2022年8月25日木曜日

根室市議会 文教厚生常任委員会 根室市社会福祉協議会と懇談

2022年8月25日

根室市議会文教厚生常任委員会は、根室市社会福祉協議会に視察をおこないました
現在、根室市では「根室市版地域包括ケアシステム」の推進と「地域福祉計画」の策定に向けて取り組んでいるところですが、委員会としても市内の地域福祉を取り巻く現状とその課題について、社協が実施している事業の内容を伺いながら、学びました

視察テーマは
①生活支援体制整備事業について
②ねむろ日常生活サポートセンター
について、です

2018年度に根室市から委託された「生活支援体制整備事業」は、「少しだけおせっかい」を合言葉に、だれもが安心してくらせるまちづくりを目指して、「介護予防・通いの場づくり」「地域資源の把握・発掘・創出・周知」を柱に、ふまねっと運動の推進や地域のサロン活動の提案になるような「みんなのサロン」など、地域の支え合い活動に取り組んでいます。また市内の様々な民間サービス事業を掲載した「高齢者暮らしのお役立ち情報」やケアマネ等のアンケートから着想を得たエンディングノート「わたしのこと まとめノート」などを発行しています。
現在はコロナで町会の高齢者サロン等の活動も停滞しているが、コーディネーターとして地域に入りながら、そこで得た地域の困りごとや課題を多機関で構成される協議体(支え合い会議)で話し合っていきたいと言います。
また地域で活動のキーマンとなる人を若い方も含めて見つけ、いまの第1層(市全域)だけでなく、第2層(日常生活圏域-中学校区など-)にコーディネーターや協議体の活動を広げていきたい、と将来的な構想を説明していました

ねむろ日常生活サポートセンターは、2015年度の国の制度創設当初に根室市から委託。金銭や医療、就労など複合化・複雑化する福祉課題に対して、他機関と連携のもとで相談・支援を実施しています。「断らない相談支援」を趣旨に、相談者の話を聞き、他の制度や機関につなぐことや、単純に他機関につなげられないケースは、個別の「支援プラン」を策定して、相談者の自立を支援します。
根室市における相談の実情も、収入や就労など課題が複合化しており、また近年は若い方からの相談も少しづつ増えているそうです。
またコロナ禍において離職など収入減による相談も多く、市社協が窓口となって国の緊急小口資金や総合支援資金の貸し付け累計額は2470万円にのぼります
早い人で今年12月から返済が始まることから、その状況について心配をしている、何らかの手立てが必要な場合があるのではないかと述べていました

社会福祉協議会のみなさん、ありがとうございました。



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