「根室市学校給食に関する検討委員会」は、根室市の学校給食の充実をはかり安全性の確保、食育の充実等に向けた検討を行い、主には市内に3か所ある現在の老朽化した学校給食の調理場施設をどのようにしていくのか調査・検討します。
保護者や学校関係者、学校給食協会の関係者および有識者等等から組織され、昨年11月から稼働し、今年度中(2月下旬頃)までに「意見書」を取りまとめるとしています。
昨年12月には市内の児童・生徒1496人を対象に、学校給食についてのアンケート調査を実施。
このたび1月31日の第3回「検討委員会」に調査結果が示されました
調査の結果について、
- 給食の時間について「いつも楽しみ」「まあまあ楽しみ」との回答が合わせて91%と高い割合でした
- ごはんの量が多いとの回答が25%、パンの量が多いとの回答が45.2%ありますが、一方で教職員からの意見として「パンや牛乳の残食が多い」との意見がありました。
- 気になるのは、給食を残さず食べているかの質問に、「ときどき残す」「よく残す」合わせて73.3%もあることでした。
- また給食を残す理由について、「時間が足りていないから」との回答が26.1%もありました。
- これらについて、昔からの傾向なのか、また学年によって違いがあるのかどうかも知りたいところです。
- 給食で食べてみたい海産物で、一位~三位までのカニ・サンマ・サケは「そりゃそうだよね」と思いましたが、その一方で「カジカ汁」を食べたいと回答する小・中学生が存在することに驚きました。根室の子ってすごい。
- 麺類とパンが一緒に出るのをやめて欲しいという意見もありました。これは教員側からも同様の意見が出されています。私も「パンとうどんを一緒に出すのをやめて欲しい」という声を聞いたことがあります。やむを得ない事業なのかもしれませんが、どういった経過でこのようなメニュー組み立てになるのか聞いてみたいところです。あと餃子が2個だけとか。
- 牛乳で無く、お茶や水にしてほしいという意見もありました。教職員側からも毎日牛乳を飲むという50年前と同じ価値観をあらためて欲しいという意見がありました。
- 牛乳については多分、これまで長い間いろいろと全国的にも議論が続いてきたことなんだろうと思います。栄養価から見ると(また酪農の産地としても)牛乳の必要性は明らかですが、一方で牛乳と合わないメニューがあることは確かなわけで、一日の中で、給食の時間でなくても別な休み時間とか、朝のホームルームとかに飲む時間があっても良いような気がします(学校のスケジュール的に難しいのだとは思いますが)。持ち帰りにすると絶対に飲まない子が増えるでしょうし。
- 根室市では2021年度から小中学校の給食が無償化になっています。教職員も無償化に、せめて半額にしてほしいという意見がありました。これは賛否が分かれるところかもしれませんが、担任の先生の場合、給食を指導という業務の一環で給食を一緒に食べているわけでその観点では経費を保障するべきではないかと思います。さらに言えば、「おいしい給食の町ならまた赴任したいと自然に思える」という意見もありましたが、根室の場合は、給食調理場の問題から、管内の他町に比べて一食当たりの給食費が高いわりに、メニューに苦戦しているわけで、赴任してこられた先生方から逆の印象をもたれるのかな、と思いました。
- コロナの取り扱いが変更になってきますが、黙食は現在のところどのような指導になっているのでしょうか?
2022年9月12日に市内の小学校の視察時にいただいた給食 |
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