2026年3月28日
根室市はネイチャーセンターでヒグマ対策の専門家を講師に「ヒグマ対策を学ぶフィールド講座」を開催。
参加した市民など約30名がヒグマの被害防止対策の座学を受けたあと、近くの東梅自然学習林で実際に森林散策時の注意点やクマスプレーの使い方など学びました。
根室市HPによると、2025年度の市内のヒグマ目撃情報は75件でした(前年度は127件)。
市やハンターで構成する鳥獣被害対策実施隊による捕獲の成果と思いますが、一方で「面倒だからヒグマ発見しても通報しない」という住民の方もいるようです。
山菜採りなどで山に入る方が増える春先はヒグマの活動も活発になります。参加した市民らはヒグマの生態や習性、被害防止の方法を学びました。
講師は斜里町を拠点に鳥獣被害対策の事業を手掛ける合同会社ワイルドライフプロの葛西真輔代表です。
なお根室市はこれまでも春クマ駆除のハンター研修など専門業者の支援のもとヒグマ対策を進めてきました。市は新年度からワイルドプロ社と委託契約し、見回りや箱わな設置、エサの交換、またヒグマ講座の回数増など取り組みをさらに充実させていく方針、とのことでした。
講演で葛西氏は令和2年の道内のヒグマ生息数は1万1700頭と30年間で2・2倍に増えており、道の令和16年までに35%減を目指す目標を紹介。
これまでヒグマを保護する政策は上手くいったが、現在は増えすぎた個体を適正に管理(捕獲)する政策に変わりました。
生息域が広がり、本来は憶病なヒグマが人間の食べ物などで学習して民家に侵入するなど行動がエスカレートする場合や、極端に人慣れした個体は捕殺するしかないと指摘します。
一番の安全対策はヒグマとの危険な不意の遭遇を避けるために、自分の存在を知らせること。特に視界の悪い場所では声を出したり、手を叩いて、その後、クマが反応する物音が無いか確認することが大事など対処法を、葛西氏自身も過去にヒグマに襲われたときの経験談を交えて説明していました。
講演のあと参加者は東梅学習林に移動して、手を叩いて知らせる練習やクマスプレーの使い方を体験しました。
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