2021年12月8日水曜日

令和3年度教育総合会議

 2021年12月8日

根室市と市教育委員会は「令和3年度 総合教育会議」を開催しました。
教育総合会議は、2014年の地方教育行政法改正によって設置され、地方公共団体の首長と教育委員会が十分な意思疎通を図り、地域の教育の課題やあるべき姿を共有して教育行政の推進を図ることを目的にしているそう・・・です。
根室市では今回8回目の開催になります。

はじめに学校現場からの取り組み報告として、市立光洋中学校の藤原校長先生から光洋中学校の取り組みについて報告されました
藤原校長先生は、不登校や保健室登校の生徒が増えている現状に悩みつつも、中学校の統合されたことを継起にまちづくりの視点から学校経営や子どもたちの教育をすすめ、生徒同士が支えあうピアサポートや地域と一体になって地域防災教室を取り組んできたことなどをお話されていました
また北方領土学習については、小中高と系統的な学習として取り組んでいくことが重要としつつ、世界各地で領土問題を抱えている地域やそれを解決した地域などがあり、国際交流など含め世界的な視野から考えていくことが必要ではないかと指摘しました

各教育委員からはコミュニティ・スクールについて、地域の方々との関りが大切としつつも、昔と現代では価値観が大きく変化している問題もある
大人の側もそうした新しい考え方や価値観を学ぶ機会が必要ではないか、といいった意見などもありました

そのほか、議事として「新型コロナ禍での教育」について説明があり、感染拡大防止のため自宅待機となった児童生徒などへのiPadの貸し出しや学校へのレバー水栓の導入、また市教育委員会事務局の若手職員によるYouTubeチャンネル「あっとほーむねむろ」の動画制作・配信の取り組みなどが報告されました

さらに今後の課題と将来に向けた取り組みとしては
  • 落石中学校耐震化・小中併置校化事業:R4年度予算に設計委託料を予算要求
  • 学校体育館吊物耐震化事業:R4年度予算に市内の小・中6学校のバスケットゴールの落下防止、屋体照明の落下防止を予算要求
  • 歯舞湿原の保存活用事業:歯舞湿原を市の天然記念物に指定し保全を図るため、大学教授や学芸員などによる検討会を立ち上げる
  • 飯田三郎資料室の移転・生誕百十年記念事業:現在図書室にある「飯田三郎資料展示室」を市総合文化会館の旧喫茶スペースに移設。R4年12月までに完成させ、オープニングセレモニーと飯田三郎氏生誕110年記念事業を開催する。
  • 総合運動公園スケートリンク大規模改修
  • ねむろっこ図書館フェスティバル開催事業:本に関するヒーローショーや物語のペープサートづくりなどのイベントを夏休み期間中に開催予定。
などが報告されていました


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