2016年10月31日(月)
根室地方森林・林業・林産業活性化推進議員連盟協議会の研修会が標茶町で開催され、根室市議会から議員さん8名が参加しました
標津町生涯学習センター「あすぱる」にて、根釧東部森林管理署の森林技術指導官の阿地氏から「森林共同施業団地」について、また標津町農林課主幹の中谷氏から「豊かな森と川を育む植樹活動」について、それぞれ説明を受けた後に現地を視察しました
森林共同施業団地は、民有林と国有林が一体となって、路網整備や作業機器等の導入により効率的な作業システムを目的として設定するものだそうです
根室管内では根釧東部森林管理署が平成24年から別海町、中標津町、標津町と協定を締結。
例えば隣接する国有林と民有林において、周囲を牧草地に囲まれている民有林では、伐採した木を搬出するために雪のある時期に畑を通らなければならない、また国有林では湿地が一分あり間伐等の施業が困難な箇所について、共同施業団地を設定し、作業道を相互利用する等の対策を進めているそうです。ただし国の補助金の削減により平成27年度から事業がストップしているところもあるそうです
標津町でも酪農の規模拡大等により、緩衝林帯の減少や家畜糞尿等の河川や流域への流入が問題化していました
河川や流域、海域への影響を抑え森と海の環境を保全していくために、平成22年度に町が中心となって農協、漁協との3者会議を設置
3者会議では地元の産業廃棄物であるホタテの貝殻を800℃で焼き、農家17戸の排水側溝や大型排水溝に設置、貝殻のダムをつくって排水をろ過する仕組みを作っています
このホタテ焼成貝は実験では大腸菌を大幅に削減するなど、水質浄化作用が大きく期待されています
将来的に設置したホタテ貝殻が草に埋まっていき、その上に木が、育っていくことが期待されているようです
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