2022年12月15日
根室市議会12月定例月議会の総務経済常任委員会、文教厚生常任委員会が開催され、各議案が可決されました
主な内容について、一部をご紹介します
コンビニ交付サービスの導入
マイナンバーカードを使って、コンビニ等に設置されているマルチコピー機から、住民票などの各種証明書の取得が可能になります。
道内では27市町で実施されています。
実施時期は未定ですが市は来年度から実施したい考えです。
全国どこのコンビニでも、土日祝日を含め朝6時30分~夜11時まで利用できるそうです。
遠隔地に居住している方や、役所が閉庁している時間帯でも書類がとれるのは時間のない方にとって便利と思います。
なお印鑑証明もコンビニ交付できるようになりましたが、一方で市役所の窓口ではシステム的に従来通り印鑑登録証の提示が必要であり、マイナンバーカードだけでは印鑑証明が出せないそうです。
- コンビニ交付可能な証明書 ⇒ 住民票の写し/印鑑証明/戸籍謄本・抄本/戸籍の附票/所得課税証明/非課税証明/児童手当用/所得証明
あわせて郵送申請オンラインサービスも導入
住民票等はこれまでも郵送申請で交付出来ましたが、来年度以降は上記の証明書等もコンビニ交付と同様に郵送で交付出来ます。
ただし、同じくマイナンバーカードを使ってスマホの専用アプリからしか申請できない仕組みのようです。支払いはクレカのみです。
こちらはそれほど便利になったと思えませんが、手段が増えることは良いことかなと思います。
市職員の定年延長
地方公務員法の改正により市職員の定年が現在の60歳から来年度から2年に1歳づつ段階的に引き上げられます。
最終的に2031年度には65歳定年になる予定です。
なお管理監督職については60歳以降はそれ以外の職へ降任・転任することとされています。定年延長にによって定年退職が出ない年度も発生する場合がありますが、市はそうした年度でもある程度の必要数を見込んで新規採用を行うとしています。
ところで定年が延長になったといっても60歳以降は現行給与の7割水準にまで減額されます。地方公務員法24条「職員の給与は、その職務と責任に応ずるものでなければならない」という従来の考え方に反する変更点で、こうした国のやり方に不満を覚えます。
来年度から「海星学校」へ
海星小学校と海星中学校を統合し、来年度から9年間の一貫教育を行う義務教育学校に変わります。
これまでの学校側や保護者・地域との話し合いのでは、小中一貫教育に対して前向きに受け止められていると市教委は説明していました。
地域から校歌を変えないでほしいとの意見があり、学校名を「海星学校」としています。
9年間を6・3制で分けますが、従来の小6の卒業式と中1の入学式に代えて「前期課程修了式」と「進級式」という子ども達の成長を祝う節目行事を行います。
また職員室についても従来の小学校・中学校で二つに分けて使います。
このように市内の義務教育学校の先行事例である歯舞学園とは運営形態が異なっています。文教厚生常任委員会の審議で委員から「根室市として統一した教育方針で進めるべきではないか」という意見が出されていましたが、市教委は「学校ごとの判断において特色ある教育を推進することを重視した」と説明していました。
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