2023年6月24日土曜日

根室半島の湿原を見て歩いて、あらためてその素晴らしさを体験しました ―「市政ウォッチングねむろ」に参加して―

6月24日、根室市が開催する市政ウオッチングねむろ「根室半島湿原巡りコース」に参加させて頂きました。
市民18名が参加し、歴史と自然の資料館の外山学芸員の案内で、「フレシマ湿原」「落石湿地林」「歯舞湿原」の3か所を巡りました。

フレシマは何年振りかで行きました。
ヨシに覆われた湿原に小さな沼が点在し、東の奥には森が広がり、南側には海が開けています。
時間の関係で海岸線まで行けませんでしたが、北海道の原風景というのでしょうか、とてもきれいな場所です。

遠くにタンチョウが2羽見えました。
ヒオウギアヤメ?や小さな黄色いネムロコウホネ?などが咲いていました。




落石湿地林というのは初めて聞きました。
落石駅の線路のすぐ奥に保安林が広がっています。

「寒い!」バスから降りたらすぐに参加者の方が声を上げました。
林が霧の水分を保つためか、林の中は急に気温が下がります。
根室の高層湿原の一つとのことで、アカエゾマツ?の根元にはびっしりとコケが生えていました。


湿原の開けた場所にはワタスゲやゴゼンタチバナ?等がたくさん咲いていました。


歯舞湿原は今年2月に市の天然記念物に指定され、何度か訪れています。
何度来ても開発で掘り起こされた土地が痛々しく見えます。
一万年以上前に形成された日本で唯一のブランケット型泥炭地の湿原ですが、このように開発されたら二度と元には戻らないそうです。




橋本は自然について全く知らない人間ですが、繰り返し訪れることで少しづつ理解が深まっていくような気がします。
根室には豊かで貴重な自然があると言われますが、そのことを多くの方が学ぶ機会をこれからも出来るだけ多く作っていきながら、みんなで後世に大切に残していけたら良いですね。

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