2022年1月12日水曜日

「難聴者の補聴器購入に係わる負担軽減を求める署名」を根室市に提出

2022年1月12日

根室市社会保障推進協議会は、根室市に対して「難聴者の補聴器購入に係わる負担軽減を求める」署名1567筆と要望書を提出しました。

高齢化によって補聴器を必要としている方が増えていますが、日本では国の支援制度が限定的であり、公的制度が充実している海外に比べて高額な補聴器の普及が進んでいない現状にあります。
こうした中、全国では、補聴器の購入のため独自の助成制度を設けている自治体が増えています。
出展:『笑顔でくらしたい 第120号』2021年10月1日より

今回の署名は、根室市でも独自の補助・支援制度を実施することを求める内容です。

今回の署名の取り組みでは、根室市社会保障推進協議会に加盟する労働組合など各団体だけでなく、根室市老人クラブ連合会などの市内の団体や、また社会福祉協議会はじめ市内の介護事業所なども署名活動に協力いただきました。

要請の参加者からは、
「漁船等に長年乗っていて難聴になる方も多い。白内障手術のように保険適用となることが望ましいが、(国が実現するには)時間がかかる。その間、何らかの支援が必要。これからの世代のためにもお願いしたい」
と訴えました。

対応にあたった市民福祉部長は、予算編成前なので詳しい話は言えないとしながらも、
「これまで介護現場で働く方々からも意見を聞きながら検討してきた。補聴器だけでなく、その他にも日常生活上で必要となる器具もあるので、合わせて支援する仕組みを検討している。市民の困りごとに寄り添うことが一番大切な事。いまの国の制度で該当しない状態の方は多い。そうした隙間を我々としても埋めていきたい」
と市の検討状況について説明されました。

ぜひ、こうした取り組みが前進し、難聴を抱える方の健康と生活の質の向上に寄与されることを期待します。



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