高齢者の「見守り活動」や「居場所づくり」をすすめていくことも課題
高齢者は、病気やケガ、あるいは認知症等のリスクが、若い世代に比べて高くなります
独居や近くに家族がいない場合、足腰などが弱ってくると、「介護」にまで至らなくても、買い物や通院などの外出や草取りや除雪といった日常生活に必要な作業を行うことが難しくなってきます
また仕事や趣味などで積極的に外に出ることの少ない方では、人と接することも減り、社会的に孤立してしまう危険性もあります
あるいは収入が国民年金だけの世帯の場合、入院や介護に多額の費用がかかると、低い年金額だけでは負担しきれずに、急激に生活が成り立たなくなってしまう、という恐れもあります
こうした中、いま改めて地域の中のつながりや支えあいのという点について、しっかりと考え直すことが大切ではないでしょうか
少し古い資料ですが『平成23年版高齢社会白書』では、高齢者の社会的孤立がもたらす問題点として、
ア 生きがいの低下 イ 高齢者の消費者被害 ウ 高齢者の犯罪 エ 孤立死
を挙げています
こうした状況に対して、高齢者の「見守り」や「居場所づくり」という点が以前から、全国的に大きな課題とされています
根室市では今後、地域の近所の方々やボランティア等の協力で、高齢者世帯への「見守り」などの取り組みをすすめていくことを想定しているそうです
この根室の場合、近隣や知人友人関係など地域での助け合いは、都会に比べて根強い土地柄と思います。しかし地域住民が自主的に組織だったボランティア活動を実践する取り組みを、全市的に広げるにはまだ難しい状況だと思います
こうした点で行政側が、さらに様々な仕掛けを行い、主導的な役割を果たしていくことが必要といえます
根室市内でもいろいろな町内会が、高齢者を対象にした「ふれあいサロン」を定期的に開催している
この日は市の職員が講師で防災講座と町会婦人部の手作り昼食を提供して、団らん交流をおこなった
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