2023年12月1日
「北方領土」問題を全国民に発信し、国民の関心や世論を盛り上げようと、元島民をはじめとして全国各地から返還運動関係者らが都心部でアピール行進を行いました。
北方領土隣接地域振興対策根室管内市町連絡協議会(北隣協)が主催し、今回で16回目の開催。主催者発表で約500名が参加されました。
日比谷大音楽堂で行われた出発式では、北隣協会長の石垣雅敏根室市長は「人道的見地から行われた北方墓参もできなくなるなど、時計の針が大きく戻るような事態。長期化とともに北方領土問題が置き去りにされ、関心が薄れていくことを懸念する。人道的見地から一刻も早く北方墓参の再開を果たすことが私たちの悲願」と挨拶しました。
元島民代表の決意表明では択捉島出身の鈴木咲子氏が「望郷の念も叶わず他界した多くの同胞たちの墓前に吉報を伝える日まで、返還要求運動の火を消すことなく邁進する。この無念の思いを希望に変え、みなさんと共に北方領土問題の早期解決の声を上げ、力強く行動する」と宣言しました。
国会や道議会と重なり、内科府特命担当大臣(沖縄北方担当)などは出席されませんでした。また道議会の日程とも重なり北海道知事も出席されませんでした。
アピール行進では参加者が「北方墓参を早期に再開しよう」「北方領土交渉を再開しよう」などメッセージを記したハチマキや小旗を掲げて、1.6㎞の道を「北方領土を返せー!」等と東京の大勢の人々にアピールしました。
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