2015年5月28日木曜日

厚床小学校 視察

2015年5月28日

根室市議会の文教厚生常任委員会(本田委員長)は、今年に新築された厚床小学校の視察見学を行いました













厚床小学校は2014年6月~翌年3月25日に工事を行い、4月6日の入学式を迎えました
鉄筋コンクリート造2階建で、校舎の工事費は約4億8700万円です
現在小学校は児童27名、同一敷地にある中学校は生徒13名が在籍しているそうです
ご案内してくださった校長先生は、子どもたちは新校舎に移って2ヶ月たち、子供たちも慣れてきたとお話しされていました

体育館は今年度工事をおこない、
今後の予定として、2016年度に外構工事、2017年度に中学校の改修工事が予定されているそうです














一階の玄関から入ったホールは、集会や少年団活動にも使えるそうです
中央の階段の下がステージです
鉄筋コンクリートですが木材が床や壁に使用されて温かい雰囲気です
職員室からは玄関やホール、グランドが見渡せるようになっています
















2階は吹き抜けの構造で、教室や特別教室が配置されています
写真は特別支援教室の外観です
障がい者用トイレや奥にはエレベータも設置されています














今年建設中の屋内運動場
隣は厚床中学校の校舎です














学校図書とコンピュータの部屋です

2015年5月23日土曜日

第49回 道東勤医協 通常社員総会

2015年5月23日

医療法人道東勤労者医療協会は第49回通常社員総会を、釧路市生涯学習センターまなぼっと幣舞で開催しました

法人の経営状況は、2013年度では医師体制の困難から釧路協立病院の病棟を4つから3病棟に削減し、そのためさらに収支が悪化しました
2014年度は入院・外来収益で改善を図ったものの、前年度に引き続き赤字決算となりました
国により診療報酬と介護報酬がどんどん削減されてくることにより、法人としての収益が落ち込み、その一方で人件費の総額も人件費率も伸びていく状況にあります
その上、1億円近い控除対象外の消費税負担が経営悪化に拍車をかけています

総会の報告の中で、
私たちの医療・介護活動は、格差と貧困の拡大し、高齢化が進む地域の中において、入院から在宅まで医療・介護・健康づくり・支え合いなどの様々な要求に総合的に応えることが大きな特徴。
無差別平等の医療の実現をめざし、無料定額診療や社会保障闘争に取り組む民医連の医療機関であることが、医療や介護が切り捨てられていく今の社会・政治情勢の中で、地域の安心にとってかけがえのない存在だと考える
と述べ、経営管理をすすめる一方で、憲法の立場で「いのちと健康を守る」権利としての社会保障確立に取り組むこと、友の会や医療介護の拡充を求める人々との共同を広げ、安心して住み続けられるまちづくりを進める、という方針を説明しました

総会議案を深める観点から参加した道東勤医協の「社員」が十数名発言しました
根室からは、根室市議の神忠志さんがロシア200カイリにおけるサケマス流し網の禁止法案がロシア議会で審議されている問題について、法案が成立した場合に根室だけでなく釧根管内の地域経済に大きな影響を与えかねない状況にあることを報告しました
また道東勤医協ねむろ医院からは看護長が、看護スタッフが診療の中で「気になる」患者さん宅に訪問する活動実践を報告しました。訪問活動は、患者さんとの信頼関係を築き、また患者さんの思いや感謝の言葉、期待の声を直接聞くことができる職員の成長の場、と述べていました

2015年5月17日日曜日

シーサイドクリーンプロジェクト2015

2015年5月17日

根室市役所は、市民がいっせいにあつまって桂木海岸・友知海岸のゴミ拾いをおこなう「シーサイドクリーンプロジェクト2015」を開催しました
この事業は2007年からの開始で今年で9回目になるそうです
「近年、ペットボトル等の容器類が急速に普及する一方で、残念ながら、一部のマナーの悪さなどから、多くの市民が親しんでいる海岸域に多量のゴミとして捨てられ、海岸全体の環境を著しく損ねている状況にあります。このようなことから、海岸が本来持つ「やすらぎの場」としての機能再生や環境保全を図るため、市民一体となった協働事業により、海岸における容器類のゴミ収集を実施するとともに、更には、収集したゴミのリサイクル化を図るなど、循環型社会(エコ・コミュニティ)の形成に寄与することを目的とするものであります」(市の説明文書から) 
 
