でも周知が図られるそうです

画像引用 https://kurashi.yahoo.co.jp/procedure/details/10009830


2021年11月25日木曜日

2021年 根室市議会11月緊急議会

 2021年11月25日
根室市議会は11月緊急議会を開催し、福祉灯油や赤潮対策、新型コロナのワクチン接種体制のための補正予算178,240千円を可決しました
経済産業省北海道経済産業局ホームページ(2021年11月17日)より

冬の生活応援 福祉灯油支給事業経費 22,528千円

急激な灯油単価の高騰をうけ、根室市では「福祉灯油」は2014年の実施以来、7年ぶりです
前回の5,000円から1万円に拡充して灯油券を配布(生活保護世帯は5,000円)
今回は対象となる世帯を身体障害者手帳1・2級などを拡大しています
重複となる世帯をのぞき、市は対象となる総世帯数は2,400世帯と見積もっています
手続きとしては対象と想定される世帯に対して申請書を送付。必要事項を記載し、郵便で返信します。該当世帯となることが確認されれば、簡易書留で送られます
非課税世帯を対象としていますが、世帯分離している世帯は対象とならないため、はじめの案内時点でその旨をわかりやすく周知しておく必要があるとは思います


沿岸漁業振興対策事業(赤潮対策)21,917千円

現時点で国や北海道の支援内容が示されておらず、また支給時期についても遅くなることも想定されるため、地域の短期的な要望事項のうち調査費用と種苗生産経費に対して、市が独自支援を行うものです
赤潮被害の調査にかかる傭船料やダイバー経費への支援(3,311千円)とウニ種苗生産・放流費用に掛かる経費への支援として、ウニ種苗センターの関連経費のうち歯舞・落石・根室の三漁協分を、道が認定した今年度の被害比率に応じて、補助します

2021年11月19日金曜日

根室市コミュニティ・スクール研修会

2021年11月19日(金)

根室市教育委員会は「コミュニティ・スクール研修会」を市総合文化会館で開催し、市内の学校関係者・保護者など約60名程が参加していました
根室市では、2021年度に歯舞学園校区、そして2022年度から市内すべての中学校区でコミュニティ・スクールを実施する予定になっています
開会あいさつで、波岸教育長は「学校と住民が地域で育てたい子ども像について十分に共通理解を深めることが必要」とあいさつされていました

研修会では元北海道CSアドバイザーで伊達市教育委員会教育部参与の櫻井貴志氏が「これまでの取組を生かしたコミュニティ・スクールの推進に向けて」というテーマで講演をされ、コミュニティ・スクールの基本的な概要や先進事例の取り組みの説明を聞きながら、今後根室市としてどのような形で取り組んでいくべきかについて、学びました

櫻井氏はコミュニティ・スクールは、
地域や保護者の方々が学校運営に参画し、学校を応援する仕組みだが、あくまでもツールであり設置することが目的ではないと指摘します
まず、校長が作成した「学校運営の基本方針を承認」し、どのような子ども達を育てていきたいのか、ビジョンを共有します
熊本地震で避難所を運営した事例や、コロナ禍で学校職員と一緒に清掃や消毒をした事例、町内会役員会に生徒が参加して活性化するなど先進的な事例なども紹介していましたが、
無理をせずに、これまで地域で取り組んできた「北方領土学習」や「はぼまい学」などの取り組みをコミュニティ・スクールの中に取り組んでいくことを提案されていました

まとめとして櫻井氏は、コミュニティ・スクールは
根室市の学校を応援する仕組み、根室市の子ども達を地域みんなで育てていくための仕組みづくり、それぞれの役割を再確認する仕組み、として
そうした仕組みを通じて、子どもたちにいろいろな力を育てていくものと説明されました




被害に遭われた方の一刻も早いご回復をお祈り申し上げます

2021年11月19日

根室市内で大変に痛ましい事件が発生しました
突然の出来事に被害に遭われた方そして、ご家族様の心痛は察して余りあるものがあります
何よりも一刻く早くご回復されることを心からお祈り申し上げます

2021年11月20日(土)北海道新聞


2021年11月13日土曜日

「土地利用規制法」の廃止を求める学習・講演会

 2021年11月13日

土地利用規制法が2021年の通常国会で成立し、政府は2022年9月に施行するとしています
各地でも自衛隊施設など、土地利用規制法の「注視区域」に指定される可能性のある土地・建物が多くあります
矢臼別演習場を抱える道東地域においても、今後の地域住民への監視や利用規制など何らかの影響をうけるおそれがあります

矢臼別平和委員会が主催する「土地利用規制法」の廃止を求める学習・講演会が別海西公民館で開催され参加してきました。室蘭工業大学の清末愛砂教授が講演され、主催者によると関係者など58名が参加していました

清末教授は土地利用規制法を「防衛・安全保障の名の下で住民を合法的に監視下に置き、私権を制限する」ことができる稀にみる悪法と指摘します
戦前に国防を名目に要塞地帯への立ち入りや撮影などを禁止・処罰の対象とした「要塞地帯法」や軍事秘密の収集や漏洩を禁止した「軍機保護法」を引き合いに、土地利用規制法は基本的人権を尊重する日本国憲法の精神に反するとのべました
土地利用規制法の廃止を求めていくことは重要だが、それと同時に、問題を広く宣伝して、この方を実行させていかない取り組みが重要と説明しました


