2024年9月6日金曜日

根室の「ひとづくり」を一緒に考える 市議会「会派 紬」さんと行政視察の報告会を開催しました

2024年9月6日

根室市議会「会派紬」と日本共産党根室市議団が、今年7月に島根県益田市ライフキャリア教育等に関する行政視察の結果について市民向けの報告会を開催しました。

私たち市議会議員は全国各地の先進的な取り組みについて学び根室市の施策に生かすための行政視察を行うことがあります。
そこで得た知見を議会論議に活かしてきましたが、これまでは市民の皆さんに報告したり、ご意見を聞く機会を設けることは特にありませんでした。

今回の益田市での行政視察のテーマは今後の人口減少のなかで地域で活躍する「ひとづくり」をどう進めるのかという課題です。
報告会で私たちが学んできたことを、それぞれの議員さん方の観点からお話し、広く市民のみなさんと一緒に考え、そして行動していくためのきっかけとしていきたいと私たちは考えました。
報告会には市教育委員会の事務局や社会教育委員、また領土返還運動の後継者、漁業従事者、町内会、教育関係者をはじめ様々な市民活動に関わる方々約25名に参加いただき意見や感想を交わしました。

はじめに「自分たちはこれからどう生きたいのか」を地域の大人と子どもが真剣に対話する『益田版カタリ場』など地域一丸となった「ひとづくり」の取り組みを紹介。その後、視察に参加した各議員からそれぞれの視点で根室市の課題や今後に向けての提案など語りました。

久保田陽議員は東大の牧野教授の著書をベースに日本社会の動向を解説し「行政が全てを担うことは不可能な時代になり、住民自身が新たな地域コミュニティを作っていく必要がある」という趣旨の話をしました。

鈴木一彦議員は益田市が学校と地域を繋ぐ社会教育コーディネーターを各学校に配置している事業を紹介し「教員の働き方改革含めメリットは大きい。今後こうした役割を担う人材が根室にも求められる」と話ました。

須崎和貴議員は「まちづくりは行政や議員だけでなく市民全員がそれぞれの役割を担うもの」として、学校教育と社会教育を両輪に住民同士が対話や議論を重ね主体性を育んでいくことが重要と話しました。

参加者より特別支援学級に在籍した子ども達がお祭りに毎年参加して、地域に受け入れられている姿を見て「根室には大きな財産がある」と自身の経験を語りました。
また、こうした機会(報告会)を今後も行って欲しいとの意見も出されました。




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