根室市をはじめ各行政機関・町会・民間企業や市議会から総勢約400名近くの方々が参加して、朝から海岸にあつまって、浜辺に多量に打ち捨てられた空き缶、ペットボトル、発泡スチロールくず、ロープの切れ端などを拾い集めます。中には自転車やテレビまで落ちていました
天気が良く例年よりは寒さは感じませんが、やはり風が強く砂が顔に飛んできます
 
ご参加の皆様、おつかれさまでした
 
 
 

2015年5月8日金曜日

根室市 光洋団地(後期)基本計画書

 
根室市は、「根室市光洋団地(後期)基本計画書」を、2015年4月27日にとりまとめました
 
根室市には現在1,141戸の市営住宅があります(このほかに道営住宅もあります)
このうち光洋町2丁目~4丁目に設置されている住宅は、昭和37年~昭和41年建設と老朽化した住宅のため、2004年から建て替えがすすめられてきました
今年度(2015年度)建設中のものを含めて、RC造4・5階建て252戸とRC造2階建48戸の合計300戸を建て替える形になります(ここまでを前期計画というそうです)
今回市から示されたのは2016年度以降の後期の基本計画になります
 
これまで市議会などでも公営住宅の建て替えを今後どのようにすすめていくのか、また建て替える場所についても現在地で良いのか、あるいは市街地に建設することも検討すべきでないか、など様々な議論がされてきました
現実的な問題として今年度まで建て替えを進めてきた新築の市営住宅の場合、現在の住宅使用料(家賃)が高くなってしまうことや、住居のベランダに面した菜園がある、車を置くスペースの問題など様々な理由から、また特に高齢者にとっては引っ越し自体が大変ということもあり、古い住宅から移転があまり進まなかったという経過もありました
 
今回示された計画書によると写真のように光洋町2丁目~3丁目に現在建っている296戸(そのうち居住しているのは140戸)を、木造による建て替え48戸(16棟)、既存住宅のリフォーム48戸(12棟)にする計画になっています
特に既存住宅のリフォームはコストを抑えながら(家賃も新築より安く設定できる可能性がある)、設備など住環境を改善することができ、大きな利点があると思われます。ただし現住宅はすでに法的耐用年数を超えている状態なので(耐力度調査は実施している)、10年後にこのリフォーム住宅をどうするのか別途検討が必要になるそうです
 
上記の写真では見づらいかと思いますが、緑色の区域が新築(建替えゾーン)、ピンク色の区域がリフォーム(改善ゾーン)、青色の区域が現時点で使用目的が決定していない(将来別用途活用ゾーン)という形になっています
 
2015年度に基本設計と測量、2016年度に実施設計をおこない、2017年度から2024年度にかけて毎年、新築2棟6戸と改善1棟4戸づつ進めて行く計画になっています
 

2015年5月5日火曜日

ねむろ「九条の会」 憲法記念日のつどい

2015年5月3日

ねむろ「九条の会」(細川代表世話人)は、根室市総合文化会館で「憲法記念日のつどい」を開催しました

北海道新聞情報サービス釧路編集センター記者 佐竹直子氏による、戦時中の日本が治安維持法にもとづいておこした冤罪、弾圧事件である「北海道綴方教育事件」をテーマにした講演がおこなわれました。

市民ら約70名が参加し、戦前・戦時中の日本国内の状況を知り、今の「戦争立法」化がすすめられようとしている現代日本の現状について、それぞれ思いをあらたにする機会となりました

