2017年3月16日-22日
根室市議会3月定例月議会の予算審査特別委員会(各事業・特別会計)の報告(続き)
【下水道事業会計】
MICS事業(し尿と下水道の一元処理を行う汚泥処理施設共同整備事業)について
総事業費 約16億円
2012年度 基本計画
2014年度 基本設計
2015年度 実施設計
2016年度 消化槽新設工事
2017年度 し尿の受け入れ施設新設工事(予定)
2017~2018年度 消化槽新の機械・電気設備の工事(予定)
2018年度 供用開始(予定)
このMICS事業について、北海道の社会資本総合整備計画にもとづき、社会資本整備総合交付金を活用して行う予定になっています
2016年度は消化槽が完成しましたが、道から配分される社会資本整備総合交付金が要望に対して60%程度の交付額にとどまりました。その結果、先の3月補正予算で工事費を1億5020万円減額して実施することとなりました。その分の工事が2017年度~18年度にかけてずれこんでいます
2017年度の予定工事は計画の中でも最大で8億1000万円を予定しています
しかし2017年度政府予算で社会資本整備総合交付金は8935億円(前年-48億円)であり、前年と同じく要望に対して満額が交付されない可能性もあります
老朽化し修繕費もかさむ市の「し尿処理場」ですが、現在の処理量からいってある日その機能が完全に停止してしまう可能性が低いため、市としては、仮に工事期間が長引くことになったとしても財源として有利な(5.5/10補助)社会資本整備総合交付金を活用することを前提に、事業実施していく考えをしめしました
なお、社会資本整備総合交付金の減額による影響として、このMICS事業だけでなく、下水道終末処理場の計画的な修繕も後回しにせざるを得ない状況となっています
浸水対策事業について
2017年度に緑町雨水ポンプ場の増強工事を実施します。総事業費1億2000万円。財源内訳は4500万円が防災・安全社会資本整備交付金、4500万円が起債、3000万円が単費です。この工事が完了することにより、度重なる高潮大雨による被害をうけた緑町・弥生町への一連の浸水対策がとりあえず終了します
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