2023年10月22日
根室市は今年はじめて「植樹・育樹活動~みどりの森づくり大作戦~」を牧の内にある「明治自然環境保全区」で開催し、市民ら約●●名が参加されました
根室市ではこれまで5月の最終日曜日に穂香の根室市市民の森で「植樹祭」を開催していましたが、コロナ禍で3年ほど中断していました。
今年度から育樹と植樹を兼ねて普及・啓発することを目的に、道条例に定める「北海道育樹の日」(10月第3土曜日)の翌日の日曜日に、環境整備の「育樹」と「植樹」活動を行う形になったそうです
※根室市ホームページ「根室市植樹祭の開催方針について」より引用
根室市植樹祭は、市民の緑化に対する理解と認識を深めると共に、美しい緑豊かな郷土づくりを推進するために、平成6年度より、毎年5月に実施してきたところでありますが、今年度より、「植樹」のみならず、継続的に森を守り育てる「育樹」の大切さを広く普及させるため、「植樹・育樹活動」へ拡充することとし、開催時期についても、北海道育樹の日に定められている10月に開催する方針といたしました。
※「明治自然環境保全区」は2020年6月に株式会社明治根室工場の閉鎖にともない、同年6月30日に株式会社明治から寄付を受けた土地。牧の内地区に235ha、槍昔地区に232ha、計467ha。
寄付に当たって、株式会社明治が従来から実施してきた自然環境活動の継続するために、2020年7月に自然環境保全活動に関する協定書を市と締結し、相互協力のもと自然保護活動に取り組むことになっている。
※参考:明治ホールディングスのホームページ 北海道根室市に「企業版ふるさと納税」を活用した寄付を実施
参加者は指示のもと二手に分かれ、植樹と育樹をおこないました
育樹は、2021年、2022年に植樹した部分の整備として下草を刈る体験を行いました
植樹の方は、依然と異なり、表層部を重機で掘り起こした土に、カラマツの苗木を約400本手分けして植えました。かなりどろどろの土で、いわゆる湿原の泥炭ような状態のようにも見えました(よくわかりませんが)
なお、「根室市市民の森」でこれまで植樹を行っていた区域については、エゾシカの食害や気候の影響などで植樹後の生育状況が悪く、今後の成長がみこめない状況となっていました。今後は新たな植樹や大きな整備等は予定されていません。根室市農林課によると、これまで植えた樹木について、当時の添え木などの残骸は景観的に整備していくそうです。木育活動などで使用できる部分は今後、調査研究していきたいとしています。
一方、令和3年、令和4年度に牧の内の明治自然環境保全区で明治社員ボランティアと協働で実施した植樹では、周囲がシカ柵に守られており食害が少なく、生育状況が良好であり、今後の成長が見込まれているそうです。
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