2022年6月14日火曜日

2022年 根室市議会 6月定例月議会 一般質問③/4

2022年6月14日

根室市議会6月定例月議会で一般質問を行いました
その質問内容と答弁を要約してお知らせします(つづき)

3.高齢者施設等における新型コロナ対策について 
今年からの、特に4月以降の感染拡大において、高齢者施設に感染が拡大したケースは根室では今回がはじめて起きた。市としても道や事業者と連携して対策にあたってきたが、あらためて、この間の市の取り組み状況を伺う。

【市長 答弁】
今年5月の特別養護老人ホームをはじめとした市内3か所の高齢者施設等における利用者や職員の集団感染の発生に伴い、北海道主体の現地対策本部を設置。
連日の対策会議で、利用者の健康管理や速やかな入院調整、定期的なスクリーニング検査の実施、施設内のゾーニングの指導など介護事業者と緊密に連携を図りながら集団感染の収束に向け、全力を挙げて取り組んでいる。
介護職員の感染により人手が不足する状況に対し、法人内の関連施設からの応援措置を講じるとともに、道の「介護職員等派遣事業」の活用を図り、施設運営の安定化に努めてきたほか、根室保健所からの要請にもとづき、抗原検査キットの提供をおこなうなど、今後においても積極的な協力支援に努める。

【再質問】
感染者数にくらべ重症化した方の割合が少なかったことは不幸中の幸いだったが、2年以上様々な感染対策を施設側もとってきたが、施設・事業所への侵入を防ぐことが難しいことを再認識。
あらためて、この間のそれぞれの施設における感染予防対策については、再度見直す必要があったのではないかと考える。
介護施設は生活の場であり、日常的には病院・病棟とは異なり、分かっていても実践することが難しい等、現場の実情とかみ合わない、とか。それまでの日常的な感染対策という部分からの課題もあった、と聞く。
日常的な感染対策がどうだったのか、そして集団感染が生じた場合に、初期対応からステージ毎にどのような対応・対策が求められるのか。
感染の一定の収束状況を見計らい、市としても事業所や関係機関とともに総合的な経験交流や総括を行い、今後の対策向上につなげていく必要があるものと考える。

【市民福祉部長 答弁】
クラスターが生じた施設や他の施設においても、感染防止マニュアルやガイドラインなどにより緊張感をもって感染対策につとめてきた。
リスクの高い高齢者を受け入れる施設において、感染予防対策を効果的に実施するためには、施設に従事する職員一人ひとりが感染症の正しい知識を共有し、市内すべての施設や事業所において、同様の対応が可能な体制を構築することが大変重要。
各施設・事業所における感染対策の検討やシミュレーションの実施等に活用いただけるよう、この度の集団感染事例で講じられた対策などについて、積極的に情報共有を図りながら、感染対策力の向上に努め、今後も、感染拡大の防止に万全を期す。

【意見】
コロナに限らず他の感染対策の向上につながり、地域全体としてケアの質を高める取り組みにつながる


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