2019年10月31日木曜日

市民講座 「働き方、住民サービス、どう変わる?」~会計年度任用職員制度の内容と課題~

2019年10月30日(水)
釧路地区労働組合総連合と北海道労働組合総連合が主催する会計年度任用職員制度をテーマにした市民講座が釧路町遠矢の公民館で開催され、参加して来ました
北海学園大学経済学部の川村雅則教授が講演し、釧根各地から約40名ほどが参加されていました

会計年度任用職員は来年度からのスタートに向けて、各自治体で制度づくりが進められています
川村教授は大変に分かりにくい制度だと指摘します
民間は法改正により無期雇用転換が図られました
しかし公務では任期の定めのない正規職員を制度上は前提としたまま、現実の非正規公務労働者の現状や課題を「取り繕う」ような改正のため、非常に分かりにくくなっていると指摘します

それでも改正された法制度のなかで、自治体の非正規労働者を守るために何ができるのか
川村教授は、
まずそれぞれの自治体の職場で非正規労働者がどのような賃金や労働条件で働いているのか把握すること
その上で、会計年度任用職員制度のなかで何ができるのか、
制度改正を含めて主体的な取り組みが問われていると話されていました
特に会計年度ごとに新たな公募による任用は、無期雇用転換した民間と異なり大きな課題です
再度の任用は可能ですが、その期間も自治体ごとに異なってきます
また給与や労働条件、昇給の仕組みなど
こうした一つ一つの問題をピックアップして、何を前進させていくのか、しっかりと議論する事が大切であると学びました

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