2016年1月16日
根室市では、現在「地域医療を守り育てる条例」の策定作業がすすめられています。
市のホームページや市役所の窓口などで「素案」が公開され、1月26日まで市民等の意見を募集しています。
興味のある方はぜひご覧いただきたいと思います。
今年4月の条例制定にむけた作業が進められています。根室市議会の文教厚生常任委員会(鈴木一彦委員長)は、市にとって大事な条例と位置づけ、議会提案される前から十分な議論・検討を進めていきたいとしています。
条例制定を多くの市民が地域の医療問題について考え・行動する「きっかけ」に
この条例は市の解説によると
「将来にわたり地域医療体制を安定的に確保していくためには、地域医療に関わる全ての関係者が、地域医療が抱える諸課題を正しく認識し、それぞれの立場で課題解決に協働して取り組むことが必要です。このため、市民、医療機関及び市が一体となって 地域医療を守り育てていくための指針」
とされています。
その指針を実現するためには、市民や関係機関などが条例策定の過程でどれだけ十分な議論が出来たのか、そして条例の制定後にどれだけ広く市民・関係機関などに浸透させていくことが出来るのか、という点が今後の大きな課題になると思います。
現在、北海道は国の法制度にもとづき「地域医療構想」を策定している最中です。
これは医療給付費削減を目的に、地域ごとに「過剰」と判断した病院のベッドを削減する構想です。
地域の実態と合わない削減計画とならないようしっかりと「監視」していく必要があります。
その一方で我われ地域住民としては、この地域に必要な医療とは一体どういったものか、またそのための医療体制を築いていくには(維持していくためには)各自がどのような取り組みをしていかなければならないのか、という点を明確にしていかなければならないと思います。
今回の条例制定をその「きっかけ」として、大いに活用していくことが必要と思います。
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