2020年1月19日(日)
衆議院総選挙を目標に、北海道第7区に市民と立憲野党の統一候補を擁立することをめざす「市民連合@くしろ・ねむろ」が結成のつどいを釧路市内で開催し、釧根各地から200名以上の方が参加されました。
元道議の西田昭紘氏の他、根室の織田忠弘氏、中標津の瀬波秀人氏など7名の方が「呼びかけ人共同代表」となり、結成されました。
①立憲主義の回復と安保法制の廃止、
②安倍政権下での憲法改正の阻止、
③個人の尊厳と基本的人権の尊重
という3点の基本理念を掲げ、市民と野党の共闘・協働を実現して、今後の各選挙で野党統一候補の当選を目指して活動することを目的としています。
呼びかけ人共同代表のあいさつとして宮田まどか氏は「くらし・雇用・平和や人権問題などに真摯に向き合う政治に変えていくため、みなさんの協力をお願いしたい」と述べていました。
また各政党からの連帯あいさつとして、立憲民主党から次期総選挙で道7区からの立候補を表明している篠田奈保子氏、
日本共産党から2017年の衆議院選挙で7区の野党統一候補としてたたかった石川明美氏の他、
社民党、新社会党の各野党から、政治を変えるために野党共闘の実現することが必要と訴えられました。
「市民連合@くしろ・ねむろ」結成のつどいの第2部では、作家・活動家の雨宮処凛氏が記念講演をおこないました。
雨宮氏は、相模原市の障がい者施設殺傷事件などヘイト(憎悪)が引き起こした近年の様々な事件を紹介しながら、
「社会保障を持続するために命の選別がされる」、生産性が突き詰められる中で、そうでない人の排除が進んでいる日本の社会の歪みを指摘します。
また自身が中学生時代にいじめをうけた経験やフリーターの貧困生活、右翼に入って活動をしていた経験を語りながら、
「失われた20年」の中で貧困や格差が進み、頑張っても報われない時代に、このような事件や極端な主張に賛同する人々が増え、精神的にも貧困な社会となっていると、警鐘を鳴らしていました。