2024年8月5日
一般社団法人漁業情報サービスセンター主催の水産業講演会「水産関係者との意見交換会」がベルクラッシック根室で開催されました。
サンマやマイワシ、サバの海況・漁況予報や資源の見通し等について、市内水産関係者等に解説されました。
根室の経済を支えるサンマは不漁が続き、昨年度の全国の水揚量は2万4433tだったそうです。
過去最低だった前の年より回復しましたが、依然として低水準が続いています。
過去2008年には34万3225tが記録されています。
今年は8月10日に一斉解禁となりますが、今後の見通しはどうなるのでしょうか。
水産研究・教育機構 水産資源研究所の宮本氏は
「2024年度サンマ長期漁海況予報」について、6-7月に実施した調査結果から、今年の漁期の来遊量は海洋環境等の状況もあり昨年と同様の低水準となることや、
8月~9月は公海に漁場が形成され、10月には道東海域や北方四島周辺および隣接する公海に来遊し、漁況は一時的に上向くという見通しを説明されていました。
このほか、同研究所の由上氏は
「マイワシ・マサバの資源動向」について、マイワシの資源量は2020年以降は横ばい、マサバについては日本のみならず中ロでも漁獲が減少に転じており、資源量は減少傾向にあることを解説されていました。
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