2023年2月27日月曜日

2023年 根室市議会 2月定例会議会はじまりました 補正予算案など審議

2023年2月27日

根室市議会2月定例会議会が開会されました
会期は3月20日までの22日間です

初日は市長の「市政方針」、教育長の「教育行政方針」の報告、
および補正予算が審議されました

一般会計の補正予算は93,815千円の増額で、水産業振興構造改善事業や除雪対策経費の追加経費の増額などが主な内容です

【一般会計 歳入】
普通交付税 +320,518千円
  • 国の補正予算で2022年度の普通交付税について、基準財政需要額に「臨時経済対策費」が創設されたことや当初算定時の調整額が復活したこと等による再算定、追加交付になりました
  • 橋本は電気代や灯油、食料品等をはじめとする物価高騰への市の対策について質疑しました。今年度、根室市はすでに福祉灯油や水道料金の基本料金の減免などを行っていますが、今もなお多くの市民と市内事業者に大変な影響が生じています
  • 市は今後の物価高騰への支援策は「国や道の支援策に合わせて、実施することでより効果的になる」として、「国等の経済対策の動向をとらえ、時期を逸することなく機動的・効果的な対策を講じる」と説明していました
  • 地域の実情を踏まえた独自対策を検討すること、特に社協で実施する生活困窮者への相談支援窓口の周知と、相談事例に対して市役所各課も連携して支援すること等、取り組みをさらに強化するよう求めました
プレミアム付商品券発行支援事業費補助金 25,000千円
  • 北海道が2022年度補正予算で市町村が実施しるプレミアム付き商品券の発行事業に北海道が補助したものです。市町村のプレミアム率は50%以内でそのうち10%分が補助されます
【一般会計 歳出】
高齢者運転免許更新時特別講習業務委託料 +1,639千円
  • 根室市では今年度から70歳以上の免許更新時高齢者講習にあわせて追加で1時間程度の「特別講習」を実施しています。当初1,000人を見込んでいましたが、年度末までに1,222人が受講される予測となり増額補正されました
  • また任意で「認知機能検査」も実施しており(法定認知機能検査と同様の検査や自動車シミュレーターによる運転チェックなど)、こちらも100人の予算に対して176人が受講しています。
新庁舎建設事業経費 -92,722千円
  • 新庁舎整備工事-891,315千円など入札減など決算見込みに立った経費の補正です。また合わせて令和4年度から令和7年度にかけての「継続費」についても年度間の支出予定額が調整されています
  • 近年の建設費の高騰分は現時点ではまだ反映されていませんが、今後の推移は注視していく必要があります。
  • またアスベスト調査については、令和5年度に実施する予定で秋ごろに結果が判明するそうですが、調査結果によっては解体経費が増額になる可能性も否定できません。
地域医療対策負担金 +19,547千円
  • 公設民営の市立歯舞診療所について、一時期診療を担当する医師確保が困難となり閉鎖を余儀なくされた期間がありました。その後新たな医師が着任されましたが、閉鎖の影響から患者数の回復が思うようにいかず、減少した診療報酬の分について令和3年度から年間18,000千円×5か年78,000千円(~令和7年度まで)を市財政から補填する「地域医療対策負担金」を実施してきました。
  • その後、コロナの影響などからさらに患者数が落ち込んだため、令和1年度分の診療報酬約4,600万円よりも令和2年度~4年度の実際の診療報酬が落ち込んだ分、3年間総額で19,546,378円を補填する形としました
  • 過去には医師不在のため長期休診となったこともあり、歯舞地域にとって重要な診療所であり、再び空白状態を生じさせないためには必要な対策と思います。
農業生産資材高騰支援事業経費 +7,601千円
  • 粗飼料価格の高騰により大きな打撃を受けている農業者への支援です。
  • 国の「国産粗飼料利用拡大緊急酪農対策事業補助金」に、市が牛1頭当たり1400円を上乗せして助成します。
  • 他都府県では牛一頭10,000円に対して、北海道では7,200円のため、差額の2,800円の1/2を助成しました
  • 12月定例月議会に農協から提出された請願に市側が対応したものです。
  • 市内の酪農業など74件5429頭に対して交付されます
水産業競争力強化緊急施設整備事業補助金 +39,868千円
除雪対策経費 +50,000千円
  • 大雪となった日本海側と異なり根室では例年よりも雪は少ないですが、令和4年度はこれまで全車出動4回、一部出動7回おこなわれており、除雪の重機借り上げ料を増額します。令和4年度の予算額は9,500万円になります。
特別支援学級用備品など +700千円
  • 新年度に厚床中1学級(1名)、花咲港小学校2名(2学級)が設置されることによるパーテーションなどの必要資機材の購入費です
  • 現時点で特別支援学級に在籍する児童生徒は、小学校104名、中学校35名となっているそうです
学校保健特別対策事業経費 +13,050千円
  • 新型コロナウイルス感染症の感染対策の消耗品や備品等の購入経費です。これまでと異なり、感染者が出た時点で配分される形になります
市立根室病院の補正予算
  • 北海道の補助金として新型コロナウイルス感染症の感染症病床確保促進事業費補助金が244,098千円追加配分されました。これにより令和4年度では合わせて586百万円の補助金になっています
2月17日 根室市で「流氷初日」「流氷接岸初日」が発表された
同時の発表は2011年以来、12年ぶりとのこと
根室市ホームページのリンク


