2014年8月1日(金)
根室市と根室水産協会は、水産業講演会を開催しました
地方独立行政法人 北海道立総合研究機構水産研究本部
釧路水産試験場の稲川亮氏が
「今年のサンマ漁況・海況の見通し」 ~サンマ棒受け網漁業~
を、テーマに講演を行いました
今年、7月8日に解禁された小型サンマ流し網漁は
日本近海を北上するサンマの群れが少ないためか、
道東への水揚げが大変少なかったそうです
サンマ漁の動向は市中経済へ大きな影響があります
8月1日に、ロシア200カイリへ棒受け網の小型船が出漁し、
これから漁が本格化しますが、その動向が注目されます
釧路水試の稲川氏は、
東北区水産研究所など各機関の調査結果や
水産庁の「平成26年度の北西太平洋サンマ長期漁海況予報」をもとに、
今年度のサンマ棒受け網漁業の見通しについて説明しました
それによると、
〇 調査では東経155°以西の漁獲が少なかった。
例年このような調査の場合は、日本近海への来遊が遅くなる傾向にある
〇 来遊量は、前年を上回る
〇 魚体は、大型魚の割合が高いが、漁期の終盤には中小型が増える
〇 サンマは15℃付近の表面水温に魚群が多くみられるが、
択捉等から東の海域に広範囲に水温域が予測され、魚群も広範囲に分散する
とのことでした。
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