2024年5月27日月曜日

落石の木道の破損状況が悪化しているようです

 2024年5月26日

「第14回おちいし味まつり」が盛大に開催され、穏やかな日差しもとで、大変多くの方で賑わっていました

 その帰りに、サカイツツジの時期なのでしばらくぶりに落石岬に行ってみました
 昨年も探すのに苦労しましたが、今年はさらに難しく、私のような素人には全然見つけられません
 そこに市歴史と自然の資料館の学芸員さんが、たまたま木道からエゾシカ等の観察をしていたところので、聞いてみたら
「先週くらいがサカイツツジの見ごろだった」と言いながらも、咲いている花の場所を教えてくださいました
 木道の近くに一凛(一株?)。また双眼鏡を貸していただき、すこし離れた場所にも、いくつか咲いていた花を観察することができました
 エゾシカに湿原が荒らされている影響なのか、サカイツツジも年々少なくなっているのではないか、と学芸員さんはお話されていました

 それよりもさらに驚いたのは、落石岬に続く木道の状況です

 写真のように、天板が無く、地面に迂回路?が作られている場所が何か所もあります
 高さ数十㎝の木道と迂回路を登ったり下りたり、個人的にはアスレチックみたいで楽しいのですが、天板のあるところも、いつ腐って抜け落ちるかと思うとヒヤヒヤして景色を楽しむどころではありません
 天気も良かったので、何組かのシニアの観光客の方々も訪れていましたが、「わあ、危ないなあ」と言いながら恐る恐る木道を歩いていました
 後日、市の担当課さんにお話を伺うと「土台から腐っている部分もあり危険なため、損傷や剥がれそうな天板を市職員が先に外して、迂回路を作った」とのこと
 担当課は当面は通行止め等にはせず、通常通りの補修を行なう手配を進めているそうです

 この落石岬の木道は建設から30年ほど経過しているそうですが、自然環境が厳しい場所にあり、劣化が激しい施設です
 毎年の簡易的な補修では追い付かず、抜本的な対応が必要です
 この木道をどのように整備していくのか長年の課題でしたが今年度、根室市は抜本的な改修工事に向けて、まず地質調査を予算計上しました
 ただ本格的に改修するには莫大な予算が必要であり、また何年も時間もかかります
 それまでの間も市民や観光の方々が安全に使用、通行できるよう、行政の皆さんには引き続き適切な管理をされるようお願いします

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