根室市議会の総務常任委員会(壺田委員長)と文教厚生常任員会(鈴木委員長)は根室市より、子ども向け屋内遊戯施設「仮称・ふるさと遊びの広場」の基本計画案について説明を受けました。
基本計画案では「仮称・ふるさと遊びの広場」は、市総合運動公園にある屋外遊具の南側に建設する予定としています。
今年度中に基本設計まで進め、来年度以降に測量や実施設計を予定市営ます。
概算の事業費は約4億5610万円です。
施設整備の基本方針
(1) 誰もが使える空間の創出
(2) 安全な空間の確保
(3) 自由な遊びの創出
(4) 気軽に利用できる施設運営
基本計画案では上記の基本方針のもと、乳幼児も安全に利用できるよう自然な形で空間を隔てたり、親子が一緒に遊べる場所等が構想されています。
また利用者が気軽に安全に利用できるよう、管理者を常駐することや、利用料を無料にすることが示されています。
建設場所では明治公園も候補でしたが、樹木伐採や敷地の増勢が必要なこと、また駐車場台数が不足する懸念があるため、基本計画では、運動公園を建設予定地としています。
一方で、運動公園は津波などの水害の浸水区域となっているため、建物を浸水予測にもとづいて、標高が7㍍ほどになるよう嵩上げして建設し、床上浸水を防ぐ計画となっています。
今後はパブリックコメントを経て、引き続き教育関係者や保護者らが参画する「検討委員会」のなかでも議論が進められていくことになっているそうです。
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建設予定地は運動公園ということで、改めて津波などの災害時にどのような形で避難することが有効か、公園内施設全体の中でしっかりと検証する必要があります。
また、管理者を常駐するということですが、子育てのことで、来所持に保護者が気軽に相談・支援ができるような人の配置についても検討していくことが必要ではないでしょうか。