2025年10月4日土曜日

「根室港(花咲港区)屋根付き岸壁」供用式典が行われました

 2025年10月4日

根室港花咲港区の屋根付き岸壁の供用開始式典が港湾管理者である根室市と国交省北海道開発局釧路開発建設部の主催で市総合文化会館で開催され、国会議員ほか市や国、道の関係機関、漁業組合、建設事業者の方々等が参列されました

式辞で石垣市長は「漁業者が長年切望した施設。雨や雪にさらされることなく、安全で効率的に作業でき、魚の鮮度保持や品質の確保に大きく貢献する。漁業者自身の体を守り、安心して働ける環境を提供。根室港の競争力を高め、日本の食を支える基盤を一層強固に。国内外における水産物流通の高度化、輸出拡大にもつながる」とし、
この屋根付き岸壁の供用開始が「地域にとっての新たな出発点。漁業の振興、加工、流通、輸出拡大、さらには観光や地域ブランドづくりへと広がっていくことを願う」と述べました


事業開始:平成25年度(2013年度) 
 -5.5 m 岸壁と-6.0 m 岸壁に3棟の屋根施設と岸壁拡幅(約8m)を実施
設計:平成25年度~ 
岸壁改良:平成26年度~ 
屋根工事(3期に分割、各期2年) 
 第1棟:平成28~29年度 
 第2棟:令和3~4年度 
 第3棟:令和5~6年度 
総事業費:約41億円 

2025年10月3日金曜日

根室市児童デイサービスセンターの見学をしてきました

2025年10月3日

根室市児童デイサービスセンター「ひだまり」が旧小児科医院を改築、移設されから一カ月が経ちましたので、その後の様子を視察させていただきました

児童発達支援を担う施設で、現在は登録22名と今年度に入ってからも少し増え、現在は1日あたり平均2.4名程度の利用となっているそうです(利用定員10名/日)

旧施設と同様に療育を行う指導室が3室ある他、2階には機能訓練を目的として身体を動かせる広場、個室の遊びのスペースも2部屋確保されています
全ての部屋でエアコンが完備され、一階と二階にもトイレ、二階にはシャワー室もあります
明るくきれいな環境となり、利用者さんからの評判も良いそうです
旧施設の時からそうでしたが、児童発達支援事業所としては根室市のように単独施設が、しかもこれほど大きな建物を利用している事業所は他地域に比べても珍しいと聞きます

9月の供用開始から一ヶ月たち、当初は興奮気味だった利用者さん(子どもさん達)も徐々に新しい施設に慣れてきたとのこと
また今年度から「社会福祉法人 希望の家」(自立支援センターほのぼの)による委託清掃が毎日行われているそうです

根室市児童デイサービスセンターは今年度から指定管理していた法人が撤退し、市の直営化にもどりました
根室市は専門職を含め職員体制の確保、人材育成に苦慮している状況が続いていますが、
引き続き、利用者さんへのより良いケアが実践されていくことを願っています












市担当課の資料より引用:

根室市児童デイサービスセンターの供用開始について
 平成16年度オープン以来、長きにわたり花園町で親しまれてきた当施設の老朽化に伴い、川上小児科医院、川上恒紀医師より、根室市民の福祉向上を図るためご寄付をいただいた旧川上小児科医院建物を改修し、令和7年9月1日(月)より供用を開始します。

供用開始 令和7年9月1日(月)午前9時
場  所 根室市あさひ町2丁目6番地(旧川上小児科医院跡地)
施設概要 根室市児童デイサービスセンター(児童福祉施設)
     鉄筋コンクリート造 2階建て
     敷地面積 832.4㎡
     延床面積 705.2㎡
       1F 409㎡
       2F 296.2㎡
     バリアフリー構造
     全室、エアコン完備
建設費用 227,638千円
工  期 令和6年6月26日~令和7年6月25日
竣  工 令和7年6月25日
その他  利用対象者 根室市において通所支援受給者証の交付を受けた未就学児童
     利用定員 10名/日
     職員体制 館長、管理主査、言語聴覚士、療育相談員3名

