2017年2月10日金曜日

市内の保育所を見学しました

2017年2月8日・9日

根室市議会の神忠志議員・鈴木一彦議員・久保田陽議員と一緒に市内の民間保育所と市立保育所をそれぞれ視察見学させていただきました

民間の社会福祉法人しらかば保育所は、今年3月に根室市内の別な場所に建て替え移転の工事をすすめています。移転後は定員も30名増の90名とする予定です
現在60名の定員ですが、今年は途中入所も多く現在82名のお子さんが通っているそうです
運営上の大きな課題として、保育士の人員確保が大変に厳しい状況にあることをお話されていました
これは根室市全体的に共通する課題で、翌日訪問した市立保育所でも同様の課題を述べられていました
根室市内に有資格者はいるものの、子育てや親の介護など家庭の事情で、仕事に復帰することがむずかしい状況もあるそうです
また、根室市出身の新卒でもそのまま札幌など都会で就職することが多く、根室に戻ってきて就職するケースが少ない状況だそうです

また、近年の状況としてアレルギーをもった子どもさんも多いとのことです
根室市では、市の栄養士がおやつの分までふくめて共通の献立をつくり(市立と民間で共通の献立)、各園で調理をおこなっていますが、当然アレルギーの子は除去食など対応を行います。中には0歳児からアレルギーをもった子どもさんいるそうです
さらに特別な支援を必要とするお子さんも、増えてきているとのことです
限られた人員の中で、こうした様々な対応を求められる保育所の状況について、あらためて教えていただきました

放課後児童教室でも同様ですが、少子化でも近年の社会状況から子育て支援施設へのニーズは高い状況です。しかし一方で、職員の人員確保が大変厳しい状態です
こうした人材確保のため市としても全体的な取り組みが必要なのではないかと、思いました

市立保育所にて。
築20年以上で、屋内運動場の床など施設も傷みが出てきているそうです
新築移転前のしらかば保育園。
3月に移転オープンのため年長さんは、新しい施設で卒園式を迎えるそうです

2017年2月8日水曜日

第39回 市町村議会議員研修会in東京 2日目

2017年2月7日
 
「第39回市町村議会議員研修会in東京」の2日目です
本日は2つの専科に分散して受講しました

専科Aでは、 服部メディカル研究所の服部万里子所長が
「介護保険・新総合事業を見据えた自治体の役割」をテーマに講演されました
服部氏は、
国が進める地域包括ケアの現状と自治体の役割では、
国の政策の方向性として医療から介護へ、 施設から在宅へ誘導するための法制度の現状や、
そうした流れの大きな一環である自治体の新総合事業の取り組み状況について、
そして介護保険の範囲を縮小する一方で、保険外のサービスを拡大し民間が請け負う問題について説明しながら、
お金のある一部の人しかサービスを買うことができなくなる、
既存の介護保険事業者がどんどん倒産している、
結果として介護を必要としているひとが受けられなくなる問題を指摘しました
また、こうした次々と行われる法制度改正に対して、
自治体など現場から問題点を意見としてしっかりとあげていくことが必要と言います
介護現場の人材不足は、資格を持っている人が少ないわけでなく、有資格者が介護福祉の仕事につかない状況
低賃金・非正規雇用が中心の介護で採用困難となっている根本原因は、まともな介護報酬が設定されていないことにある
医師や看護師などと同じように、介護分野でも職能団体がひとつにまとまって、報酬増など処遇改善を国に求めていく必要がある、と述べました

2017年2月7日火曜日

第39回 市町村議会議員研修会in東京 1日目

2017年2月6日

第39回市町村議会議員研修会in東京に参加してきました。自治会問題研究所が企画、㈱自治体研究社が主催する研修会で、東京の弘済会館で開催され、全国から市町村議員さんら158人が参加されていました。

1日目は記念講演

静岡大学人文社会科学部の川瀬憲子教授が「2017年度政府予算案と地方財政計画をめぐる焦点」をテーマに講演

山梨学園大学法学部の江藤俊昭教授が「住民自治の根幹としての議会を作動させる-議会改革の前史から本史へ-」をテーマに講演

川瀬教授は地方交付税の近年の大きな方向性として、「トップランナー方式」に見られるように、これまでの財源保障機能重視から、成果主義重視の転換を指摘

国が地方に代わって徴収する地方税と言える性質の地方の固有財源である地方交付税を、サービスの合理化や民間委託によって歳出を削減するために国が政策誘導に利用している問題をのべていました

江藤教授は、議会は住民自治の根幹という観点から、現在各地で進められている「議会改革」についてさらにバージョンアップさせ、議会改革を住民の福祉の向上にどう繋げるのか、合議体としていろいろな角度を議論し、住民への説明責任を果たす(単なる報告会ではなく、なぜそのような決定を行ったのか)

長野県飯田市や北海道栗山町の事例を紹介しながら、議会としての意思を示すこと、首長と政策競争を行うこと、「決算」を重視しそれを予算に反映させるための連続性を持たせた取り組み-議会からの政策サイクルの取り組みの重要性を述べました

2017年2月4日土曜日

「北方領土」問題に対する政府の外交姿勢を質す はたやま和也衆議院議員

2017年2月3日

この日行われた衆議院予算委員会で、日本共産党の畠山和也議員が「領土問題」について質問を行いました
今回の質問に先立って畠山議員は1月に根室を訪れ、元島民や行政より聞き取り調査を行っています
昨年12月の日ロ首脳会談の結果に対し、「原点の地」の声を国会で伝えていただきました

このほかにも、共同経済活動など様々な課題について、別な機会で改めて国会質問する予定とのことです

詳しくは、畠山和也議員のホームページへ(リンク先)




2017年2月1日水曜日

根室市議会 産業経済常任委員会 根室商工会議所青年部「創陽クラブ」さんと懇談

2017年1月31日

根室市議会の産業経済常任委員会(千葉委員長)は、根室商工会議所青年部「創陽クラブ」の方々と懇談をおこない、お互いの活動報告と、特に創陽クラブさんが実施している「ねむろ まるごとバザール」などの取り組みや、若手経済人からみたまちづくりのあり方について意見交換をおこないました

根室市議会では、議会基本条例にもとづき年1回以上の議会報告会を開催していますが、それとあわせて今年度から委員会活動の活性化の一環としてとして市民との積極的な意見交換を実施することとしています
今後、総務常任委員会、文教厚生常任委員会でも同様にテーマを決めて、意見交換の場を実施することになっています

今回、根室商工会議所青年部から、役員の方々5名が出席されました
説明によると根室商工会議青年部は平成1年に設立
現在、会員として58名が在籍されているそうです
毎月例会を行いながら、例えば今年度では経済人として葬儀のマナーを学んだり、漁業青年部など市内の青年団体との交流会を開催するなど、地域にねざした様々な活動を実施しているそうです
また、これまで「花咲ガニラーメン」の開発・販売、平成20年から東京や高松市での物産展の開催など各種事業を展開し、そして平成25年から根室港まつりとあわせて「ねむろまるごとバザール」を開催しています
ねむろまるごとバザールは、年々来場者が増加し、第4回目となる今年は3500人の来場者となったそうです
ブース参加店から出店料は得ているものの、運営は全て創陽クラブの手弁当で開催されており、限られた予算とマンパワーの中でも、創意工夫しながら、共通した理念をもって団結して取り組んでいる様子を聞かせていただきました(終了時には、感極まって泣き出してしまうメンバーの方もいるのだとか)

大変お忙しい中、ご参加くださいましてありがとうございました