根室市では医療や介護・福祉の従事者、保育・幼稚園関係の職員等に対して、
市の独自事業としてPCR検査を今年1月から6月まで毎月実施してきました
この6か月間で計5,995件の検査を実施し、うち2件が陽性で報告されています
市はこのたび対象者に対してアンケート調査を実施し、7月下旬に結果を公表しました
市が公表した「結果報告」によると、
回答数のうち83.4%が「やって良かった」と回答。
また71.1%が事業を「継続してほしい」と回答しています。
この夏頃から第5波が拡大しているなか、根室管内でも特に羅臼町などで深刻な状況が生じています
根室市ではワクチン接種は、若年世代まで含めて高い割合で接種が進んでいますが、デルタ株などウイルス変異の影響やブレイクスルー等も懸念されます
全国的には20歳以下の感染も多く、子どもが重症化する事例も報道されています
今後についても、必要に応じた柔軟な検査等の実施など感染抑止のための特別の対策が、根室市として必要とされているものと思います
ただし、市がこれまで実施してきたPCR検査の方式は遠隔地に送付するため、検体採取から結果報告まで3日程度の時間がかかってしまいます
また月に1回の検査ですが、事業所ごとに取りまとめるので検査を任意のタイミングで実施することが難しい面もあります
市立根室病院でも8月から全額自己負担によるPCR検査も実施しています。これは午前中に検体採取すると当日中に証明書が交付されます。しかし実施できる検査件数には限りがあります(実費のPCR検査は1日5人以下を受験上限に設定している)
いずれにしても、今回のアンケート調査結果も踏まえた中で今後の対策をどうするか、根室市のさらなる積極的な施策推進が期待されます。
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