2025年10月2日木曜日

2025年 根室市議会10月定例月議会 日程・一般質問の項目

2025年10月2日
 
改選後はじめて定例月議会が10月9日(木)~29日(水)に開催されます。
今回は9人が一般質問を行います。
また、2024年度の決算審査特別委員会もあわせて開催されます。

【 日 程 】
10月09日(木) 10時~ 本会議 
 一般質問(5名)
  日本共産党から5番目に橋本竜一が質問を予定
 阿部議員 →吉田議員 →須﨑議員 →佐野議員 →橋本竜一

10月10日(金) 10時~ 本会議 
  日本共産党から1番目(全体の6番目)に鈴木議員が質問を予定
 一般質問(4名)・議案説明など
 鈴木議員 →本田議員 →久保田議員 →永洞議員

10月14日(火)
 10時~ 総務経済常任委員会(橋本竜一)
 ※文教厚生常任委員会は今回は審議議案なし

10月15日(水) 
 10時~ 予算審査特別委員会
 17時~ 本会議(採決・人事案件など)

10月23日(木) 10時~
 一般会計(議会費・総務費・消防費)
 各事業特別会計(港湾整備・流通加工・水道・農業用水・下水道)
10月24日(金) 10時~
 一般会計(民生費・衛生費・土木費)
 各事業・特別会計(市立根室病院)
10月27日(月) 10時~
 一般会計(労働費・農林水産業費・商工費)
 各事業・特別会計(交通共済・国民健康保険・介護保険・後期高齢者)、採決
10月28日(火) 10時~
 一般会計(教育費・公債費~予備費・歳入)、採決
10月29日(水) 17時~ 本会議
 採決、意見書案の審議など

【 通告した一般質問の項目 】
10月9日(木) 5番目 橋本 竜一
1.開かれた市政運営と市民協働について
(1) 市民との直接対話の機会を増やしていくことについて
(2) 市民意識調査について
2.根室市内における再生可能エネルギー発電施設について
(1) 風力発電施設および太陽光発電施設建設に関する指導要領について
(2) 条例制定について
3.医療・介護・福祉に関する諸課題について
(1) 訪問入浴サービスの再開に向けた現状と課題について
(2) 児童デイサービスセンターの体制等について
(3) 市立根室病院の地域包括ケア病床の廃止について

10月10日(金) 6番目 鈴木 一彦(この日の1番目に登壇)
1.「北方領土」問題について
(1) 「北方墓参」について
2.物価高騰対策について
3.教育問題について
(1) 学校給食調理施設整備について


2025年9月27日-28日 大勢の市民や道内外の観光客で賑わったサンマ祭り

2025年10月1日水曜日

根室商工会議所青年部「創陽クラブ」と根室市議会議員との意見交換会が行われました

2025年10月1日

根室商工会議所青年部「創陽クラブ」さんと根室市議会議員との意見交換会が商工会館で行われました
創陽クラブから山下会長はじめ役員さん10名、根室市議会からは改選後の遠藤議長はじめ11名の議員が参加し、それぞれの団体の活動概要について報告しあったのち、根室十景のあり方などの今後の観光振興やふるさと納税の動向など、根室市の課題について意見交換が行われました

2025年9月26日金曜日

2025年の市議選後 根室市議会の議長・副議長など新しい人事体制が決定しました

2025年9月26日

根室市議会ホームページの画像

「2025年 根室市議会定例会 9月開会議会」が開催されました
根室市議会は「ほぼ通年」議会のため、定例会は年1回で、会期は来年2026年8月31日までの340日間になります

今年は9月15日から、改選後の新たな任期がスタートする定例会となります
したがって議長・副議長、各常任委員会等が選任されました

今回の議長選挙は、
遠藤輝宣議員(創志クラブ:以前は任期途中の平成20年3月3日から平成21年9月まで議長に就任)と、
鈴木一彦議員(日本共産党根室市議会議員団)が立候補
それぞれ議長として取り組みたい内容について訴えを行い、
投票の結果、得票13票で遠藤輝宣議員が第21代議長に当選しました
また副議長選挙では、工藤勝代議員(前回は令和3年9月~令和7年9月まで副議長に就任)が議長推薦により全会一致で引き続き、第22代副議長に当選しました

