2021年10月8日金曜日

根室市議会 10月定例月議会 補正予算・人事案件など

 2021年10月8日

根室市議会は補正予算を全会一致で可決しました
-2,304万7,000円の減額補正で、予算審査特別委員会には鈴木一彦議員が委員として審議にあたりました
今回は新型コロナウイルス感染症の影響によって、オリンピックのホストタウン受け入れなど当初予定していた事業が中止となっており、その減額が主な内容です。

鈴木委員が質疑した内容についてご紹介します
〇生活物資等支援経費 54万円
コロナ感染した患者さんや濃厚接触者に対して、生活必需品支援セットを市独自で給付する事業で45世帯分を追加補正したものです。
鈴木委員は質疑で、支給される食料品に内容にカップ麵等が含まれているが、アレルギーや持病など内容について、より配慮した品物となるよう求めました。
市は、療養者にとって食事は大変重要であり、受け取る市民の要望に応じて内容物を変更したケースがあったことを報告しながらも、一方で今後、患者数等が増えると市職員が個別の要望に対応しきれないケースもあるかもしれないと懸念を示しました。

〇中小企業等応援臨時助成金事業費 -4,560万円
市内の全業種を対象として、売り上げなどが30%以上減少した事業者に対して、10万円の助成金を支給したもので、法人からの申請151件、個人からの申請593件の計744件(7,440万円)支給されました。
昨年5月に同様の事業を実施した時には、1166事業所から申請がありましたが、今回はそれより申請数が減少しました。売上幅の減少率を20%から30%に引き上げたことや、申請期間が前回より短かったこと、経営状況が前年度と変化が生じた点など様々な要因があると思います。
それでも答弁では、申請者のうち売上、50%以上の減少となった法人・個人は全体の6割以上にも及んだことが報告されていました。

〇総合文化会館の施設整備 255万6千円
コロナ禍が続く中、市民の文化・芸術活動なども中止・延期が余儀なくされてきました。今回、国の補助金を活用して大小ホールにネット映像配信のためのカメラやPCなどの設備購入やLANケーブル設置工事が行われます。また市の単費で視聴覚室等でもネット環境を活用できるようLAN工事を行います。
今後については、市民も設備を利用できるように料金設定など環境を整えていきたい、としています

8日本会議では人事案件が議決されました
市教育委員会教育長には、これまで7年間勤められた寺脇教育長が10月31日に任期満了となり、新たに波岸克泰教育長が任命されました。波岸氏は旭川市立光陽中学校教諭などを歴任された後、道教育局に勤務。現在は道立教育研究所長として勤務されている方とのことです。
また教育委員には10月17日に任期満了となる天神氏に代わって、あらたに兒玉歩氏が任命されました
そのほか、市公平委員会委員、市職員懲戒審査委員会委員は留任となっています。

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