2023年2月21日火曜日

2023年 根室市議会 2月定例月議会 日程

2023年根室市議会2月定例月議会の日程は次の通りです
余談ですが、例年3月議会と言っていましたが、今回は2月27日に開会なので、去年に引き続いて「2月定例会議会」という名称になっています

02月27日(月)10時~ 本会議
 「市政方針」・「教育行政方針」の報告
 補正予算の審議

03月09日(木)10時~ 本会議
 代表質問 ?会派(日本共産党からは、鈴木議員が行う予定です)

03月10日(金)10時~ 本会議
 一般質問 ?人(日本共産党からは、橋本が行う予定です)

03月13日(月)
 10時~ 総務経済常任委員会(鈴木議員が所属)
 14時~ 文教厚生常任委員会(橋本が所属)
 
03月14日(火)10時~ 予算審査特別委員会
 一般会計(議会、総務、消防)
 各事業・特別会計(港湾、流通加工、水道、下水道、農業用水)

03月15日(水)10時~ 予算審査特別委員会
 一般会計(民生、衛生、土木)
 各事業・特別会計(病院)

03月16日(木)10時~ 予算審査特別委員会
 一般会計(労働、農林水産業、商工)
 各事業・特別会計(交通共済、国保、介護保険、後期高齢者医療)

03月17日(金)10時~ 予算審査特別委員会
 一般会計(教育、公債費~予備費、歳入)

03月20日(月)15時~ 本会議
 各議案などの採決
 意見書案の採決

2023年2月10日「令和4年度根室市漁船員永年勤続者表彰式」


2023年2月12日日曜日

根室市の「図書館カフェ」にいってみました

2023年2月12日

 根室市図書館で開催された「図書館カフェ」
前から気になっていたのですが、はじめて行けました
『大人の読み聞かせ』の時間には親子ふくめ20名ほどの方が参加
図書館ボランティアさんの淹れて下さったコーヒーを頂き、司書さんの丁寧な語りによる絵本や紙芝居の「読み聞かせ」を拝聴しました
その中でも『二平方メートルの世界で』の話は思わず泣きそうになりました

司書さんが、
「インターネットが普及した時代で今後の図書館のあり方も問われているが、こうした機会や、実際に本を手に取って読むことも大切」
という趣旨のお話をされていました。



2023年2月11日土曜日

3年ぶり「2023ニムオロ冬の祭典」が開催されました

2023年2月11日

根室市内では、3年ぶりに「ニムオロ冬の祭典」(同実行委員会の主催)が根室総合運動公園の特設会場で開催され、多くの家族づれ、子ども達が参加していました
早い時間帯は雪のチラつく中でしたが、風もなく穏やかな中で開催され、10チームほどが参加しゴムボールを投げ合う四島雪合戦やテニスコート内での宝探しゲーム、友達や親子でソリを交互に曳いて往復のタイムを競うスレッドリレーなど、にぎやかな子ども達の声が響いていました










2023年2月9日木曜日

地域公共交通計画の策定に向け、「根室市公共交通を考える 市民意見交換会」が開催されました

2023年2月9日

現在、根室市では、バスやタクシー、鉄道などの交通インフラを一体のものと考え、将来にわたって持続可能な公共交通を確保できるよう、「根室市地域公共交通計画」の策定に取り組んでいます。
計画は今年度中の策定をめざし、今後5年間の市内の公共交通施策の基本となるものです
現状の課題や要望などについて市民との意見交換会が、市総合文化会館で開催されました
この意見交換会は落石地区と歯舞地区でも既に実施され、最終日に市街地を対象に開催。市民ら11名が参加していました
市担当課はこのほか、厚床地区や高齢者、高校生からも意見を聞く機会も予定しているそうです。

計画策定を担っている市担当課や専門事業者等から、昨年実施された実施されたバスの乗降調査や根室市の公共交通についてアンケートの結果を含め、市内の公共交通についての現状が報告されました。報告によると市内バスでは市街地域の路線は平均10名程度の乗車があるものの、厚床や納沙布線など郊外の路線は利用者が0人の便もあるそうです。
そうした状況を踏まえた今後の施策検討として、
  • 落石地区における高校・病院バス直通バス運行による利便性向上実験
  • オンデマンド交通による市街地移動の利便性向上実験
  • 18歳以下の公共交通無償化による利用促進
  • 遠距離通学費の助成 等
の事業が検討されているそうです

参加者からは、
花咲港地域では高台の方に公共施設(港小学校・資料館・地域会館)が集約されてきていることから、そうした施設前を通るバスルートを実施してほしい
昭和町の緑ヶ丘団地ではバス停まで遠く利用することが困難であり、バス路線を通ることが出来ないか
等の意見が出されていました

