2024年10月8日
根室市教育委員会が「根室市公民館シンポジウム~人づくりとまちづくり~」を市総合文化会館で開催しまし、高校生や教育関係者はじめ多くの市民が聴講されていました。
今年2月に「社会教育とまちづくり講演会」が行われ、その第2弾となるシンポジウムです。
これからのまちづくりのあり方について考える大切な機会となりました。
前半は東京大学大学院教育学研究科の牧野篤教授が「VUCA時代の『ふるさと』づくり~なぜ、いま共創が必要なのか~」をテーマに講演されました。
牧野教授は「これまでの学校教育ではふるさとに残る者は負け組になる競争社会。ふるさとを捨てる学力を身につけさせるものだった」と指摘。
今の若者は生きがいを得て、他者から認められることを大切にする「承認欲求の時代」になっている。
その社会では自分がふるさとから大事にされたという経験、承認欲求が満たされることで、子ども達が大人になってから、今度は自分がふるさとを大事にしようと地域社会を担うことにつながる。
社会教育はそうした地域の「基盤」を作っていくものだ、という趣旨の話をされました。
この他、様々な観点から社会が大きく変革している状況について解説をされました。
後半は根室市の社会教育委員長さん、根室に移住して起業した女性の方、新体育館建設の市民論議に関わる高校生3名が登壇して、牧野教授の進行のもとで、根室のまちづくりについての対談が行われました。
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