2022年1月24日
「除雪ボランティア不足」という記事が本日の北海道新聞に掲載されていました
記録的な大雪が続く今年、除雪の依頼が急増する一方で、過疎化と高齢化そして新型コロナ感染の影響から、地域における除雪の担い手が減っており、各地で苦慮しているという内容です
2022年1月24日 北海道新聞 |
この独居高齢者の除雪は根室市でも大きな課題でした
根室市役所高齢者福祉課の資料によると、根室市内の独居世帯数は2,615世帯、高齢者のみ世帯数1,651世帯(2020年9月時点)でした。
同年9月末時点の全世帯数が12,351世帯なので、全体の1/3以上を占めます。
根室市では一昨年、2020年度末の除雪サービス利用世帯として市に登録されていたのが241世帯。高齢者事業団や希望の家さん、そして市職員が大雪の時に分担して除雪にあたっていました
担い手を増やすために、市は2020年度から町内会など市内団体や個人に「福祉除雪ボランティア」の登録を呼び掛けています
新たに登録された除雪ボランティアを担う団体等は、2020年度が13団体、2個人。2021年度(今年度)は個人ボランティア登録が若干増え13団体、5個人となっています
ところでそのうち大部分が、珸瑤瑁や幌茂尻など郊外の地域における町内会等の団体となっています
しかし圧倒的に人口の多い市街地域では、まだまだ福祉除雪を担うボランティアが足りない状況と思います
町内会など地域コミュニティの高齢化が進む中、本当に自分の家を除雪することすら大変な状況です
でも大雪が降った時には、隣近所でお互いに助け合う光景はこの根室では本当に多く見られます
その部分をより強固にしていくためにも、もう少しシステム的に隣近所で助け合う取り組みが、さらに広がっていくと良いと思います