2023年5月19日金曜日

室蘭市で体育館等を見学しました

2023年5月17日

須崎和貴議員(会派紬)、西田議員(無所属)と同行して自費で、室蘭市の新しい総合体育館等を見学しました

えみらん(室蘭市図書館、DENZAI環境科学館)は、元々独立した建物として運営されていましたが、令和3年度に近隣地に移転、複合化して開設されました
パンフレットによると、
「環境学習と知的創造空間」「多世代が集う交流拠点」「広域連携と地域の活性化」
3つのコンセプトを基に子どもから大人まで誰もが使いやすい施設を目指す
と掲げられています

1階の図書館は、大きな窓が広くとられた構造ですごく明るい雰囲気でした

2階のDENZAI環境科学館は、元々青少年科学館という名称で、指定管理者制度で運営されていましたが、新施設の建設時にネーミングライツにより現在の名称に
東日本の広範囲の地域から室蘭に集約して処理しているのPCBの解説を始めとする環境コーナーの展示と、風速体験など科学体験コーナー、プラネタリウム等があり、子どもも大人も楽しく学べる施設です
ただ複合化にともない元々は青少年科学館として3階の建物をワンフロアにまとめたために、展示等スペースは以前より縮小になっているそうです

入江運動公園総合体育館「栗林商会アリーナ」は、2022年度に新たな総合体育館としてオープン


一般財団法人室蘭市スポーツ協会が指定管理者制度で運営しています
バスケットコート2面がとれるメインアリーナとサブアリーナ的な多目的ホール、フィットネスや教室等が行える大小のスタジオ、会議室、子どもがボルタリングを体験できるキッズスペースのほか、交流スペースがあります

その中でも興味深いのはトレーニング室でした

指定管理者の一般財団法人室蘭市スポーツ協会が、トレーニング室だけは、テナント入居するような形で独立採算制で経営しているそうです
民間事業者(ラグスタ株式会社)をコンサルタントに、最新鋭のトレーニング機器を配置。
機器は約4000万円を5年リース契約
また低酸素の負荷をかけられる「高地トレーニングルーム」はアスリートの方等にも活用されているそうです(パンフによると公共施設で初導入とのこと)

常時、スタッフは2名を配置(全スタッフは8名体制)
スタッフはコンサルタント提携しているラグスタ株式会社にトレーニング指導の研修を受けていますが、指導者の資格等は特に必須とされていないそうです(個々で独自に資格取得しているスタッフはいるそう)



利用者の指導等を行っていますが、取り組みの方針としては「利用者が自分で行うスタイル」を追求しています
目的に応じたメニューをわかりやすく記載したマニュアルやパンフレットを用意して、利用者が自主的に運動できるよう促しています
実際、2回目以降の利用では、利用者はスタッフが準備した自分の計画や記録表を手に、自分で自らトレーニングを行っているそうです
自分で意識して健康づくりを進める姿勢を追求しています

翌5月18日に、白老町の民族共生象徴空間ウポポイを見学しました
国が200億円という大きな予算をかけられていることもあると思いますが、映像と伝統芸能の上演などコンテンツが豊富で、アイヌの世界観、宗教(精神性というのでしょうか?)や文化、芸能などを体感し、また体験を通じて学ぶ施設として、とても素晴らしいと思いました

ただ、国立アイヌ民族博物館を限られた時間で回ったこともあり、もしかすると私が見落として気がつかなかっただけかもしれませんが、
シャクシャインの戦いやクナシリメナシの戦い、また松浦武四郎の記録等から和人によるアイヌへの迫害の歴史について映像として放映していましたが、その後の幕府や明治政府による対策の中でアイヌ民族やその文化がどのように変わっていったのか、差別等の実態がどうだったのか、もう少し「わかりやすく伝わる」コンテンツが増えると良いのでは? と思いました



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