2017年2月8日・9日
根室市議会の神忠志議員・鈴木一彦議員・久保田陽議員と一緒に市内の民間保育所と市立保育所をそれぞれ視察見学させていただきました
民間の社会福祉法人しらかば保育所は、今年3月に根室市内の別な場所に建て替え移転の工事をすすめています。移転後は定員も30名増の90名とする予定です
現在60名の定員ですが、今年は途中入所も多く現在82名のお子さんが通っているそうです
運営上の大きな課題として、保育士の人員確保が大変に厳しい状況にあることをお話されていました
これは根室市全体的に共通する課題で、翌日訪問した市立保育所でも同様の課題を述べられていました
根室市内に有資格者はいるものの、子育てや親の介護など家庭の事情で、仕事に復帰することがむずかしい状況もあるそうです
また、根室市出身の新卒でもそのまま札幌など都会で就職することが多く、根室に戻ってきて就職するケースが少ない状況だそうです
また、近年の状況としてアレルギーをもった子どもさんも多いとのことです
根室市では、市の栄養士がおやつの分までふくめて共通の献立をつくり(市立と民間で共通の献立)、各園で調理をおこなっていますが、当然アレルギーの子は除去食など対応を行います。中には0歳児からアレルギーをもった子どもさんいるそうです
さらに特別な支援を必要とするお子さんも、増えてきているとのことです
限られた人員の中で、こうした様々な対応を求められる保育所の状況について、あらためて教えていただきました
放課後児童教室でも同様ですが、少子化でも近年の社会状況から子育て支援施設へのニーズは高い状況です。しかし一方で、職員の人員確保が大変厳しい状態です
こうした人材確保のため市としても全体的な取り組みが必要なのではないかと、思いました
市立保育所にて。
築20年以上で、屋内運動場の床など施設も傷みが出てきているそうです
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新築移転前のしらかば保育園。
3月に移転オープンのため年長さんは、新しい施設で卒園式を迎えるそうです
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