2021年11月2日火曜日

根室市 令和2年度一般会計決算審査特別委員会 ②

2021年10月19日~22日に開催された令和2年度 一般会計決算審査特別委員会の続きです

ひとり親家庭等医療費の拡充を

2020年度のひとり親家庭等の医療費支給額は、新型コロナによる受診控えやインフルエンザ流行が発生しなかったことなどの要因から約870万円と前年度対比で減少しています
ちなみに根室市では北海道の基準に上乗せして、3歳未満児の入院外来(初診時一部負担)と非課税世帯の父母の入院費について助成を拡大しています。が金額としては昨年度31万円程度にすぎません
道内では小樽や帯広市など7市で父・母の外来分の自己負担まで何らかの形で助成を拡充しており、根室市としてもそうした方向性で拡充していくよう求めました

子どもの貧困対策にむけた実態の再調査を

昨年度はコロナ禍の中で国のひとり親対策とあわせて、根室市でも独自に児童扶養手当の上乗せなどの対応をおこなってきました。
コロナ禍のような社会環境の変化が、特にひとり親世帯のような家庭に対して大きな影響を及ぼしていることを市としても考えていたものと思います
根室市では2017年に「子どもの生活実態調査」を実施しています
あらためてその後の再調査を行い、ひとり親世帯をふくむ子どものいる世帯の生活の実情を把握することとあわせて、市としての総合的な対策について検討していくよう求めました。

医師、医療従事者などの「奨学生」の市内就労状況は?

根室市では不足する専門職の確保対策のため、医師、医療従事者や介護従事者に対して就学資金の貸し付けを実施しています。
卒業後の就労状況として市内の事業所へ就職される方の割合は年度によって違いはありますが、6割~8割ほどです。
本人の希望により市外に就労する場合には一括返済となりますが、中には市内に資格取得した職種の応募が無く、市外で就労するケースもあります(この場合返済は2年間猶予するように制度改正されている)
現時点で不足している職種はまだまだ多く、引き続き必要とされているところです
ただ市内の事業所が希望する職種と借り受ける段階における奨学生のマッチングや、就学期間における学生とのコンタクト、また就労後の若手職員の定着の状況について、市内の事業所と様々に協議検討していく必要があるのではないかと考えます。

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