2024年12月1日
今年も「北方領土」問題を全国に発信し、国民の関心や世論を盛り上げようと、元島民をはじめ47都道府県から返還運動関係者ら約500名が都内でアピール行進を行いました。
北方領土隣接地域振興対策根室管内市町連絡協議会が主催し、2007年から今回で17回目の開催です。
日比谷大音楽堂で行われた出発式では、北隣協会長の石垣雅敏根室市長は
「東西冷戦の中で実現した北方墓参までも見送られ、元島民や隣接地域にとって大変に悔しい思い。事態が長期化し北方領土問題が置き去りにされ、関心が薄れていくことを懸念する。人道的見地から一刻も早く北方墓参の再開を果たすことが私たちの総意」
と挨拶しました。
元島民代表の決意表明では国後島出身の古林貞夫氏が
「島を追われてから79年。望郷の念も叶わず他界した多くの同胞たちの墓前に吉報を伝える日まで、返還要求運動の火を消すことなく邁進する。この無念の思いを希望に変え、みなさんと共に北方領土問題の早期解決の声を上げ、力強く行動する」と宣言しました。
アピール行進では参加者が「北方墓参を早期に再開しよう」「北方領土交渉を再開しよう」などメッセージを記したハチマキや小旗を掲げて、約1・6㎞を歩きながら街頭の道行く方々へ声を上げてアピールしました。
今期で勇退される紙智子参議院議員も毎年のように、この中央アピール行進に参加してきました。
4期24年のあいだ根室にも何度も訪れ、元島民や漁業関係者等の方々のお話を伺い、地域の実情を国会で訴えてきました。
「今度は畠山和也さんをよろしくお願いします」と根室から参加された皆さんにご挨拶。
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