2025年11月8日
春国岱風蓮湖のラムサール条約湿地登録20周年記念事業に参加しました。
市民の方など約40名ほど参加されていました。
午前中は根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンターで講演会。
根室市歴史と自然の資料館の外山氏が「春国岱ハマナス群落再生プロジェクトについて」と
環境省釧路自然環境事務所野生生物課の奥野氏が「春国岱の植生保全・エゾシカ対策に関する取り組み」を講演。
これまでの活動内容や成果について報告されました。
午後からはネイチャーセンターでレンジャーの掛下氏から春国岱についての解説をしていただいた後、
一行はバスでハマナスを保護するシカ柵を設営している現場に向かいました。
これまで5箇所(20メートル四方)に設置していたシカ防除柵を、今年度は連結するような形で大きな柵に更新する作業が行われていました。
これまでは関係者の皆さんが手作業でシカ柵を設置、補修を行っていましたが、今回は建設事業者さんによる立派な囲いが作られていました。
建設事業者さんの指導のもと参加者は柵の設置作業を少し体験したり、
午前中の講演会で聞いていたシカ柵の効果を実際に見て実感したり、
鳥獣保護区である春国岱の中で、環境省が実験として行っているエゾシカの囲いわなについて解説を受けました
ちょうど満潮の時刻で、遊歩道の内側にまで湖の水が広がる様子は初めて見ました
オオハクチョウや多くの鳥の姿が見られました
途中、参加者が乗車したバスが埋まるハプニングもあり、
また朝から雪が降って、春国岱でも冷たい風が吹いていましたが、
大変に勉強になる講演・見学会でした
企画運営された根室市や環境省はじめ関係機関の皆様、貴重な機会をありがとうございました