「ヒグマ講演会」に参加しました

2021年11月12日

根室市が主催する「ヒグマ講演会~知って防ぐ、ヒグマの被害~」が、市総合文化会館で開催され、聴講させていただきました
公益財団法人知床財団の職員の方が講師で、ヒグマの生態や出会ってしまった時の対応やヒグマとの共存のために放置しないこと等、生活上の注意すべき観点などについてお話をされました
根室市でも今年、ヒグマの目撃情報は多く、すでに46件が報告されているそうです。2020年度1年間の目撃件数(44件)をすでに超えています

講演によると、環境省や北海道の調査で全道のヒグマの生息数は平成2年(1990年)で5200頭と推定されていたが、令和2年(2020年)では11,700頭と増加傾向にあること。また確認された分布状況も生息地域?も拡大傾向にあるそうです
1955年~2009年までの統計で151件だった人身被害は、2021年だけで11名(死亡3名、負傷者8名)にのぼっているとのことでした
山林での被害に加え、近年では住宅地域での事故が報告されています。特に札幌などの都市部での出没する傾向になっており、農作物の食害など経済被害も増加しているそうです
ヒグマが増えていること、地方における人口の減少と耕作放棄地の増加が要因となっているとしています
学習能力があり、人のゴミなどを食べると行動が突然変化して、人や住宅に近づくようになるそうです。その状況を「スイッチが入る」と表現していました。そうなったら行動が元に戻ることは無く、捕殺するしかないそうです
講師の方は、斜里や羅臼の状況を報告しながら、5年後や10年後にどうなるかわからないが、好転することは無く、人とヒグマの距離はどんどん近くなっていくのではないか。行動には個体差があり、突然問題を起こすため予測できない。道内全体が知床のようになっていくのではないか、と述べていました
また野生動物の問題に対応する技術者や地域としての仕組みが必要になるのではないかともお話しされていました



2021年11月6日土曜日

春国岱一斉清掃活動が行われました

 2021年11月6日

風連湖・春国岱の保護活動の一環として、根室ワイズユースの会が主催して実施している「春国岱一斉清掃活動」が行われました
昨年は新型コロナの影響で実施できなかったものの、今年は広く一般市民に参加を呼びかけずに会員・家族に参加をしぼって呼びかけ、当日は会員など21名、事務局(市役所)含めて約30人程度が1時間ほどかけて木道周辺のごみを拾い集めました
例年よりもゴミは少なかったように思いました

貴重な自然環境を次世代にしっかりとつなげて行ければ良いですね






開始前にネイチャーセンターのレンジャーさんから、ゴミ問題とくに海洋プラスチック・マイクロプラスチック問題についてレクチャーがありました



2021年11月2日火曜日

根室市 令和2年度一般会計決算審査特別委員会 ④

 2021年10月19日~22日に開催された令和2年度 一般会計決算審査特別委員会の続きです

資料館の取り組みについて

歴史と自然の資料館では2020年度は、北構保男氏より寄贈をうけた考古学資料の調査研究や保存と公開のため、国のアイヌ施策推進交付金なども活用して、資料館の展示スペースの改修や2020年8月には特別展「強度の考古学者北構え保男博士の研究」を開催しました

資料の保存場所は大丈夫か?

北構氏から約13万点とも言われる資料の寄贈がありましたが、収蔵スペースとしては、歴史と自然の資料館はほぼいっぱいで、旧幌茂尻小学校、旧和田小学校にも保存されています
現在のところは収蔵されているが、資料館の資料は今後も増え続けることが考えられるため、今後収蔵スペースのあり方については検討が必要になってきます。

学芸員などの体制は大丈夫か?

資料館における学芸員の業務について近年は、北構氏の膨大な寄贈資料の調査研究に加え、自然エネルギー開発計画で周辺に埋蔵文化財の調査をおこなったり、チャシ跡を含めアイヌの歴史・文化への対応や、日本遺産の認定に係る業務など、文化財の業務なども多様化して増えてきており、体制について充実させていくように求めました
歴史と自然の資料館 ホームページから


根室市 令和2年度一般会計決算審査特別委員会 ③

 2021年10月19日~22日に開催された令和2年度 一般会計決算審査特別委員会の続きです

光洋団地の後期計画の進捗状況は?


もともと毎年度、新築で木造平屋を2棟6戸、既存住宅のリフォームを1棟4戸づつ進めていく予定で2024年度までに28棟96戸を整備する予定でした
ところが社会資本整備総合交付金が当初の計画のように配分されることが難しくなり、現在では表のように新規建設と既存リフォームを交互に実施している状況になっています
当然ながら、当初予定していた戸数整備には間に合わないのですが、現在既存の光洋団地住宅にお住いの方は49世帯が残っている状況です
市としては現在、公営住宅の長寿命化計画の更新・策定作業を進めており、その中で今後必要とする建築戸数を再度検討していく形になるものと考えられます

春国岱の木道・木橋の整備はどうなっているのか?

春国岱の木橋部分が今年2月ごろから風連湖の結氷により橋げた部分が持ち上がったためか破損しており、通行止めとなっています

通行止めから8か月以上経過していますが、現在施工方法について検討中とのことでした
春国岱の木道は、2017年度にクラウドファンディング型ふるさと応援寄付金によって全国から応援をいただいて修復したものです
かなりの予算が
また、入り口の駐車場から木橋までの木道は北海道が管理している部分ですが、ここも板材の破損がひどく、上からコンパネを何十枚を張り付けて補修していたり、側面の丸太も破損して落ちている箇所もあります
また駐車場の柵についても朽ちてぼろぼろの状態です
観光の観点からも、市と北海道が連携して、しっかりとした対策をとっていくよう強く求めました