2018年1月30日火曜日

2018年 根室市議会1月緊急議会

2018年1月25日

根室市議会は、1月緊急議会を開催し、ふるさと応援寄付に関する補正予算と条例改正を行いました。

市長の行政報告によると、2017年の「ふるさと納税」の受け入れ実績は、
1月~12月までで、23万5,438件、39億1,327万7,876円。
会計年度で、4月から1月25日までは、22万6,000件以上、約37億3,000万円とのことでした。今回の補正予算では、3月までに約24万件、40億円をみこんでいます。

これまで「ふるさと納税」は、いったん基金として積み、寄付者の意向をふまえながら市の必要な事業に充てられてきました。この3年間で、子育て支援や高潮対策など145事業に約17億1,700万円が活用されてきました。
また、これまで積み立てた「ふるさと応援基金」は2017年度末には約29億6,000万円となる見通しであり、また少子化対策のために実施してきた多子世帯の保育料の無料化などの財源としては平成36年まで7年分の資金を確保する見通しとなった、とのことでした。

今回の緊急議会では、ふるさと応援寄付条例を改正し、従来の「根室市ふるさと応援基金」に加えて、
  • こども未来基金(子ども医療費の助成など子育て世代の経済的な負担軽減の推進)3億5,000万円
  • 地域医療安定化基金(医療体制の維持など市立根室病院の経営健全化の推進)2億円
  • 人材確保対策安定化基金(就学資金の貸付など専門人材の育成・確保対策の推進)2億円
  • 公共交通維持安定化基金(市内バス路線、JR花咲線など生活路線の確保対策の推進)1億円
  • 交流人口拡大促進基金(国内外の観光客や長期滞在者など交流人口の誘客強化)1億5,000万円
  • 屋内遊戯設備整備運営基金(市民要望の最も高い、子ども向け屋内遊戯場の早期整備)3億円
  • 漁業資源増大対策強化基金(ホタテ稚貝放流など、沿岸漁業資源の増大対策の強化)3億円
という7つ基金で合計16億円が積み立てられました
また、そのほか寄付者の移行や市民の関心が高い行政需要に対して、既存の4つの基金
  • 総合体育館建設基金(残高 2億100万円)+(積立 1億円)=計3億100万円
  • 公共施設等維持補修基金(残高 3億8,400万円)+(積立 2億5,000万円)=計6億3,400万円
  • 災害対策基金(残高 1,800万円)+(積立 1億円)=計1億1,800万円
  • 図書館図書充実基金(残高 200万円)+(積立 1,000万円)=計1,200万円
にそれぞれ合計4億6,000万円が積み立てられました。
このうち災害対策基金は名称を「防災対策基金」にあらため、従来災害時の対応に活用することとされていた基金財源を、防災・減災対策として広く活動するための財源として活用することに改定されました

これら基金財源を活用した具体的な事業については、2018年度以降の予算編成のなかで決定されていきます
市の担当課は

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