2022年2月8日
第6波の感染拡大の中、1月末頃より市内の複数の学校でも感染が確認されました。
相次ぐ学年閉鎖、学校閉鎖に対して、根室市内では初めて本格的なオンライン授業が実施されました。
今月7日には、全ての学校で登校、対面授業が再開されましたが、その間の取り組みはどのような様子だったのでしょうか?
2020年の春ごろにコロナのため道内の学校が一か月以上も一斉休校になりました。
その後、国の方針によって全国全ての小・中学生に一人一台のタブレット端末が配置されました。
通常時は学校授業で活用しながら、感染拡大など非常時には在宅で学びを継続できる環境整備が進められてきました。
根室市でも学校内のWi-Fi環境の整備を行い、また事前調査をして自宅にWi-Fi環境の無い家庭には、モバイルルーターを貸出す等の準備がされました。
そうした中、今回の学校閉鎖、学年閉鎖によって、根室市内では初めて本格的なオンラインによる授業が実施されました。
市教育委員会によると、児童生徒の集中力や健康への影響等も考慮して、ライブ配信形式で授業を行う方式、先生の授業動画を視聴する方式、タブレット端末を通じて課題に回答・提出する等、様々な方法を組み合わせて実施されたそうです。
また子ども達の健康観察や保護者への連絡等もタブレット端末を通じて行われるなど、多面的に活用されました。
とはいえ、感染はある日突然発生するわけで、学校現場では大変に苦慮しながら試行錯誤してきたものと思います。
「オンラインだと授業中の子ども達の反応が判りづらい」という先生の意見や、
また子ども達からは「あまり勉強に身が入らなかった」という声もあったと聞きます。
学校が再開されましたが、北海道教育委員会はしばらくの期間、学校に対して部活動の休止や、児童生徒同士が近距離で活動する内容の授業を行わないように求めています。
なお、放課後教室では従前から利用児童数が多く、子ども達が密集する環境だったため、学年ごとにスペースを分ける等、出来るだけ分散させるように対応しているそうです。
また市教委では長引くコロナ禍で、子ども達の「こころ」への影響や体力低下についても懸念しているそうです。
子ども達が感染等の心配なくのびのびと学校生活を過ごせる日々が戻ってくることを切に願っていますが、非常事態においても学びを止めないための学校現場の挑戦はこれからもまだ続くものと思います。
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