興味深かったのは、佐竹記者が講演の中でのべた「思考を停止させた時代の罪」という言葉です
共産主義者の排除という目的だった治安維持法は成立後わずか3年余りで、帝国議会の議決を経ることなく、取締の対象範囲を文化、芸術など幅広い分野にも拡大させていきます
生活綴方教育や生活図化教育は、共産思想や国体変革などと何ら関係ないところで、弾圧の対象とされていきました
当時の冤罪事件にかかわった裁判所の元書記官は、戦後の取材記録のなかでかわいそうとも思わなかった」と、当時の様子をたんたんと語ったといいます
その元書記官の方が人間的な感情や人権意識が低い、ということではなく、そのようなことが「当たり前」に執行されることが当然の時代、社会環境だったのだと思います

私は戦争を知らない世代ですが、あらためてそのような時代に逆戻りさせてはならないと強く思いました

※ 講演内容(要旨)などは、ねむろ「九条の会」のブログに後日掲載される予定です



2015年5月4日月曜日

2015年 根室市議会 5月緊急議会

2015年5月1日

根室市議会は、5月緊急議会が開催されました
おもな議事内容は次の通りで、いづれも全会一致で可決されました

国民健康保険税条例の一部を改正する条例 
  • 国の地方税法施行令改正にもとづく条例改正で、大きな改正内容は2点です。
  • ①国保の課税限度額が合計4万円引き上げられ、85万円になりました(医療給付費分が51万円→52万円、後期高齢者支援金等分が16万円→17万円、介護納付金分が14万円→16万円)。市の資料によると2015年度の当初予算時点の数値で試算すると、影響をうける(負担増になる)世帯は全体の7.4%で349世帯になるそうです。また収納額ベースの試算では国保税収入は6,632千円増えるそうです
  • ②応益負担分の低所得者に対する法定減免の対象者が拡大されました(5割減免・2割減免)。内容の詳細は触れませんが、市の試算によると軽減の対象となる世帯は全体の1.3%で62世帯だそうです
  • ところで、根室市では2010年度、2011年度、2014年度に限度額引き上げによる保険税増収分を財源に充て、所得割税率を一部引き下げの措置をとってきました。ところが2014年度の決算見込みでは国保基金を使い果たし、さらに一般財源から繰り入れが必要な状況と報告されています。その大きな要因の一つは国や道からの支出金が当初予定していた額より大幅に減ってきたためです。基金という調整財源が0になってしまった以上、今年度以降の財政運営が赤字となった場合、その対応が厳しくなります。こうした状況も含め、今回は保険税率の引き下げはおこなわれませんでした。
根室市介護保険条例の一部を改正する条例
  • 国の介護保険法施行令の改正にもとづく条例の改正です
  • 2015年度~2017年度の介護保険料のうち、第1段階の介護保険料が月額2,050円(年24,600円)→1,842円(年22,100円)に軽減されました
  • 全国的な介護保険料の高騰に対して、国が低所得者への軽減対策として予算措置したものです(報道によると2015年度からの介護保険料は全国平均5,000円を超過したそうです)。しかし国は消費税の10%増税を先送りしたことを口実に、今年度は当初に予定していた保険料軽減の範囲を縮小して実施しました。2017年度に消費税10%増税とセットで残りの軽減対策を実施する予定だそうです。もっとも、保険税軽減よりも消費税負担増の方が多くなりそうですが。。。
厚床中学校屋内運動場改築工事(建築主体)請負契約の締結について
  • 厚床中学校の屋内運動場が改築されます。378,540千円で渡辺・髙橋・桑野特定建設工事共同体と請負契約を締結されます。工事の完了期限は2016年3月22日となっています
平成27年度補正予算(一般会計・介護保険)
  • 大規模養鹿場整備事業補助金 40,000千円
  • 国の「地域の元気創造プラン」による「地域経済循環創造事業交付金」を活用した補助事業。
  • 有限会社ユックさんが現在西和田で実施している養鹿施設とエゾシカ食肉販売事業について、施設面積を倍に広げて、現行の養鹿頭数を100頭から200頭に拡大するそうです

第86回メーデー根室市集会

2015年5月1日

第86回メーデー根室市集会が根室市常盤台公園で開催されました
関係団体から約100名が参加し、労働者の権利、社会保障改悪反対、平和を守れとアピールのデモ行進を行いました