2025年9月26日金曜日

2025年の市議選後 根室市議会の議長・副議長など新しい人事体制が決定しました

2025年9月26日

根室市議会ホームページの画像

「2025年 根室市議会定例会 9月開会議会」が開催されました
根室市議会は「ほぼ通年」議会のため、定例会は年1回で、会期は来年2026年8月31日までの340日間になります

今年は9月15日から、改選後の新たな任期がスタートする定例会となります
したがって議長・副議長、各常任委員会等が選任されました

今回の議長選挙は、
遠藤輝宣議員(創志クラブ:以前は任期途中の平成20年3月3日から平成21年9月まで議長に就任)と、
鈴木一彦議員(日本共産党根室市議会議員団)が立候補
それぞれ議長として取り組みたい内容について訴えを行い、
投票の結果、得票13票で遠藤輝宣議員が第21代議長に当選しました
また副議長選挙では、工藤勝代議員(前回は令和3年9月~令和7年9月まで副議長に就任)が議長推薦により全会一致で引き続き、第22代副議長に当選しました

なお監査委員は今後開催される10月定例月議会で選任される予定です

各常任委員会、議会運営委員会、特別委員会の体制は以下の通りです

2025年9月23日火曜日

「春国岱環境保全活動」に参加しました

 2025年9月23日

秋晴れで暖かな日差しとなった秋分の日
根室ワイズユースの会と環境省釧路自然環境事務所が主催する「春国岱環境保全活動」に参加しました
当日の活動には、一般参加の市民のほか、ワイズユースの会員、環境省の職員、環境保全活動をおこなうNPO法人EnVision(エンビジョン)のスタッフなど約40人が参加しました

たくさんのアッケシソウがきれいに咲いていました

根室ワイズユースの会等が環境省の職員の指導のもと、春国岱に生息する希少植物のウラギクをエゾシカの食害から保護するため、簡易な保護柵を設置する取り組みをはじめて3年ほどになるそうです
今年の7月にも、いま道が工事中の木道付近にウラギクの保護柵をいくつか設置しました
その後の状況や効果について環境省やエンビジョンさんの解説のもと、参加者みなさんで確認しました
柵の中のウラギクは約50㎝ほどに成長して小さな紫の花を咲かせていましたが、柵の外のウラギクは地面スレスレまでエゾシカに食べられている状況が確認されました




その後、参加者は外来種オニハマダイコンの駆除と先日の暴風雨で春国岱の海岸に打ち上げられたゴミ拾いをしました。


今年は春国岱風蓮湖がラムサール条約の湿地登録されてから20年目の節目となり、11月8日にはその記念事業も計画されているそうです
地域の豊かな自然環境を後世に伝えていきたい、という思いを新たにしました

2025年9月9日火曜日

運動公園付近に大規模な太陽光発電の建設計画

2025年9月9日

新聞など報道されているとおり、市総合運動公園の近くに大規模なメガソーラー発電所の計画が進んでいます
9月9日に2回目の住民説明会が市総合文化会館で開催され、参加した市民から次々と異論や疑問の声が出されました


事前にいただいていた根室市からの報告によると、この発電施設の概要は
 事業区域面積 178,639㎡
 発電出力 約24,000kW(パネル枚数 約37,800枚)

根室市内に急増しているメガソーラー発電所の中でも、おそらく最大規模の施設です
事業者の説明によると市総合運動公園のスケートリンク南側の高台(民有地・下図)に今年11月から約2年かけて建設工事を行う予定とされています

9日の説明会には約45名ほどの市民らが参加されていました
事業者側はこれまで関係法令や根室市の指導要綱にもとづいて専門家等と調査をすすめてきたと説明しました
しかし参加者からは鳥など動植物、景観への影響を心配する声、火災発生時の対応への不安、また運営する事業者の実態を訝しむ意見をはじめ次々と懸念を表明する意見が相次ぎました

事業者はこうした疑問の声に対して十分に回答し市民合意を得ていきたいと答えていますが、今後どのように市民合意を進めていくのか不透明と感じました

根室市はこうした大規模発電施設を規制する条例が無く、今年中に条例を作る作業をしているところです。

この会社だけでなく、これまで東京などの企業により次々と市内の各地に再生可能エネルギーの大型発電施設が建設されてきました
これらは一般的な企業誘致と異なり市民の生活向上や地域経済への効果が全く無い施設です
(固定資産税の収入や建設工事はありますが)

開発行為により景観と自然環境を破壊して、地元には火災や災害時の二次被害のリスクばかり残されます
また最悪倒産などした場合には廃棄された発電施設がそのまま現地に取り残されていく危険性もあります

引き続き、市民の皆さんや専門家などの意見も含め、私たちとしても対応を検討していきたいと思います

2025年9月8日月曜日

切実な国民要求の実現に向け 全力でがんばります

2025年9月7日に行われた根室市議会議員選挙は、定数16に対して新人3名の方を含む18名が立候補する激戦となりました
日本共産党根室市議団は鈴木一彦議員が412票で7期目、橋本竜一は804票で5期目の再選をさせていただきました

選挙期間中の皆さんのご支援とご協力に心より感謝申し上げます


この間、燃油や食料品など物価高による生活苦、病院や介護など受けたくても受けられない、後継者不足に苦しむ漁業や酪農の先行きへの心配、北方墓参に行けないなど悲鳴のような声が多く聞かれました
そうした困難に直面する市民生活に寄り添った市行政が今後も求められます

「海の激変と漁獲の低迷に国の責任ある対策強化を」「医療・介護・福祉サービスの担い手確保、体制充実を」など選挙戦で私たちが訴えてきた政策について新しい議会で論議を進めてまいります

同時にこれらの課題の多くは国や道の政治のあり方と密接に結びついています
消費税減税や社会保障充実、漁業・農業振興、領土問題の外交推進など切実な国民要求の実現に向け、一致する課題ではこれまでの立場の違いを超えて、市議会や市行政はじめ地域全体で力を合わせて国等を動かしていくために私達も全力を尽くします

今回の市議選は投票率50・80%と 前回(2021年)から4・65%も減少しました
市議選の投票率が過去最低を更新し続けていることは市民の厳しい評価と受け止めています

いまの根室市内の課題やその課題に向けてどのような論議が市議会でなされているのか等、市民皆さんへの分かりやすい説明をはじめ、市民の負託に応える市議会・議員活動のあり方を追求します

7月に行われた参議院選挙では政権与党が少数に追い込まれました。裏金問題など政治不信が続き、物価高に国民生活が苦境に追い込まれている一方で大企業の利益を優先する政治、アメリカから大量に武器を購入する大軍拡を推し進めてきたことに対する国民の怒りです
しかし排外主義、社会保障削減や憲法改悪を主張する野党勢力が大きく議席を増やしたことは重大な危機感を覚えています

石破首相が退陣を表明し、その後の新首相のもとで早期の解散・総選挙の可能性がありますが、私たちはくらしと平和、民主主義を守り発展させる「新しい国民的・民主的共同」を広げるため力を尽くします

今後とも市民皆さんの大きなご支援を心からお願い申し上げます