2023年12月15日金曜日

2023年 根室市議会 12月定例月議会 補正予算

2023年12月15日

根室市議会12月定例月議会で補正予算審査の特別委員会が行われました
そのうち一般会計では、ふるさと応援寄付金に対する返礼品贈呈経費や職員給与費の減額など、73億7,245万3,000円
また定例月議会の途中でさらに追加補正された、人事院勧告に基づく職員給与費や国の総合経済対策にともなう住民税非課税世帯などに対する特別給付など4億7,389万7,000円の
合計78億4,635万円の補正予算を可決しました

今回の補正予算の主な内容をご紹介します

【一般会計 補正予算 第6号】

ふるさと納税推進事業経費 +25億円
ふるさと応援基金など関連13基金への積立金 +50億円
  • 報償費17億5,000万円は主に返礼品の贈呈経費の増額分です。全国の皆様へ心よりお礼申し上げます。
  • 積立金は2023年度は当初予算額8億円、6月補正17億円、9月補正25億円、12月補正50億円を合わせて、計100億円を各基金に積み立てる予算としました

高齢者運転免許更新時特別講習業務委託料 +306万2,000円
  • 今年から市独自に高齢者運転免許更新時の特別講習を実施していますが、その受講者数が増加した分と、また高齢者ドライバーによる事故が続いたことからアクセルとブレーキのペダル踏み間違え防止のための特別講習メニューを追加しました

税収入還付金 +230万円

コンビニ交付システム改修業務委託料 188万1,000円
  • 戸籍の氏名にふりがなをつけることを法制化する戸籍法の一部改正が2023年6月に交付されました
  • これに先立ってコンビニ交付システムと連動させるためのシステム改修の委託費用です

日常生活用具給付費 +165万6,000円
※既存の福祉制度における対応が困難で、用具の給付等の必要性(医師意見書により判断)がある方を対象とした、日常生活用具費給付制度です。(根室市ホームページから)
  • 特に補聴器の購入助成が伸びており「両耳」購入分が10月までに21件(当初予算30件分)、「片耳」購入分18件(当初予算9件分)となっています。それぞれ後15件分づつ増加する補正予算となっています
  • なおたん吸引機などの購入申請もあるそうです

障害者日常生活用具 +98万8,000円
  • こちらは身体障害者手帳、療育手帳、難病の方を対象にした制度(根室市ホームページ)ですが、特にストーマ装具の申請が当初見込みよりも増えているそうです(当初予算822件→880件の見込み)

公衆浴場支援対策補助金 +18万8,000円
  • 根室市では風呂の無い光洋町の市営住宅の傍にあった銭湯が閉鎖になったため、市内の公衆浴場(2か所)まで巡回するジャンボタクシーを運行していますが、10月から運航料金が値上げになったため予算を増額しました

観光事業振興経費 +211万2,000円
  • 観光客の増加により、観光パンフレットが不足したため、追加で発注しています

給与費
 正規職員分 -1億1,565万3,000円
 会計年度任用職員分 ‐2,296万円
  • 職員体制の人員確保が困難な状況が続いており、当初予算の見込みより一般職員は3人減となりました
  • また令和5年度から公務員の定年延長がされたことに伴い、北海道市町村職員退職手当組合負担金も正規職員と会計年度任用職員合わせて(99,263+19,147)1億1,841万円が減額となりました
※参考:「公務員の定年延長とは?いつから?早見表や図解付きでわかりやすく解説」咲くやこの花法律事務所のホームページ

【一般会計 補正予算 第7号】
歳入
物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金 +2億7,454万5,000円
  • 国の令和5年度補正予算による「重点支援地方交付金」が追加交付されました
  • 今回、国から根室市に示された交付限度額は、低所得世帯支援枠が+1億9,470万6,000円、推奨事業メニューが7,983万9,000円の計2億7,454万5,000円です
  • これに基づいた物価高騰対策の補正予算が追加で取り組まれました

2023年8月7日の人事院勧告にもとづく給与費などの補正
  • 一般会計・特別会計・企業会計を全体合わせて、約1億97万8,000円の増額になります
(資料から私の手集計なので誤りがありましたら申し訳ございません)

福祉灯油の対象年齢を追加 +700万5,000円
  • 根室市では2023年9月定例会議会の補正予算で福祉灯油の実施を可決しています(この時の予算は2,014万1,000円)
  • 今回新たに物価高騰等による経済的負担軽減を図ることを目的に65歳~74歳の非課税世帯(620世帯)に対して、福祉灯油券(1万円)を追加支給します

価格高騰重点支援給付金給付事業 +2億8,489万8,000円
  • 国の「デフレ完全脱却のための総合経済対策」として、物価高による負担を緩和するため低所得世帯に給付措置を実施する方針が示されたことに伴い、根室市においても1世帯当たり7万円の給付金を支給します(根室市のホームページ
  • なお国の基準外の市の独自施策として、令和4年度の非課税世帯や家計急変世帯(約700世帯)への7万円支給もおこなわれます

原油価格、物価高騰緊急対策事業経費(子育て支援) 6,324万4,000円
  • 根室市独自の取組として、市内に在住する18歳以下(障害児の場合は20歳以下)の児童を養育する子育て世帯に対し、子ども1人につき2万円の特別給付金を支給します(概算で約3,100名が対象)(根室市のホームページ

保育所用備品 +400万円
  • 市内の公立保育園5か所に窓用エアコンを購入、設置します
  • ただし今年の猛暑から全国的に需要が高まり、品薄の状況となっているようです

地域水産加工業生産基盤強化支援事業 +4,000万円
  • ALPS処理水の海洋放出に対して中国が日本からの水産物を禁輸したことにより、影響をうけた市内水産加工業者に対する支援です
  • 10万円以上の食料品製造用機器の購入費に対して、補助率2/3以内、補助限度額500万円が助成されます

ねむろ水産物普及促進協議会 +300万円
  • 同じく中国の水産物禁輸に対して、東京や大阪などマーケティングをかねたフェアを開催するなどイベントを通じて根室産水産物の売り込み強化を図ります
  • また学校給食への食材提供機会も11月に続いて、令和6年3月にも実施する予定とのことでした

(過去の資料)

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