根室身体障害者福祉協会「令和5年度定期総会」 新規会員の確保が大きな課題

2023年5月30日

根室身体障害者福祉協会の「令和5年度　定期総会」が根室市福祉会館で開催され、会員9名が参加されました

その他の様々な団体等と同様に近年はコロナ禍で年間で予定していた活動が思うように取り組めない状況でしたが、新年度は療育旅行などの諸行事への取り組みを進めて行く方針が確認されました

ところで根室身体障害者福祉協会は歴史ある団体ですが、やはり近年は高齢化などにより会員数が大幅に減少しています

活動の活性化のためには新規会員の加入促進が大きな課題ですが、個人情報保護の問題等もあり、新しい方々へのアプローチが大変難しい状況が続いていると聞きます

このままの状況が続けば、将来的に活動を維持存続させていくことが大変に難しくなっていくかもしれません

市内のそのほかの福祉・ボランティア団体も同様の課題を抱えているのではないでしょうか？

人口減少がますます加速化する中、市民が主役となった協働のまちづくりは大変に重要な課題です

北海道や市の行政、また他の福祉等の団体とも連携した新たな取り組みが今後必要になってくるものと思います

なお、総会にあわせて根室警察署の担当課長さんによる「特殊詐欺」についての講話が行われました

講演内容によると、令和4年（1月～12月）の北海道内における特殊詐欺の被害状況は、308件（前年+168件）、被害額が約12億3,900万円（前年+約６億4,300万円）とのことです

また根室市内の特殊詐欺被害の認知件数は、令和1年に1件が報告されて以降R2年～R4年まで0件となっています

しかし、これは被害届が出された数であり、被害届が出されなかった数をあわせると、根室市内では令和4年だけで約70万円ほどの被害が発生しているそうです

講師の警察の方は「詐欺をするメンバーは1週間に千件も電話をかけるようなプロ集団だ。用心してても騙されてしまう。過信することなく、変だと感じたら警察相談電話「♯9110」に相談して欲しい」と呼びかけていました