根室市は、「根室市光洋団地(後期)基本計画書」を、2015年4月27日にとりまとめました
根室市には現在1,141戸の市営住宅があります(このほかに道営住宅もあります)
このうち光洋町2丁目~4丁目に設置されている住宅は、昭和37年~昭和41年建設と老朽化した住宅のため、2004年から建て替えがすすめられてきました
今年度(2015年度)建設中のものを含めて、RC造4・5階建て252戸とRC造2階建48戸の合計300戸を建て替える形になります(ここまでを前期計画というそうです)
今回市から示されたのは2016年度以降の後期の基本計画になります
これまで市議会などでも公営住宅の建て替えを今後どのようにすすめていくのか、また建て替える場所についても現在地で良いのか、あるいは市街地に建設することも検討すべきでないか、など様々な議論がされてきました
現実的な問題として今年度まで建て替えを進めてきた新築の市営住宅の場合、現在の住宅使用料(家賃)が高くなってしまうことや、住居のベランダに面した菜園がある、車を置くスペースの問題など様々な理由から、また特に高齢者にとっては引っ越し自体が大変ということもあり、古い住宅から移転があまり進まなかったという経過もありました
今回示された計画書によると写真のように光洋町2丁目~3丁目に現在建っている296戸(そのうち居住しているのは140戸)を、木造による建て替え48戸(16棟)、既存住宅のリフォーム48戸(12棟)にする計画になっています
特に既存住宅のリフォームはコストを抑えながら(家賃も新築より安く設定できる可能性がある)、設備など住環境を改善することができ、大きな利点があると思われます。ただし現住宅はすでに法的耐用年数を超えている状態なので(耐力度調査は実施している)、10年後にこのリフォーム住宅をどうするのか別途検討が必要になるそうです
上記の写真では見づらいかと思いますが、緑色の区域が新築(建替えゾーン)、ピンク色の区域がリフォーム(改善ゾーン)、青色の区域が現時点で使用目的が決定していない(将来別用途活用ゾーン)という形になっています
2015年度に基本設計と測量、2016年度に実施設計をおこない、2017年度から2024年度にかけて毎年、新築2棟6戸と改善1棟4戸づつ進めて行く計画になっています
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