ひとり暮らしの高齢者への除雪対応について
市内の独居・高齢世帯の増加に伴い、市の除雪サービス事業への申し込みが急激に増えてきています
今年度の申し込みは378件にのぼります
従来、高齢者福祉事業団が、市から委託を受けて実施していましたが、除雪申し込み件数増に対して事業団自体の高齢化などもあり、対応が追いついていない実態です
事業団でまかないきれない部分は市役所の市民福祉部の職員が、総出で除雪対応にあたっています
これまで述べてきたように、独居・高齢者世帯が今後ますます増加していく中で、現状の体制だけではまかないきなくなることは確実です
除雪は多くの人手が求められる作業で、担い手を広げていくための、新たな仕組みも検討する必要があります
近年は異常気象とも言える大雪が続いています
今冬は年明けまで降雪がほとんどありませんでしたが、1月19日は大変な暴風雪となりました。吹雪の中でも高齢者宅の除雪に向かった高齢者事業団の方もいたそうです
また嵐のおさまった翌朝からは、事業団や市職員が高齢者宅の安否確認と除雪作業に追われていました
しかし、それだけでなく暴風雪の最中などでは特に、隣近所で助け合いながら雪かきを行っているケースも大変多く見られたように思います
根室すずらん学園では、これまで町内会と連携して、独自に出来る範囲で近隣の除雪ボランティアを行ってきたそうです
また今年度から希望の家では市の委託を受けて、施設付近のご家庭の除雪作業を担当することになっています
今後はいろいろな形で協力してもらえる団体を広げていくことや、あるいは町内会などで少しずつでも地域の中での助け合いを広げていくための、具体的な仕組みづくりを検討していくことも必要ではないでしょうか
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