2016年11月30日水曜日

「北方領土」問題に関する啓発事業

2016年11月30日(水)

根室市議会の北方領土対策特別委員会(永洞委員長)は、12月1日の「北方領土返還要求中央アピール行動」に合わせて国会を訪問し、衆議院と参議院の沖縄北方委員の議員と道内選出の議員に対して、領土問題に関する要請活動を行いました

11月18日に根室市議会で採択した決議文を持って、
翌日12月1日のアピール行動への出席要請と合わせて(こちらは国会会期が延長されたため委員会等から出席が難しい方も多い)、
お会いして懇談できた議員さんとは、
12月15日に予定されている日露首脳会談のことや根室の深刻な地域経済状況に対して、地域財源確保対策についても要請や意見交換をさせていただきました

また午後からは、民進党の野田幹事長を始め関係する民進党の議員たちと懇談の機会がありました
なかなかその場で具体的な政策について回答というのは難しい状況ですが、
特に北方基金を含めた北特法の問題は議員立法であり、国会議員の理解と行動が不可欠であり、今後とも積極的な働きかけが必要と感じました

2016年11月15日火曜日

道議会の北特委員会と懇談

2016年11月15日

北海道議会北方領土対策特別委員会(角谷委員長)が14日から根室入りし、元島民、1市4町および関係団体と懇談・意見交換を行い、15日はニホロで根室市議会の北方領土対策特別委員会(永洞委員長)と懇談を行いました

意見交換では、
  • 北方基金の運用益減少にともない、地域財源の確保に対して、北海道に配分されている地方交付税の北方領土の面積に相当する部分を、振興対策に充ててほしい
  • 12/1の返還要求中央アピール行動に、今年は道議会も休会としていることから、多くの道議会議員も参加してほしい
  • 第7期振興計画にあたって具現化が進んでいない。国への財源確保に道としても積極的に取り組むとともに、道独自の財源確保対策を
  • 重点施策をパッケージとしてしぼりこんでいたが、実際のところ7期計画でどのように進んでいるのかわからない。十分な検証が必要。
  • ビザなし訪問で、中間ラインを超えると、SNSなどすべての情報発信が禁止されている。若い人へはリアルタイムの情報発信が大切。エトピリカに衛星回線の設備を準備するなど、対策を研究するべき。
  • 基金運用益の減少で隣接地域は本当に来年どうなるか不安。100億の基金の取り崩して活用するべきという意見もある。
  • 基金を管理している道がしっかりとした方針を示すべき。
  • 知事は「四島一括」と言っているが、国は「四島の帰属の確認」としていることから、道も国に歩調をあわせて対応すべき。
  • 地域振興対策として根本的には北特法の改正に向けて、国会議員に対して道が前面にたった取り組みが必要。
など、様々な意見が交わされました。
また、お互いにこうした意見交換の機会を今後積極的につくっていくことの必要性を確認しました。

2016年11月7日月曜日

芽室町議会ICT推進計画 視察

2016年11月7日

根室市議会の議会運営委員会(佐藤敏三委員長)は、十勝の芽室町を訪れ、芽室町議会ICT推進計画やタブレットの活用について視察を行いました
参加したのは佐藤委員長、千葉副委員長、本田委員と橋本、そして議会事務局さんです
芽室町議会からは、柴田副議長と議会運営委員会の常通委員長、中野副委員長そして議会義務局長さん、次長さんからご説明をいただきました

芽室町議会は、早稲田大学マニフェスト研究所による議会改革度調査の町議会ランキングで2014年・2015年と第1位に輝いています
町議会HPの予定カレンダーで数えると11月はすでに私たち含め7回の視察予定が入っています

その議会改革の取り組みについては根室市議会では昨年、当時の芽室町議会の事務局長さんを講師に招いて講演をいただいています
今回は、今年5月から町議員全員にタブレット端末を支給するなど、ICT推進計画をもとに情報公開と住民参加を促進する取り組みについて学びました

タブレット端末導入の大きな目的の一つは議会関連事務の資源軽減化、合理化、効率化です
導入前と比較してこれまで使用していたペーパーの印刷物をおよそ6-7割削減してきており、またそれにともなう事務的な作業を大幅に軽減しています
一方の費用面では、システム導入経費や通信費など維持管理に要する費用が、印刷経費の削減分と相殺しても200万円程度増額になっています
しかしそうした費用増加分を必要なコストとして成果を住民に還元できる、住民の福祉向上に役立てられるという自信をのぞかせていました
実際に住民との意見交換会でスライドを使いながら説明できて「わかりやすい」と好評だったり、また8月の台風による災害時には現場の写真を撮影して情報を共有する等の活用もされているそうです

16人の議員さんと議会事務局さんが一体となって情熱をもってとりくむ様子をあらためて学ばせていただきました
ありがとうございました