なお監査委員は今後開催される10月定例月議会で選任される予定です

各常任委員会、議会運営委員会、特別委員会の体制は以下の通りです

2025年9月23日火曜日

「春国岱環境保全活動」に参加しました

 2025年9月23日

秋晴れで暖かな日差しとなった秋分の日
根室ワイズユースの会と環境省釧路自然環境事務所が主催する「春国岱環境保全活動」に参加しました
当日の活動には、一般参加の市民のほか、ワイズユースの会員、環境省の職員、環境保全活動をおこなうNPO法人EnVision(エンビジョン)のスタッフなど約40人が参加しました

たくさんのアッケシソウがきれいに咲いていました

根室ワイズユースの会等が環境省の職員の指導のもと、春国岱に生息する希少植物のウラギクをエゾシカの食害から保護するため、簡易な保護柵を設置する取り組みをはじめて3年ほどになるそうです
今年の7月にも、いま道が工事中の木道付近にウラギクの保護柵をいくつか設置しました
その後の状況や効果について環境省やエンビジョンさんの解説のもと、参加者みなさんで確認しました
柵の中のウラギクは約50㎝ほどに成長して小さな紫の花を咲かせていましたが、柵の外のウラギクは地面スレスレまでエゾシカに食べられている状況が確認されました




その後、参加者は外来種オニハマダイコンの駆除と先日の暴風雨で春国岱の海岸に打ち上げられたゴミ拾いをしました。


今年は春国岱風蓮湖がラムサール条約の湿地登録されてから20年目の節目となり、11月8日にはその記念事業も計画されているそうです
地域の豊かな自然環境を後世に伝えていきたい、という思いを新たにしました

2025年9月9日火曜日

運動公園付近に大規模な太陽光発電の建設計画

2025年9月9日

新聞など報道されているとおり、市総合運動公園の近くに大規模なメガソーラー発電所の計画が進んでいます
9月9日に2回目の住民説明会が市総合文化会館で開催され、参加した市民から次々と異論や疑問の声が出されました


事前にいただいていた根室市からの報告によると、この発電施設の概要は
 事業区域面積 178,639㎡
 発電出力 約24,000kW(パネル枚数 約37,800枚)

根室市内に急増しているメガソーラー発電所の中でも、おそらく最大規模の施設です
事業者の説明によると市総合運動公園のスケートリンク南側の高台(民有地・下図)に今年11月から約2年かけて建設工事を行う予定とされています

9日の説明会には約45名ほどの市民らが参加されていました
事業者側はこれまで関係法令や根室市の指導要綱にもとづいて専門家等と調査をすすめてきたと説明しました
しかし参加者からは鳥など動植物、景観への影響を心配する声、火災発生時の対応への不安、また運営する事業者の実態を訝しむ意見をはじめ次々と懸念を表明する意見が相次ぎました

事業者はこうした疑問の声に対して十分に回答し市民合意を得ていきたいと答えていますが、今後どのように市民合意を進めていくのか不透明と感じました

根室市はこうした大規模発電施設を規制する条例が無く、今年中に条例を作る作業をしているところです。

この会社だけでなく、これまで東京などの企業により次々と市内の各地に再生可能エネルギーの大型発電施設が建設されてきました
これらは一般的な企業誘致と異なり市民の生活向上や地域経済への効果が全く無い施設です
(固定資産税の収入や建設工事はありますが)

開発行為により景観と自然環境を破壊して、地元には火災や災害時の二次被害のリスクばかり残されます
また最悪倒産などした場合には廃棄された発電施設がそのまま現地に取り残されていく危険性もあります

引き続き、市民の皆さんや専門家などの意見も含め、私たちとしても対応を検討していきたいと思います