2024年12月24日
根室市は、根室市ベニザケ養殖協議会(根室市と市内4単協で構成)が花咲港で海面養殖していたトラウトサーモンと
根室振興局から根室市への委託により水産研究所で飼育(陸上養殖)していたサクラマスについて、根室市役所4階食堂で振興局など関係者の参加ので試食会を開催しました。
海面養殖のトラウトサーモンは昨年に続いて今年6月に花咲港のいけすに2500匹を放流。
昨年度の試験では残念ながら海面の高水温のためほとんどがへい死しましたが、今年は放流時は平均1㎏の原魚から秋には平均2.4㎏前後にまで成長した魚体を収穫し、市場にも出荷することができたそうです
サクラマスは昨年から水産研究所の水槽で飼育していたものです、平均1.9㎏に成長した魚を収穫しています
トラウトサーモンもサクラマスも、与えているエサは同じだそうですが、色味も食感も全然違うことに驚きます
試食された参加者の方々からは「美味しい」と声が聞かれました
なお海面養殖したトラウトサーモンも、ほぼ配合飼料を食べているらしく、今回の試食でもアニサキスなどは全く見つかっていないそうです
トラウトサーモンの海面養殖について夏場の高水温に耐える魚体とするため、今年は平均1㎏の大きな個体に成長させてから放流しました
その分コストが高くなるため、試験段階とは言え出荷した市場価格と同じくらい費用がかかっているそうです
人件費分を考えると実質的に赤字です
海面養殖試験を主導する市水産研究所では、今後はより種苗を小さな魚体で放流することでコストを抑えることができるかどうか、などさまざまな観点から検証するとしています
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