2017年4月28日
根室市議会の産業経済常任委員会(千葉委員長)と水産対策特別委員会(波多委員長)は、この春に完成した根室漁協の栽培センターと歯舞漁協の荷捌き所を視察させていただきました。委員会に所属する市議13名が参加しました
両施設ともに昨年のサケマス流し網禁止対策による国・道の補助を活用したものです
根室漁協栽培センターは、老朽化と2014年の高潮被害を受けた旧施設を建て替えたものです
高潮対策のため旧施設より1m嵩上げしました
生産機能を充実し、年間66万5000粒のウニ種苗を生産する計画です
ウニ種苗の本格的な生産は来年度からで、放流してから3年後の水揚げ量を現在の20%増をめざすとしています
将来的にはナマコやホヤの種苗生産に取り組む構想としているそうです
歯舞漁協の荷捌き所は築40-50年が経過し、老朽化と衛生問題、そして度重なる高潮被害の問題があり、今回の改修では、床を20㎝嵩上げして全面張替えをおこない、またシャッタ-の更新を実施しました
また漁獲物の付加価値向上を目的に新たに活魚水槽を6機導入
禁漁期が開ける8月以降、タコを中心に活魚として道南方面に出荷する体制としているそうです
将来的にはカレイなども試験的に導入していきたいとのことでした
歯舞漁業さんは将来的には漁獲物の付加価値向上にむけて、市内で漁業者、水産加工業と協力した体制で取り組んでいく必要があるのではないかと、お話しされていました
根室漁協 栽培センター |
新たに14基のタンクが新設 |
弥生町では防潮堤の建設工事が進められています |
活魚水槽 6機トータルで約2.5tのタコなど飼育できるそうです |
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