公共交通とその施策は「まちづくり」のための大切な土台です
市計画の策定を通じて、市民との意見交換の機会を設けることが出来たこと、そしてそうした意見を集約して、交通事業者もふくめ十分に多角的に検討しながら今後の施策展開に繋げていくための仕組みが作られつつあることを歓迎します



2023年2月5日日曜日

北海道科学大学による「まちかどキャンパス」が開催されました

2023年2月5日

北海道科学大学による「まちかどキャンパスin根室」が市総合文化会館で開催されました
まちかどキャンパスは「大学の学びをまちかどで」をコンセプトに、道内各地で体験イベントや出前講義を行っているとのことで、根室市ではじめての開催です

同大学は2019年に根室市と包括連携協定を締結しています
この間はコロナ禍で思ったように事業展開することが難しかったようですが、今年度も市立根室病院で看護学生の実習生の受け入れなどが行われています

会場では、大学の先生や学生さんらが、いくつかの体験ブースを開設していました
健康・スポーツ体験ブースでは、ストレッチ体験やテーピング体験、そしてモニターに体の動きが表示されてゲーム感覚でトレーニングできるAIゲームトレーニング体験など、親子連れも楽しそうに体を動かしていました
バスボムづくり体験ブースでは、カラフルなバスボムづくりで、材料が足りなくなるくらい多くの子ども達が取り組んでいました

また午前と午後に、大学の先生による健康ミニ講座が行われ、こちらも会場いっぱいに参加されていました
午前中の薬の添加剤の役割についての講義も、また午後からの骨盤底筋の役割やトレーニング方法を実践を交えての説明も、それぞれとても分かりやすく楽しいお話でした






2023年2月2日木曜日

根室市「学校給食についてのアンケート調査」結果が示される

「根室市学校給食に関する検討委員会」は、根室市の学校給食の充実をはかり安全性の確保、食育の充実等に向けた検討を行い、主には市内に3か所ある現在の老朽化した学校給食の調理場施設をどのようにしていくのか調査・検討します。
保護者や学校関係者、学校給食協会の関係者および有識者等等から組織され、昨年11月から稼働し、今年度中(2月下旬頃)までに「意見書」を取りまとめるとしています。

昨年12月には市内の児童・生徒1496人を対象に、学校給食についてのアンケート調査を実施。
このたび1月31日の第3回「検討委員会」に調査結果が示されました

調査の結果について、
  • 給食の時間について「いつも楽しみ」「まあまあ楽しみ」との回答が合わせて91%と高い割合でした
  • ごはんの量が多いとの回答が25%、パンの量が多いとの回答が45.2%ありますが、一方で教職員からの意見として「パンや牛乳の残食が多い」との意見がありました。
  • 気になるのは、給食を残さず食べているかの質問に、「ときどき残す」「よく残す」合わせて73.3%もあることでした。
  • また給食を残す理由について、「時間が足りていないから」との回答が26.1%もありました。
  • これらについて、昔からの傾向なのか、また学年によって違いがあるのかどうかも知りたいところです。
  • 給食で食べてみたい海産物で、一位~三位までのカニ・サンマ・サケは「そりゃそうだよね」と思いましたが、その一方で「カジカ汁」を食べたいと回答する小・中学生が存在することに驚きました。根室の子ってすごい。
  • 麺類とパンが一緒に出るのをやめて欲しいという意見もありました。これは教員側からも同様の意見が出されています。私も「パンとうどんを一緒に出すのをやめて欲しい」という声を聞いたことがあります。やむを得ない事業なのかもしれませんが、どういった経過でこのようなメニュー組み立てになるのか聞いてみたいところです。あと餃子が2個だけとか。
  • 牛乳で無く、お茶や水にしてほしいという意見もありました。教職員側からも毎日牛乳を飲むという50年前と同じ価値観をあらためて欲しいという意見がありました。
  • 牛乳については多分、これまで長い間いろいろと全国的にも議論が続いてきたことなんだろうと思います。栄養価から見ると(また酪農の産地としても)牛乳の必要性は明らかですが、一方で牛乳と合わないメニューがあることは確かなわけで、一日の中で、給食の時間でなくても別な休み時間とか、朝のホームルームとかに飲む時間があっても良いような気がします(学校のスケジュール的に難しいのだとは思いますが)。持ち帰りにすると絶対に飲まない子が増えるでしょうし。
  • 根室市では2021年度から小中学校の給食が無償化になっています。教職員も無償化に、せめて半額にしてほしいという意見がありました。これは賛否が分かれるところかもしれませんが、担任の先生の場合、給食を指導という業務の一環で給食を一緒に食べているわけでその観点では経費を保障するべきではないかと思います。さらに言えば、「おいしい給食の町ならまた赴任したいと自然に思える」という意見もありましたが、根室の場合は、給食調理場の問題から、管内の他町に比べて一食当たりの給食費が高いわりに、メニューに苦戦しているわけで、赴任してこられた先生方から逆の印象をもたれるのかな、と思いました。
  • コロナの取り扱いが変更になってきますが、黙食は現在のところどのような指導になっているのでしょうか?
2022年9月12日に市内の小学校の視察時にいただいた給食